経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年10月31日

アーユーボワン!

シンガポール🇸🇬を築いたリー・クアンユーさん。
何もない自国への圧倒的危機感と責任感。

🇱🇰にいるためか、ことさら響くなぁ。🇱🇰がんばれよー

「共産主義者でも、言語宗教が違っても、大事にしないと国は疲弊する」
「カードゲームではない、我々の人生だ。私は自分の人生のすべての時間を使う」

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者539,981人(前日比 565人増)
死者:13,725人(前日比 19人増)

スリランカのビジネスニュース

ラナトゥンガ観光大臣は、
月間25万人の観光客誘致を目標にプロモーション活動を立ち上げると述べた。
欧米、ロシア、インド、中国などからの集客を目指す。

Kida
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月間25万人の観光客は、2019年4月の連続爆破テロ事件発生前の水準。
テロ事件以降は10〜20万人/月程度に、その後コロナで大幅減。
少しずつでも回復を。

保健当局の情報提供者によると、
ほとんどの国立病院で重要医薬品約33種類が不足している。

医薬品は、スリランカ国営医薬品会社(SPC) が輸入し、入札を経て保健省の供給担当部局が国立病院に卸すが、
SPCが物流などを把握していなかったために不足が発生しているという。

物流大手 Expolanka Holdings PLC は2021年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。

アメリカ小売業の伸びに加え、貨物容量の減少から需給の不均衡が継続し、航空海上双方の貨物運賃は史上最高に。
スリランカ、インド、ベトナム、中国などからの貨物発送が好調で、マレーシアやタイなど新市場でも大幅に拡大、買収を発表した北中米と合わせ事業地域を拡大。

【四半期】
連結売上高: 前年同期比 208%増の 1,514.2億ルピー(約757.1億円)
税引前利益: 前年同期比 165%増の 144.7億ルピー(約72.4億円)

Kida
Kida

ウハウハですなぁ。楽しそうだー

日経新聞英字版。
「スリランカ経済はいつ爆発してもおかしくない時限爆弾」

・中央銀行は2021年10月だけで1,300億ルピー(約650億円)以上の紙幣を印刷。19年12月〜21年8月、スリランカのマネーサプライは42%増の2.8兆ルピー(約1.4兆円)という大規模増。
・その多くは国家公務員120万人の給与支払い、毎年1兆ルピー(約5,000億円)の年金支払いに充てられた。コロナ危機で給与がカットされた民間企業と異なり、空っぽの政府財源から政府職員には満額の給与が支払われた。
・今月初め、カブラール中央銀行総裁は、安定維持のために紙幣増刷は必要としてこれを擁護。コロナ対策に約120か国でも同様に増刷したと主張。

・ウェジェワルダナ元中央銀行副総裁は、42%の紙幣増が深刻なインフレを引き起こし、インフレ率は数年で40%以上になる可能性があると警告。経済はいつでも爆発する可能性がある時限爆弾の状態。
・アベイラトゥネ・コロンボ大学教授は、コロナ禍による財政ダメージから現在の金融政策を支持するが、「一時的なもの」であるべきとし、為替レートで代償を払うことになったと述べる。
・ラナウ国際金融協会(ワシントン)副チーフエコノミストも、コロナ対策での政府の多額の支出は異常ではないが、紙幣増刷が続けばインフレや為替への圧力が予想され、進行する危機の解決にはならないと注意を促す。
・カブラール総裁は、インフレ率が二桁にならないよう管理すると発言。

・10月中旬、コロンボではガスや必需食料品の価格統制を撤廃。
 これにより調理用ガスボンベの価格が跳ね上がり、粉ミルクや小麦粉も値上がり、原材料とするパンなどにもドミノ式に影響が出た。
・先週、Lanka IOC PLC (LIOC) は燃料価格を値上げ、国営 Ceylon Petroleum Corporation (CPC)  も値上げ承認を求めている。
・インフレ率は今年に入り、4%から7%前後に上昇。9月の食料品価格は2年前に比べて22%上昇。

・アベイラトゥネ・コロンボ大学教授は、物価上昇の大部分は場当たり的で断片的な政策決定によると述べた。
・2019年の大統領選出直後、選挙公約実現に大規模減税を発表。経済悪化はコロナ禍が原因だと政府は主張するが、エラン・ウィクラマラトネ前金融担当大臣は減税が主原因の一つと考えている。
「減税後の2020年、政府歳入は30%近く減少。政府は金融危機を自ら作り出し、コロナ禍が複雑にし、経済の完全な失政を招いた」と述べた。
経済専門家は、国際通貨基金(IMF)に頼ることが唯一の解決策と主張。IMFの特別引出し権(SDR)による融資28億米ドル(利率3.55%、返済期間4.5〜10年)により、外貨獲得と外国人投資家の信頼回復に役立ち、国の成長回復に必要な長期経済改革導入までつなぐことが可能となる。

Kida
Kida

これまでも言われまくってることをひとまとめに。

最終行「国の成長回復に必要な長期経済改革導入までつなぐ」。
つまり支援に資金もらってからが始まりで、中長期の財政や経済構造の改革が必要。
しかし🇱🇰はこれまでもIMFの支援を受けては求められた改革をやり切ってこず。
エラン前金融担当大臣が批判しているけど、その前政権だって改革やらず。
現政権は「IMFはあれこれ条件をつけるから不要」と背を向けてます。
ってことは、「改革をするつもりはない」っちゅうことか。

リー・クアンユーはなんと言うか。。。

スリランカのポリティカルニュース

大統領は、
第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)への出席のため、
イギリス・グラスゴーへ出発。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

これは。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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