経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年11月3日

アーユーボワン!

サーファーの憧れ、スリランカ🇱🇰。
ウインドサーフィンにも良いらしいっす。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者542,212人(前日比 573人増)
死者:13,770人(前日比 10人増)

スリランカのビジネスニュース

バシル・ラージャパクサ財務大臣は、2022年度予算について、
「国民に与えるにせよ、国民から何かを取り上げなければならないかもしれない。

国民のニーズが自分と財務省の最大の関心事であり、それを満たすコンセプトは持っており、勇気ある決断をする」と述べた。

記者から、予算で国民にどのような救済措置を取るのかと尋ねられての回答。
同大臣は就任直後、「不人気で不愉快な決定をしなければならないかもしれない」と述べていた。
【参考】2021年7月9日のニュース

同財務大臣は、スリランカ国内で活動する多国籍企業幹部との討論会に出席。
企業からの信頼を高め、直面する問題を解決しつつ外国投資拡大と経済成長のために企業側からの提言を検討すると約束。

・農業、製造業、銀行保険、テクノロジー、貿易サービスなどの分野の多国籍企業が参加。日本企業からは伊藤忠商事が出席。
・企業側からは、政策の一貫性、有機農業移行に向けた肥料最小化への科学的政策と基本計画の必要性、輸出作物栽培地の迅速な承認、スリランカ製品の世界市場と国内市場へのアクセス強化、価格への政府介入の減少などを提言。
・同大臣は、
「増減税に様々な提言があるが、政府は財政政策の一貫性の確保を重視。コロナ危機後の課題に対応するため歳入増を目指す新税は一時的なもの。
 どの国にも有利不利にならず、課題を検討して最善の利益となる決断を下す」
と説明。

ジャヤスンダラ大統領府長官は、
来週提示される2022年度予算は、これまでの慣習にない新しいビジョンと計画を持つと確信していると述べた。

【同長官の発言】
・歳入を得るには、財やサービスの生産量を増やす必要があり、そのための収入増加政策が予算案に盛り込まれる。農業経済を向上させる必要があり、そのためのインフラ整備が優先事項。
経済再生は既存モデルによらず、グリーン経済、再エネ、情報技術、デジタルガバナンスの分野を優先。
・コロナ危機が世界とスリランカの経済にダメージを与えるなか、公務員への給与は減らされることなく支払われている。
・世界のサプライチェーンも混乱し、国内生産を強化し、適切な流通手段を構築する必要がある。

・アティガレ財務長官は、財政赤字拡大の継続は国の利益にならず、予算では赤字縮小に重点を置くと述べた。

Kida
Kida

来週、来年度予算案の提示。
「これまでにない予算案」でどんなものが出てくるか。

財務大臣の口ぶりだと、支出カットにも手を出すように読めますが、それをやらないのが🇱🇰。
こうやって報道を追っているだけでも、政府や国営企業の職員の給与に手をつけるのが最初、とは思いますが、果たして。
「収入増」が増税を指すのか、上げ潮的に「この分野を重点化」だけで終わるのか。

次回大統領選挙まで、つまり2024年までの長期の経済運営の基礎になる位置付けの予算案、どんなメッセージと実効性を出せるか、注視。

政府は、「電力産業一般政策ガイドライン」を閣議決定。
2030年までに国内電力の70%を再エネで賄うこと、石炭発電所の新規建設の見送り、2050年までのカーボンニュートラル化を決定。

このガイドラインに基づき、国営 セイロン電力公社(CEB)が2022〜41年の長期発電計画を策定する。

今日11月3日(水)、CEB労働組合は、
アメリカ New Fortress Energy Inc (NFE) へのユガダナビ発電所と液化天然ガス(LNG)プラント売却の決定に反対するデモ活動を実施する予定。

労働組合は当初、停電やストライキも辞さないと警告していたが、
重要サービスは継続すると表明、抗議行動にとどめるとした。
【参考】2021年10月29日のニュース

LPガス(LPG)を供給する 国営 Litro Gas Lanka Ltd と LAUGFS Gas PLC の2社とも、
輸入するLPGへの支払いに必要な米ドルが国内銀行から入手できず、国内販売店にLPGを供給できていない。

Litro Gas 社は、LPG船はすでに入港しているが支払いをできていないと述べる。

11月2日(火)、短期国債オークション実施。
660億ルピー(約330億円)を募集、全額落札も売却のほぼ全額が3か月もの。

<利回り>
3か月もの:8.18%
6か月もの:8.21%
12か月もの:8.26%

コングロマリット John Keells Holdings (JKH) PLC が2021年第二四半期(7〜9月)決算を発表。

コロナウィルス感染拡大による6週間のロックダウンの影響を受けたが、消費者向け食品とスーパーマーケット事業を除く各部門で前年同期比で収益性が大幅に向上。
特に不動産部門は、スリランカ最大の民間投資複合開発 Cinnamon Life(シナモンライフ)の住居棟販売利益が計上され、税引前利益が赤字から12.6億ルピー(約6.3億円)のプラスとなり、利益を大きく押し上げた。

連結売上高: 前年同期比53%増の492.7億ルピー(約232.8億円)
税引前利益: 前年同期比346%増の28.3億ルピー(約7.9億円)

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

最重要施設。

ストゥティ! (ありがとう!)

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