アーユーボワン!
昨日日中、でしょうか、
コロンボ・ベースラインロードでお車がファイヤー。
あの道路でこんなことになったら、
とんでもない渋滞だっただろうなぁ。。。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者:660,797人(前日比 164人増)
死者:16,454人(前日比 2人増)
スリランカのビジネスニュース
国際通貨基金(IMF) はスリランカの経済レポートを発表。
「マクロ経済の安定と債務の持続可能性を回復するための
信頼できる首尾一貫した戦略を実施する一方で、
脆弱層を保護し対象を絞った社会的セーフティネットを
通じて貧困を削減することが急務」。
なげぇ、、、100ページ近くある。。。
【サマリー】
<背景>
・コロナ危機が経済に深刻な打撃を与え、観光収入の損失を招き、複数回の厳しいロックダウンを余儀なくされた。
・コロナ危機前の減税とコロナウィルス感染拡大の影響により、2020年と21年に財政赤字がGDPの10%を超え、公的債務は2021年にGDPの119%まで急増。
・2020年に国際資本市場へのアクセスを失い、外貨準備高の危機的な低水準への低下と中央銀行による政府への大規模な直接融資を促した。
・対外債務の返済と経常赤字の拡大により外貨が不足する一方、21年4月から公式為替レートが事実上固定化された。
・インフレ率は上昇傾向。金融緩和政策のもと、輸入インフレ、供給ショック、国内需要の影響から、21年12月には2桁に達している。
<見通し>
・スリランカは国際収支と国際ソブリン債(ISB)による複合的な危機が始まっている。
スタッフの見解では、公的債務は持続不可能、外貨準備高は危機的に低く短期的な債務返済のカバーにも不十分。当局による新たな外貨調達の努力は、短期的には息をつくことができるかもしれないが、22年以降の多額の債務返済を満たすことができるかは不明。
・コロナワクチン接種拡大により観光業の見通しは改善されたが、マクロ経済の不均衡の深刻化、外貨不足、非必需品の輸入停止により、短中期の成長見通しは曇ったまま。
・多額の公的債務負担は、金融政策と為替政策を財政上の要求に従属させ、中央銀行が物価安定を追求する妨げとなり続けている。
<提言>
マクロ経済安定と債務の持続可能性の回復には、短中期の両方をカバーする信頼できる首尾一貫した戦略の実施が必要。具体的な措置を伴う包括的な一連の政策を推奨する。
・歳入に基づく大幅な財政再建
税率引上げと徴税基盤拡大を通じた付加価値税・所得税の強化に改革の焦点を当てるべき。
財政改善には、赤字の国営企業による財政リスクを軽減するエネルギー価格改革が必要。
財政ルールの見直しなどの制度構築改革が信頼性の確保に役立つ。
・債務の持続可能性を回復する包括的戦略の策定
・最近のインフレ高騰を一時的なものとするよう短期的な金融引締め
財務省と緊密に連携し、中央銀行の多額の短期国債保有を徐々に解消する対策を継続すべき
・市場が決定する柔軟な為替レートの段階的な回復
為替レートの無秩序な動きを避けるため、慎重に順序立てて移行し、包括的なマクロ経済調整パッケージの一部として実施すべき
・社会的セーフティネットの強化
マクロ経済調整による脆弱層への悪影響緩和のため、支出増、適用拡大、対象を改善
・当局による迅速かつ広範な対策により、コロナ危機の金融セクターへの影響は緩和された。
しかし、過剰な公的債務、財政と貧困層の継続的な資金不足は重大な金融安定リスクをもたらし、信頼性が高く首尾一貫したマクロ経済戦略の必要性を浮き彫りにしている。
金融セクターの安定性の維持に、中央銀行は返済モラトリアム中のローンを引き続き注意深く監視し、ストレステストを通じて脆弱性を特定する必要がある。新銀行法の採択は、中央銀行の規制権限を拡大し、破綻処理の枠組みの改善に役立つだろう。
・女性の労働参加率の向上、若年層の失業率の低下、貿易の自由化、広範で一貫性のある投資促進戦略の策定、価格統制と国営企業改革など、成長を促進する構造改革への新たな取組みが必要。
ガバナンスを強化し、腐敗の脆弱性を軽減する努力を継続すべき。
昨日このリンクを発見してしまい、
チラッと開いたら100ページって。。。見なかったことにしようかとも思いましたが、最初の方にあった「キーノート」のページだけ。
基本は「増税と金融引締め」を進めそうです。
短期的には痛みを伴うことになり、
人気取りのバラマキ政治が染み付いたスリランカで続けられるか?
これまでのIMFのサポートも途中でやめてますしね。
合わせて構造改革で国民の信頼を得ないといけない、と。
特に歳出の元凶の国有企業改革、どこまでいけるか。
中央銀行はコメントを発表。
「政策の詳細な分析を政府に提供し、政府と緊密な対話を継続している。
財務省と中央銀行はすでにいくつかの政策調整を行っている。
政府はIMFとの緊密な連携を模索しており、
中央銀行はこれに協力する用意がある」
3月27日(日)の計画停電、
日中夜間合わせて2時間〜3時間30分。
エネルギー省によると、
ケラワラピティヤとケラニティッサ発電所に、
発電用燃料5,800トンが供給された。
何日分の発電をカバーできるんですかね?
「10時間停電に 3,000点」
と調子に乗りましたが、
回避してくれると良いなぁ。
でも期待できんよなぁ。
だって、、、↓↓↓
昨日3月26日(金)夜、コロンボ・ポートシティで、
初となるエレクトロ・ダンス・ミュージック(EDM)フェス開催。
入場チケットはダフ屋で
5〜8万ルピー(約2.3〜3.6万円)で売られたらしい一方、
「電気ないんちゃうんかい」のツッコミ多数。
音楽も娯楽も大事だし素晴らしいと思うんですが、やっぱ、、、昨日の夜も停電してるとこあるんでしょ。。。
「バカなの???」
と思ってしまうんですよ。。。
こうやって↓世界で報じられていますし。
世界の有力紙でもスリランカ経済危機を報じる記事が続いています。
別ページで紹介してみましたので、リンクをどうぞ。
NY Times のこちら↓の記事、
国民生活の現状、専門家の見方、歴史などに触れています。
長い記事ですが読み物として。
リンク:【NY Times 報道】スリランカ経済「どん底」に、大統領にプレッシャー
お次、中東の Al Jazeera。
紙の不足を切り口に、経済危機の深刻さを報道。
経緯や影響の部分、ちょっと違うかな、と思う内容もありますが。
リンク:【Al Jazeera 報道】経済危機の悪化でスリランカ各紙が新聞用紙不足に
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
オレ、ヅラとかに走らなくてよかった。
ストゥティ! (ありがとう!)
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