アーユーボワン!
ロックダウン第19日。
一昨日 9月6日(月)は、
対日賠償請求権の放棄などを訴えた
故ジャヤワルダナ元大統領の
サンフランシスコ講和会議での
演説から70年でした。
在日本スリランカ大使館で
記念式典を開催。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、
スリランカ国内の感染者
471,863人:前日比2,964人増、
死者10,504人:前日比184人増。
*感染者数にはこれまでの報告漏れ
3,000人近く分を含む。
感染者数は微妙に3,000人を
割って、減ってきました。
3〜4日ごとに別で加算する
「報告漏れの感染者数」が
気になりますケド。。。
ロックダウンもう1週延長、
9月20日(月)早朝まで、
にして、1,000人前後まで
減らして終了、あたり??
スリランカのビジネスニュース
国会は、未公開資産の保有者が
自発的な開示と1%分の支払いにより
調査や訴追、罰則を免除する
税の恩赦を規定する法案を可決。
【参考】2021年7月7日のニュース
“ブラックマネー” 洗浄法、
となる可能性もある法案。
今せっかく国外にある
資産でしたら、🇱🇰に
持ってきたいと考える人は
そういないだろうけど。
バシル・ラージャパクサ財務大臣が
国会で演説。経済の苦境を語った。
【同大臣の発言】
・国は深刻な為替危機に直面し、歳入も激減している。この大きな危機の解決に有識者や野党が協力してくれることを願う。
・コロナ危機が国の経済的苦境を悪化させたが、この状況を招いた原因は過去数十年間のずさんな経済運営にある。歳入よりも歳出が常に多かったことは周知で、長年にわたり無駄や汚職、不要な支出が横行してきた。我々はこれらの問題への対処に真摯に努力している。
・今年の歳入の減少は、これまでの推定より多い約1.5兆ルピー(約7,500億円)。
関税、物品税、国内税それぞれが激減。関税の大部分は輸入自動車への税金だが、1年半以上も自動車の輸入を禁止しており、関税収入はほとんどない。物品税もロックダウンでの売上消失、観光業の崩壊により減少。所得税が激減したほか、VATなど国内税金の大半は間接税により、ロックダウンの間は毎日75〜80%のVAT収入が失われる。
・一方で支出は増加している。ワクチンの輸入のほか、ロックダウンにかかわらず公共セクター公務員の給与は1セントも減らさずに支払いっており、追加手当を支給した部門もある。
・2020年3月のコロナ危機発生以来、40〜50億米ドルあった観光業収入がほぼゼロになった。
国外で稼ぎ労働者から送金は、昨年は増加したが、この3〜4か月で20〜30%減少。
回復力がある輸出産業のおかげでいくらかの外貨を獲得しており、これをベースにしていきたい。
・我々はローン借入れを制限しようとしている。輸入は必要不可欠なものに限定し、支出はリターンのある計画に限定する。歴代政府が長年積み上げてきた借金を返さなければならない。目標はこの国を無借金経営にすること。
・世界銀行 や アジア開発銀行(ADB)からの融資は受けるが、国の主権に影響を与える条件をつける機関からの融資は受けない。外国からの援助の活用には最大限の注意を払う。
前政権の批判は避けつつ
与野党や専門家に一致団結と
協力を求める言い方。
「コロナだけのせいに
するな、これまでの国の
運営の蓄積だ」との指摘に
どれだけの政治家や国民が
当事者意識を持って聞くか。
公務員給与支払いへの言及
についての一連の報道は、
「給与カット、人数削減」
への足慣らしをしている
ように思えますけど、
ホントにやるのは
相当難しいんでしょうね。
死人が出る話かも、だけど
がんばってほしいわ。
カブラール金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣が
中央銀行総裁に復帰するとの憶測。
パティラナ内閣共同報道官は
新総裁を任命する最終決定は
なされていないと述べた。
・同大臣は、マヒンダ・ラージャパクサ大統領時に2006年〜14年末まで中央銀行総裁を務めた。
・政府関係者によると、同大臣を閣僚級の総裁として任命するよう議論している。中国やシンガポール、ベトナムなどでは、閣僚が中央銀行総裁を務める。
中央銀行は国内銀行に書簡で
1米ドル=200〜203ルピー での
取引を要請。中央銀行が非公式に
対米ドルでのルピーの固定レートを
指示したことを意味。
