経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年11月19日

アーユーボワン!

お久しブリーフ。
訳あってしばし不定期更新が続く予定の弊ブログです。

昨日11月18日(木)は首相のバースデー。
おめでとうございます。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者554,459人(前々日比 2,185人増)
死者:14,072人(前日比 56人増)

ジャヤスマナ医薬品生産・供給・規制担当大臣は、
コロナワクチンを接種済の60歳以上の人を対象に3回目の接種を行うと発表。

スリランカのビジネスニュース

11月16日(火)、
水越 英明 新駐スリランカ日本大使が大統領に信任状を捧呈。

11月17日(水)、
首相と水越新大使は、日本政府支援による「キャンディ市下水道整備事業」で
キャンディ市に建設された下水処理施設の開所式にオンラインで出席。

首相は、現在は一部地域に限られる下水道管理システムを将来的には国内主要都市すべてに建設すると述べた。
【リンク】在スリランカ日本大使館プレスリリース:
キャンディ市下水道整備事業における下水処理施設開所式

Kida
Kida

新大使のご着任。ようこそ!

後ろに坂本さんいるやん、と思ったらこちらの記事↓。JICA南アジア部長さま。

11月16日(火)、坂本 JICA 南アジア部長は大統領に、
スリランカの社会経済開発ニーズを支援する用意があると述べた。

大統領は、自身が都市開発長官を務めていた際にJICAと多くの開発事業で協力したと振り返り、
農業、技能開発、保健、灌漑の分野でJICAの支援を期待していると述べた。

中央銀行は、2021年10月の購買担当者景気指数(PMI)を発表。

【概要と詳細はこちら↓のリンクをクリック!】
中央銀行発表 〜 購買担当者景気指数(PMI)(2021年10月)

ガマンピラ・エネルギー大臣は、
閣議において 国際通貨基金(IMF)への支援要請の是非を議論したと述べた。

同大臣によれば、支援要請の長所と短所を深く議論したが決定はされていない。

Kida
Kida

カブラール中央銀行総裁が政府閣僚時代から頑なに否定しているIMF支援。
こんな記事が出るということは、、、路線変更ですかねぇ。
こんなの↓だものねぇ。

調査機関 保健政策研究所(Institute for Health Policy:IHP)によると、
スリランカ人の4人に1人が国外への移住を希望。
特に若者と高学歴者は2人に1人が移住を希望している。

・調査によると、2019年大統領選挙で現大統領に投票した人の多くが幻滅しており、多くが現大統領には再び投票したくないと回答したが、他の政党を支持してはいない。
・特に学位取得者と高収入者にこの意見が強く、経済への悲観と政府のコロナ対策への不満が「幻滅」の主要因。

国内のガソリンスタンドでガソリンと軽油を求める長い列。

外貨危機のなか、政府は輸入制限に加え製油所操業の50日間停止を発表している。
【参考】2021年11月16日のニュース

製菓業界関係者は、
ルピー安と外貨不足による製造コストの高騰と原材料供給の制約から、生産拠点の国外への移転を検討していると述べる。

【同関係者の発言】
・輸出向けの受注はあるが、この半年で原材料価格が10〜20%上昇し、国際市場での価格競争力を保つことが非常に難しい。より安い企業が多くあり、価格の再交渉もできない。
銀行は外貨を融通できず、港に到着した原材料の受取りが遅れている。港で通常の15〜20日は遅れ、その間の超過保管料など追加コストが発生、負担しなければならない。
・政府はこれを当然のことと考えているよう。最後の希望だった2022年度予算でも政策の方向性が示されなかった。
マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、バングラデシュでの工場設立を検討。
 これらの市場でも価格は上昇しているが、スリランカに比べればはるかに低く、政策の一貫性がある。スリランカほど価格や供給制約を受けずに原材料を入手できる。
・スリランカ製の菓子類は、今では TescoLuluWalmart などの世界の大手スーパーで販売され、50か国以上に輸出している。
輸出メーカーが国外に移転すれば55万人の雇用が失われる。
・スリランカのビジネス状況は明らかに好ましいものではない。わずかに残る輸出産業の保護に積極的な対策を取らなければ、経済はさらに悪化する。

Kida
Kida

🇱🇰人も🇱🇰企業も🇱🇰から逃げ出したい。離れる動きが表面化。
そんな国に外国投資をどう呼ぶのか。。。

「他国市場でも価格は上昇しているがスリランカに比べればはるかに低く、政策の一貫性がある」
「スリランカのビジネス状況は明らかに好ましいものではない」

政府が問題を直視して真面目に取り組まないと、崖っぷちかも。
一方でIHSの調査からは、代わりになる政党もない、という現実も。選択肢が国民にないなぁ。

アルコール製造販売大手 Distilleries Company of Sri Lanka PLC は、2021年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。
8月後半からのロックダウンの影響から販売が減少。

連結売上高: 前年同期比 19%減の 207.8億ルピー(約103.9億円)
税引前利益: 前年同期比 5%減の 41.8億ルピー(約20.9億円)

建設大手 Access Engineering PLC は、2021年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。
住宅や道路、空港での建設事業のほか、政府が主導する高速道路や地方農村道路の建設推進によりアスファルトや生コンクリートなど建設資材の販売が拡大。

連結売上高: 前年同期比 42%増の 90.9億ルピー(約45.5億円)
税引前利益: 前年同期比 23%増の 7.5億ルピー(約3.8億円)

スリランカのポリティカルニュース

11月16日(火)、野党 SJB は
コロンボ市内をデモ行進、ゴールフェイスグリーン前交差点で集会を開催。

プレマダーサ党首は、
生活費の高騰や生活必需品の不足など国民が直面する苦しみを解決する準備ができていると述べ、
新政府樹立に準備をするよう呼びかけた。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

怖すぎるやろ。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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