アーユーボワン!
8月20日(金)、大統領府は声明で
同日夜から30日(月)朝までの間、
全土にロックダウンを課すと発表。
ということで、、、
何回目かもう忘れましたが、
ロックダウン初日!
の前の昨日夕方、とりあえず
買えるモンは買っとこうと
イソイソとスーパーへ参りました。
4週間くらいは覚悟、ですかねぇ。
ジッとしまーす。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、
スリランカ国内の感染者
381,812人(前日比3,839人増)、
死者6,985人(前日比195人増)。
*感染者数にはこれまでの報告漏れ
4,000人以上分を含む。
1日あたり感染増数、死者数とも
前日に続き過去最多を更新。
ロックダウン開始。
エッセンシャルサービス、
アパレル縫製や農業などの操業、
薬局の営業は継続。
スリランカのビジネスニュース
8月20日(金)夜、
大統領は国民に向けてテレビ演説。
政府はこれまでに総力をあげて
コロナ対策に取り組んできたが、
さらに長引く場合、国民にさらなる
犠牲を払う覚悟をするよう警告。
また、国民全員が状況の深刻さを
認識し、一致団結した対処を
お願いすると呼びかけ、
16分間の演説を行った。
【大統領演説ほぼ全訳】
・世界保健機関(WHO)や世界の専門家が標準化した方法論によれば、ワクチン接種がコロナ危機に対する唯一の解決策。
私は各国政府やワクチン製造会社と協議し、毎月必要なワクチンを大量に獲得した。8月19日(木)現在、1,200万本のワクチンが1回目の接種として、500万本のワクチンが2回目の接種として国民に投与されている。
現在、30歳以上の約98%の人が1回目を、43%の人が2回目の接種を受けた。30歳以上の人のうち、8月31日(火)までに81%、9月10日(金)までに100%が2回目の接種を終える。
これにより、感染患者数と死亡者数は減少する。
・政府は、医療従事者、港湾などの重要サービス従事者、工場労働者、60歳以上の人に優先的にワクチンを接種。
・州を跨ぐ移動の制限、夜間外出禁止、必要不可欠な公共サービス以外の遠隔勤務、結婚式などの催事の中止集会の禁止などの制限措置を継続。
・第一波は、数か月の完全なロックダウンという厳しい決断による行動からよく乗り切ることができた。
・一方で、経済成長率は独立以来最低となった。特に50億米ドルの収益をもたらしていたアパレル縫製部門が深刻な影響を受け、注文がストップ、多くの人が職を失い、輸出収入も減少。
45億米ドル以上の収益を上げ、300万人以上に職を提供していた観光産業は完全に崩壊した。
建設業界は国外労働者も原材料も得られず大打撃を受け、期待された国内外からの投資のほとんどを失った。
GDPの過半を占める中小企業は、断続的に事業が中断、収益を失い、借入金返済や給与支払いができない深刻な問題に直面。さらに450万人近い自営業者や日雇い労働者が、収入源を完全に失った。
・この障害のなか、我々には国民を生かす責任があり、その責任を放棄してはない。
ロックダウンのたびに低所得者層に5,000ルピー(約3,000円)の手当を支給。政府は毎回の支給に約300億ルピー(約180億円)の費用を負担してきた。検疫所の運営費用、隔離家庭への支援物資提供費用も負担。
・この悲惨な状況にあっても、政府は140万人以上の公務員の給料や手当を減らしていない。
・外貨収入は減少したが、政府の対外債務返済は滞っていない。過去の政府が受けた融資の結果、年間約40億米ドルという莫大な返済をしなければならないが、すべて期限内に返済された。
・完全なロックダウンは、国の経済を大きな危機に陥れ、スリランカは耐えられる状況にない。
アパレル縫製業界が輸出向けの大量の注文を納期に納品できなければ、多額の外貨を失う。
崩壊した観光産業では、1日200人の観光客が入国しているが、国境を閉鎖すれば観光客誘致を一からやり直さなければならない。
日雇い労働者、中小企業をロックダウンから救済しようとすれば、国の経済は深刻な影響を受ける。
・国民は、完全ロックダウンの影響を理解すべきであり、世界ではほとんどの国が完全に開放している。世界の観光産業は徐々に回復し、開放した国はそのチャンスを利用している。経済規模の小さいスリランカもこのチャンスを生かすべきであり、必要な対策を行動を取らずに経済を完全に崩壊させることは許されない。
・しかし、コロナ感染者の増加を抑えるため、今日午後10時から8月30日(月)午前4時までのロックダウンを決定した。
労働組合、医師や医療関係者、政府の対立や衝突ではない。我々は現実を理解せねばならない。全世界が直面する深刻な問題で、すべての国が「ニューノーマル」に適応している。
・酸素供給、中間医療センター設置、ワクチン投与など、政府はできる限りのことをしている。医師や看護師など保健分野の人々が、命の危険を冒してサービスを提供し、大変感謝している。また、命を犠牲にしたすべての医療関係者に敬意を表する。
