経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年11月2日

アーユーボワン!

キターッ!
待機日数 3日なら、往来がだいぶ増えそうですねぇ。
早けりゃ来週から、って報道も。

外国駐在日本人の一時帰国はまだ対象外と読めますが、近づいてはきていそう。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者541,639人(前日比 566人増)
死者:13,760人(前日比 17人増)

コロナワクチンの接種は、10月末時点で、
1回目を1,556万人が、2回目を1,346万人が完了。
20歳以上の92.1%が2回目の接種を終えた。

16〜19歳への接種も開始されたほか、3回目ブースターの投与も393人に行われている。

スリランカのビジネスニュース

2021年10月、スリランカへの観光客数は 22,771人。
前月の13,547人から+68%で、コロナ危機後最多となった。
2021年1〜10月の累計は 60,695人。

【内訳】
インド:8,406人
イギリス:2,241人
パキスタン:2,042人
ロシア:1,328人
ドイツ:1,196人

Kida
Kida

目標の月25万人はまだ先、ですが、
月数千人が当たり前だった数か月前からだいぶ増え、戻りつつあるんですね。

大統領は、第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で、
スリランカ政府が開催したサイドイベントで演説。
批判や資源課題に直面するなかで持続可能な開発成長にコミットしていると述べた。

【大統領の発言】
・私の政府は持続可能性を重視。自然に逆らわない新たな農業革命が必要とされ、現代の科学技術と方法を活用し、人間は環境に逆らうのではなく環境と共存すべき。
スリランカの農業では何十年もの間、慢性腎臓病が深刻な問題となっている。化学肥料の使用過多が大きく影響しており、政府は、化学肥料輸入を減らす確固たる対策を取る一方、有機農業を強く奨励。
・この政策は広く評価される一方、批判や抵抗もある。化学肥料のロビー団体に加え、収穫量増加の安易な手段として肥料の使い過ぎに慣れてしまった農家も抵抗している。
 スリランカの豊かな農業の伝統を考えると、これは特に残念なこと。

・スリランカの先進的な政策は発展途上国が直面する資源制約のなかで進められているが、コロナ禍のパンデミックからどの発展途上国にも困難となっている。先進国が、開発援助、技術移転、技能開発、投資、資金援助などを通じて最大限に支援するよう期待。
企業も大きな役割を果たし、持続可能性への投資には大きなリターンがある。
・現代を生きる我々全員が、未来世代の地球を守っている。全員が一体感と善意の精神でこれを行えば、人類とこの地球に良い変化をもたらすと確信している。

Kida
Kida

環境の国際会議の場でアピール。世界がどう評価するか。

理想と実現可能性のバランス、なんで、初めから「ムリ」と反対するのはアカンのですが、現実的にも考えるべきで、
短中長期の計画で、化学肥料の使い方改善とか「何割有機にする」の目標、とかになっていくんですかね?
それかこのまま強硬に突っ走る???

ブラシ製造などを傘下に持つ BPPL Holdings PLC は2021年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。

コロナ危機のロックダウンにより木材やペットボトルなど原材料調達価格が上昇したほか、コンテナ稼働率低下や海上輸送運賃高騰が利益を圧迫。原材料輸入と商品輸出の双方の運賃と納期に影響し、特に北米向け輸出貨物では通常の2〜3倍の納期を要した例も。
【参考】2021年5月3日のニュース

連結売上高: 前年同期比 29%増の 11.5億ルピー(約5.8億円)
税引前利益: 前年同期比 3%減の 1.6億ルピー(約8,000万円)

家具ブランド Damro は、
インド・コルカタに100番目のショールームを開設。

・Damro は、D R Manufacturing Company (Pvt) Ltd 社が製造販売。
・インド家具市場で急成長を続けており、40フィートコンテナを年間2,000本以上輸出。

Kida
Kida

家具で🇮🇳市場に食い込めるんか。価格勝負ができてる?
ムンバイとかだけで🇱🇰全部の人口いますから、ちょっとでも取れれば巨大ですねぇ。

スリランカ投資委員会(BOI)は、
コロンボ東方ラージャギリヤでの 5階建複合施設開発に
Sino Lanka グループ と契約を締結。

・560万米ドルを投資し、商業施設とコワーキングスペース、ホテル、ルーフトップレストランからなる5階建施設の開発を計画。
・同社は、OZO ホテル(コロンボ、キャンディ)Amari Galle Hotel への投資を通じ、ホスピタリティ分野で積極的に事業を展開。

スリランカのポリティカルニュース

「一国一法(One Country, One Law)大統領タスクフォース」の議長に任命され、
物議を呼んでいる グナナサラ・テロ(Ven. Galagodaaththe Gnanasara Thero)師が記者会見。
【参考】2021年10月28日のニュース

同師はプロセスを包括的なものにすると約束、国民全員がタスクフォースの作業を支援するよう呼びかけ、懸念払拭を図った。

【同師の発言】
・私の議長への任命に多くの意見があるが、全国民に平等に適用されていない法律が多いことはほとんど議論されていない。
・どのコミュニティも自分の任命を恐れる必要はない。歴代政府は独立以来、スリランカのアイデンティティ構築に失敗してきた。我々の目的は国民を分断することではなく、一つにまとめること。
・タスクフォースは基本的な政策の枠組みに従って活動し、いかなる国民も法のもとで、人種や宗教、カーストほかの理由から差別を受けないようにする。
我々の教育システムを見て欲しい。ムスリムが入学できない学校、シンハラ人が入学できない学校があり、人々を隔離分断している。基盤そのものに欠陥があり、これを変えなければならない。
・全国民が一つの旗の下に集い、一つの法の下で生活できる一つの国を作ることが責任。
・若者は、人種や宗教、州の分断に最も苦しんでいる。大学や高等教育機関ほかの組織を代表する若者に、タスクフォースに考えや提案を出して欲しい。

Kida
Kida

この記事だけ見ればマトモなこと言ってるように見えますが、
イスラム教徒などの反発は相当。法務大臣も意見してましたねぇ。
これまでの言動と活動がさぞかし、だったんでしょう。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ホントなの???

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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