外国為替市場と資本市場は混乱、
民間企業は不安に陥っている。
書簡での指示が出される前まで、
銀行が提示するレートは
1米ドル=225〜235ルピーだった。
場外市場での取引レートは
1米ドル=240〜250ルピー。
・外国為替は、米ドルは入手できず、銀行も信用状(LC)開設に消極的なためほとんど活動がない。専門家は、輸入業者は必要な物資の購入などに苦しいほど長く待たなければならなくなると述べる。
・輸出業界にも衝撃。固定レートは12月末まで続くと予想される。輸出業者はさらなるルピー安の可能性を考えて米ドルを保持したいが、獲得外貨の25%をルピーに変換するよう当局が強制。強制変換率が25%より高くなる懸念もある。
・アナリストは、中央銀行が1つのレートを維持、銀行が別のレートを提示、ブラックマーケットが別のレートを提示するという、二層三層の外為市場を経済は維持できないと述べる。
・中央銀行の指示は「不道徳な説得」だとして、国際貿易金融に積極的な外資銀行が中央銀行に従うか疑問視する声もある。一部外資系銀行は、中央銀行指示よりも高いレートを提示し続けている。
「要請」で為替守れたら
苦労しないよね。。。
中銀が「やってます感」を
出すだけ、のような。
で、、カブラール大臣が
中銀総裁になるとさらに。
為替安の本質はどこへ。
もう打ち手がないのかな。
もうルピーなんぞ捨てて
米ドル経済化、
とかできんのやろか。。。
アルトガマゲ農業大臣は、
外国産タマネギの輸入関税を
15ルピー(約8円)/kg から
40ルピー(約20円)/kg に
引き上げたと発表。
同大臣は、国内産タマネギの収穫が
始まっており、農家の保護のために
輸入関税を2か月間引き上げる
と述べた。
これで農家守れるのか??
価格⤴️で消費者は泣くし。
関税上げといて上限価格、
高く売ったら獄門打ち首、
って統制???
斜め上いってるな。。。
日経新聞英字版が報じた
緊急政令の記事、日本語版でも。
【参考】2021年9月6日のニュース
ラナトゥンガ観光大臣と
バラスーリヤ地域協力担当大臣は
ロシアを訪問。
今年冬シーズンのロシア人観光客の
スリランカへの訪問を呼びかけ。
アルトガマゲ農業大臣は、
2つの国の機関が管轄する
2,771エーカーの土地を
民間企業に30年リースで提供、
商業酪農を開始すると述べた。
・国家家畜開発委員会(National Livestock Development Board)と ジャナサ農園開発委員会(Janatha Estate Development Board)が保有する土地を、
Access Agro (Pvt) Ltd、HBKIR International、Pesara Logistics Institute、Farm’s Pride (Pvt) Ltd、Hillside Agro (Pvt) Ltd、Gamma Pizzakraft Lanka (Pvt) Ltd にリースする。
・同大臣によると、これらの企業は80億ルピー(約40億円)を投資、4,200頭の乳牛を輸入して飼育、2025年までに 25,000頭に増やす計画。
・同大臣はまた、牛乳を国内生産して自給し、1日100万米ドルの外貨が出ていく粉ミルクの輸入を減らす目的だと述べた。
こんな政策は👍ですよね。
国が持ってても何もしない
資産や土地をどんどん
タダか安くで出して、
民間に使ってもらう。
国は資金を使うわけでなく
今あるものを出しちゃう。
資産持ってる国営企業とか
国の機関をなくしちゃえば
いいんだけど。
政府は、テクノロジーパークの
開発を進める国営企業
Technology Park Development
Company を財務省出資で設立。
将来的には コロンボ株式市場 に
上場して資金を調達する計画。
【参考】2021年6月19日のニュース
・政府は、南部ゴール、中部クルネーガラ、北中部アヌラーダプラ、中部キャンディ、東部バッティカロアに5つのテクノロジー・パークを設立する。
国営である必要はある??
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
明るいというか若いというかアホというか。第二弾。
イイと思います!
【参考】2021年8月29日のニュース
ストゥティ! (ありがとう!)
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