アーユーボワン！
昨日の夕方、コロンボ中心部ヴィハーラ・マハー・デーウィ公園近辺の様子。
デモ、やってました。ピースフルでした。
スリランカ経済危機と混乱
国内各地でデモが続く
＊SNS上の情報もあり、真偽や詳細が不明のものもあります。
コロンボ中心部、コルピティヤ。
東部バッティカロア。
中部クルネーガラ。
100人以上規模の抗議デモ開催地。
今日の抗議デモ日程。
政治の動き
大統領は、
国際通貨基金（IMF） による支援プログラムなどの
国際機関との協力や持続可能な債務構築への助言のため、
高名な専門家3名をアドバイザリーグループに任命。
・クーマラスワミィ 元中央銀行総裁
・デヴァラジャン 元世界銀行チーフエコノミスト
・クーレイ 元IMF高官
国会はスリランカが直面する現状を討議。
冒頭でアベイワルダナ国会議長は、
「歴史上最悪の経済危機に直面しているが、始まりに過ぎない。
ガスや燃料の不足に加え、深刻な食糧危機が懸念される。
そうなるかある程度回避できるか、来週以降の行動にかかっている」と述べた。
フェルナンド高速道路大臣は国会で、
「大統領はいかなる状況下でも辞任しない」と発言。
野党 SJB はこれに反発。
大統領の辞任を求めるスローガンを叫び、
“Gota, Go Home!” と書かれたプラカードを掲げた。
ある国民のツイート。
今日の国会。
・誰も停電の解決を議論しない
・誰も7月支払いの国際ソブリン債10億米ドルを議論しない
・誰も燃料危機の解決を議論しない
・誰も18.7%のインフレを議論しない
議論したのは、
・国会議員がどれだけ安全ではないか
・抗議デモは仕組まれた陰謀だ
いつもの泥仕合
「スリランカのポリティカルニュース」に続きます〜
＊世界各国メディアでの報道をご紹介しています。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者：662,342人（前日比 126人増）
死者：16,486人（前日比 1人増）
スリランカのビジネスニュース
アジア開発銀行（ADB）は「アジア経済見通し」を発表。
【リンク】Asian Development Outlook (ADO) 2022
スリランカのGDP成長率予測を、
2022年は2.4%まで落ち込み、
2023年はこれをわずかに上回る2.5%と発表。
「過剰債務、多額の対外資金需要、エネルギー不足、高インフレが成長を妨げている。
マクロ経済の安定と債務の持続可能性の回復への早急な対策極めて重要」と指摘。
プラス成長にはなるんだ、と妙な感心。
伸びる要素が見えないっす。。。
格付け機関 Moody’s Investors Service は声明で、
相次ぐ閣僚や高官の辞任により、
通貨危機と必需品の不足、債務返済に苦しむなかで
スリランカは政策の不確実性が高まっていると発表。
4月7日（木）の計画停電、日中夜間合わせて6時間30分。
医師の労働組合幹部によると、
国営病院で必要とされる医薬品や医療機器が不足、
重大な医療保険危機を招く恐れがある。
医薬品の80％を輸入に頼るなか、外貨不足で必須医薬品が不足。
多くの病院での在庫が2週間程度になっており、
緊急かつ真に必要な時のみに医薬品の使用を制限せざるを得ない。
お次は医療危機。
病気やら交通事故やらを喰らうと、必要な治療受けられないのか。
なかなかリスキー。
スリランカのポリティカルニュース
「パンドラ文書」で租税回避地での資産隠しを報じられた
ニルパマ・ラージャパクサ元水供給・排水副大臣（元国家議員）が
ドバイ行きの航空便で出国。
【参考】2021年10月5日のニュース
お名前のとおりラージャパクサ一族。
なぜか1.6億米ドルの資産あるらしい。
あのバカ息子のところへ行くのか？
【参考】2022年3月11日のニュース
新年を前に、出国する政治家近辺の人の報道がちらほら。
休暇？逃亡？
世界の有力紙で毎日報道。
こんな量のスリランカ報道は未経験。多すぎて読むのがメンドくさい。別ページで紹介しているものもありますので、リンクをどうぞ。
日経。経済影響を網羅した記事。
ロイター日本語版、動画ニュース。訳がちょっと。。。
ファイナンシャル・タイムズ、今年のルピー下落、世界最大級。
リンク：【Financial Times 報道】スリランカ、経済崩壊で通貨が世界最悪水準に急落
ブルームバーグ日本語版、債務返済とデフォルト危機。
スリランカの経済危機に端を発するデモの拡大を
「アラブの春」に重ねる報道。
また、国際通貨基金（IMF） による救済への
国民の反応を懸念する指摘も。
リンク：【CNBC 報道】スリランカ危機「アラブの春」に似る
産経。なんだこの記事、「親中」と言いたいだけでムチャクチャ。
人生にはムダも必要、な情報（今日のムダ）
平成か、これ。
ストゥティ！ （ありがとう！）
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