・今はストライキやデモをしている場合ではないことは明らか。国を不安定にしようとしないで欲しい。
・コロナウィルス感染による死亡者の多くは60歳以上。そのうち大多数は、慢性疾患を長く患い、ワクチンを接種していなかった。慢性疾患を患う60歳以上の人に、週1回以上の抗原検査を行うよう指示。
・国民の皆には、国がより長期にロックダウンされることになった場合、より多くの犠牲を払う覚悟を持って欲しい。この重大な局面に、国民の皆は事態の深刻さを認識して国を前進させる必要がある。チームとして一致団結して取り組むよう謹んでお願い申し上げる。
ロックダウンの決定が
いかに苦渋の決断だったか、
が滲み出てます。。。
労働組合、政党や宗教界は
ロックダウンを容易に
求めるてくるが、影響を
わかってるんか、と。
毎月給与が入ってくる
連中ばかりがロックダウンを
簡単に言いやがって、、、
こんな時に給与上げろと
デモとかストとか、、、「アホか、ええ加減にせえ」てな感で読んでしまった。
と言いたいんだろうな、、、
公務員140万人、1割近い。
給与下がんないもんねぇ。
この構造は闇が深い。
空港は閉鎖せず、
外国からの旅行者の受入れは継続。
8月17日(火)、
ガマンピラ・エネルギー大臣は
「薬やワクチンの購入に必要な
外貨節約のため燃料を節約して」
とツイート。
エネルギー省は19日(木)夜、
軽油は11日分、ガソリンは10日分
の在庫があると発表したが、
パニック買いを引き起こし、
(*ロックダウン発表前時点の)
20日(金)朝には
ガソリンスタンドに長蛇の列が。
ロックダウンで大行列、
かと思ったらその前。
燃料も食品も価格高騰、
モノも不足。
プラスでロックダウンで、
ガソリンスタンドは昨夕は
大混雑。ロックダウン中も
動く気満々で満タンね。
8月16日(月)〜 20日(金)の週、
コロンボ株式市場(CSE) は上昇。
株式指数(ASPI)は 8,240.06。
前日比 0.2% 下落、
前週末比 3.1% 上昇。
為替↓。「公式レート」。
ディッサナヤケ太陽光・風力・
グリッド発電事業開発担当大臣は、
この10年間で550MW分の
再エネ発電計画が断念されたと
述べた。
・同大臣は、入札を経て2017年に建設を開始した北中部アヌラーダプラ「タリヤガン・クラマ太陽光発電プロジェクト」が断念されたが、事業の復活に必要な内閣の承認を得て、今年中の完成に向けて急ぐと述べた。
・同大臣は、マハウェリ開発当局、野生動物や森林保護など環境規制当局、国営 セイロン電力公社(CEB) などがハイレベルで協力して事業推進を妨害していると述べた。
セメント製造大手 Insee Cement は
360万トンの出荷能力をフル稼働、
国内市場にセメント製品を供給。
・最近のルピー安により、セメント輸入業者の一部が輸入コスト増から商品の出荷を拒否、国内市場でセメント製品の不足が発生している。
・同社は南部ゴールと西部プッタラムの生産能力をそれぞれ150万トン、130万トンに、輸入能力を80万トンに増強、全拠点をフル稼働させている。
スリランカのポリティカルニュース
ラナトゥンガ観光大臣は大統領に、
日雇い労働者の支援のための
給与削減を書面で提案。
【同大臣の書面など】
・議員や政府職員はロックダウンでも毎月末に決まった給料が入るため、労働組合はロックダウンを簡単に提案する。しかし大多数の人々にはそうではなく、深刻な苦難に直面する家庭がある。
・日雇い労働者を支援するため、ロックダウン期間中の給与を、国会議員は75%、官民(医療部門を除く)は50%削減するよう提案。
・野党は適切な目的なく些細な政治的利益を得ようとロックダウンを叫び、宗教指導者たちがこれに乗じている。
・最前線で命を懸けて働く人々の貢献を称賛する。一方で、完全ロックダウンはそのサービスも制限してしまう。ロックダウンに代わり、厳しい保健規制を課して国を運営することが最善。ロックダウンがもたらす損失を負担する余裕がある豊かな国は例外として、多くのの国は厳しい保健ガイドラインのもとで経済を維持している。WHOは短期ロックダウンがコロナ感染拡大の解決に役立つとは勧告していない。
大統領演説と同じ趣旨。
コロナ対策では近い方針で
大統領とも擦り合わせて
やっている、って空気か。
観光、外国人の受入れ、
ワクチン接種者隔離免除、
など、観光政策は
攻めた決断が多いです。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
撮り鉄、こわ。読者におられたらゴメンなさい。
きっと大半はいい人ですよね。
ストゥティ! (ありがとう!)
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