アーユーボワン!
続・南アジアあるある。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者:657,723人(前日比 288人増)
死者:16,422人(前日比 3人増)
スリランカのビジネスニュース
3月18日(金)、外国為替市場、
1米ドル=275ルピー前後の取引に。
中央銀行の指標レートは 267.87ルピー、
商業銀行は 265/275ルピーで取引。
3月14日(月)〜 18日(金)の週、コロンボ株式市場(CSE) は下落。
株式指数(ASPI)は 10,353.83。前日比 1.3%⤴️、前週末比 3.1%⤵️。
投資家心理は弱気なままも、
国際通貨基金(IMF) との協議決定、インドからの融資枠合意などで 18日(金)は上昇。
2022年2月、月間の紅茶収穫量は1,816万kg。
前年同月比で20%近い減少。
2009年に1,280万kgを記録して以来の最低収穫量。
政府による化学肥料と農薬の使用禁止の影響、
外貨不足による輸入肥料の入手困難が原因。
2021年年間の紅茶生産量が約3億kg。
【参考】2022年1月23日のニュース
月間で計算すると約2,500万kg。
確かに少ないですね。
貴重な輸出作物。
この生産量減がもし一過性でなかった場合、
外貨不足の影響が輸出⤵️も引き起こしていることに。
3月19日(土)の計画停電、
日中夜間合わせて3時間〜3時間45分。
LPガス(LPG)供給大手 国営 Litro Gas Lanka Ltd 幹部は、
18日(金)にLPGが港に陸揚げされることから、
同日以降に供給が不足している調理用ガスを販売すると述べた。
インド系石油企業 Lanka IOC PLC (LIOC) と
国営 Ceylon Petroleum Corporation (CPC) の広報担当者は、
燃料在庫について、ガソリンはあるが軽油はなく、
少なくとも21日(月)までは不足が続くと述べた。
一方で、、、
燃料4,200万ドル相当がコロンボ港で滞留中。
信用状(L/C)は開設されたが政府が外貨を提供できず、
支払いを待って荷降しをできずに5日が経過。
昨日の報道ですけど、
輸入受取はできたんかな?
「◯日に大丈夫」
がまったく信用できない今日この頃。
同 Litro Gas Lanka Ltd 幹部は、
LPG国際価格の高騰と急激なルピー安により、
現在の販売価格では3か月で会社が倒産すると述べ、
家庭用ガスボンベ(12.5kg)を 2,000ルピー(約900円)値上げすべきと主張。
国際価格高騰により現行価格では月に2億ルピー(約9,000億円)の損失が発生するという。
去年10月に値上げした価格↓。
【参考】2021年10月11日のニュース
こっからさらに倍近くなる可能性があるんか?
こんなモン、買えんやろ。。。
薪だな、薪。
でこれ↓か。
泣きっ面に蜂。インフラ崩壊。
昨晩18日(金)夜から、
コロンボ南部で突然の24時間の断水。
水道管の故障が原因。
日本政府は、コロナ対策用医療機器と個人防護具(PPE)を
西部州アウィサベラ県総合病院に支援。
JICAから 2,200万ルピー(約990万円)相当を供与。
コロンボ・ポートシティ経済委員会のウィクラマスリヤ事務局長は、
ポートシティへの投資誘致の最大のターゲットはインドであり、
ポートシティがインド企業に大きな事業機会を提供すると述べた。
在中国スリランカ大使館は、
「中国宝武鋼鉄集団が南部ハンバントータでの投資可能性について調査を開始する。
10億米ドル規模のプロジェクトにつながる可能性がある」と発表。
同社は粗鋼生産量世界第1位を誇る。
スリランカのポリティカルニュース
野党 JVP に所属する社会主義青年連合は、大統領府前で抗議デモを開催。
参加者が大統領府に入ろうとして一時緊迫した状況になったと報告。
ブルームバーグ報道。
「権力を握ったラージャパクサ4兄弟は、いかにして島国を潰したか」
・ラージャパクサ一族はタミルの反乱を打ち負かしたが、わずか2年余りの間に経済危機を自ら作り出した。人口2,200万人のスリランカは、過去10年で最悪の経済的混乱に直面している。コメや紅茶などの収穫量を激減させた肥料禁止令や人道的緊急事態となった外貨危機への対処失敗。
・これまでインドと中国の二大支持国の援助に頼り、広範な国際的援助を頑なに拒んできたこの国は、デフォルト寸前の状態にある。
・15日(火)、1万人以上の野党支持者が大統領府の前に集まり、抗議デモで大統領の辞任を求めた。
電気、燃料、食料、医薬品が不足し、日雇い労働者から事業者まで全国民に現実の痛みをもたらしている。インフレ率はアジア最悪の15%に高騰。
・2019年11月の大統領選挙で政権を獲得したゴタバヤは兄のマヒンダを首相に任命。
マヒンダが大統領に在任中、ゴタバヤは国防長官として、2009年に内戦を終わらせた。ゴタバヤには拷問、レイプ、超法規的処刑、タミル人分離主義者やジャーナリスト、野党議員の拉致暗殺などの疑惑が持たれ、数千人が死亡・行方不明となった。ゴタバヤはすべて否定している。
・2021年7月にはもう一人の弟、バシルが財務大臣に就任。アメリカ・スリランカ国籍であるバシルの国会入りは、二重国籍を禁止する憲法規定から物議を醸したが、政府はこれを撤廃。
・長兄のチャマルは閣僚、その長男は閣外大臣。
・首相の息子も1人は閣僚、もう1人は側近、甥は国会議員。
・ある試算によると、公的予算の約75%がラージャパクサ家の閣僚の所掌下にある。まさに王朝政治である。
・ラージャパクサ兄弟が IMF への支援要請への抵抗を和らげるほど状況は悪い。スリランカ政府は21日(月)にIMFとの協議を開始、4月初めまでに政策案を提示する可能性がある。
・政府当局は最近、IMF条件への期待に沿い、ルピー安と金利上昇を容認。
一方で専門家は、
「債務再編が最優先であり、金利引上げやルピー切下げはその次に行うべきだった。スリランカが直面する危機は前代未聞で、内戦中すら経験していない事態。
外貨準備高は、2022年中の70億米ドルの債務返済に対して、約20億米ドル。デフォルトあと3か月、いやもっと短いかもしれない」と言う。
・別の専門家は、
「政府に具体的解決策を明示するよう求める声が高まっている。痛みを伴わない解決策はなく、経済は良くなる前に厳しくなる。
すべては2007年に政府が行った資本市場からの資金調達から始まった。債務の割合は、中国からの10%に対し、資本市場からは38%。インドと中国からの融資で補完しつつ、IMFへのアプローチが現在では最良の選択」と述べる。
・ゴタバヤは、今スリランカが必要とする統一の人物ではない。しかし、国会で与党が 2/3 の多数を占め、選挙は2024年までない。野党の抗議が一族の権力支配を緩めることはないだろう。
その一族の後継の首相の息子、
モルディブの海をチョーエンジョイ。
真偽は不明なんですけど、なんつーか。。。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
急転。気をつけよう。
ストゥティ! (ありがとう!)
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