経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年7月26日

アーユーボワン!

日本のクリエイターグループが
オリンピック出場国の国旗から
サムライのアニメキャラクターを
制作。スリランカバージョン。

ワタシの目では
今日も記事が少ない、はず。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、
スリランカ国内の感染者
296,516人(前日比1,666人増)、
死者 4,099 人(前日比 45人増)。

保健当局は、これまでに国内で
デルタ型感染者68人を確認したが、
コロナウィルス感染拡大の
第四波には直面していないと強調。

当局はまた、ここ3週間の死亡者の
大半はワクチン未接種者だと発表。

スリランカのビジネスニュース

カブラール 金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣は、
7月27日(火)に償還期限を迎える
ソブリン債10億米ドルの返済に
まもなく資金を投入する予定で、
大幅な割引価格で購入した保有者は
大きな利益を得ると述べた。
スリランカのソブリン債は、
場合によっては約20〜30%の
割引価格で販売されている。

ゴールドマンサックス は、
スリランカの債務の
持続可能性を分析。
短期的な対処の選択肢は3つだが、
輸出収入の大幅増や
外部の新たな資金調達がない場合、
政治的に困難な痛みを伴う
国内改革が必要と指摘。

・スリランカ債務の短期的な持続可能性の問題は切迫したものになっている。今後18か月間に25億米ドル分の償還期限を控える。総外貨準備高の55%に相当し、新興国のなかで最も高い水準。
・短期的に必要な資金調達のシナリオは3つ。
① なんとか切り抜ける(Muddle Through)
 IMFの新たなプログラムに頼ることなく、発表済みの二国間・多国間からの金融ファシリティに頼ることで2021年前半までの対外資金需要を満たす。
② IMFプログラム
 直近のIMFパッケージは2020年6月に期限が切れた。政府がIMFに協力した場合、スリランカの米ドル債は良好なパフォーマンスを示すと予想。
③ 債務再編
 泥沼にはまってもIMFに支援を要請しない場合に必要になる可能性。対外債務の割引現在価値(NPV)のヘアカットは約40%になるとの調査。短期債のダウンサイドリスクを示し、長期債はフェアバリューに近い。

構造改革により経済と経常収益を多様化し、ソブリン債をより安定した基盤に回復させることが必要。
今後数年間で対GDP比公的債務の大幅削減達成は困難。達成に必要な財政・経常収支の改善、すなわち輸出収入の大幅増加や安定した外部からの新たな資金調達がない場合、政治的に困難な痛みを伴う国内改革が必要となる。
・一方、外部からの持続的なサポート、構造改革による対外競争力の向上、負債を生まない資金源(外国直接投資(FDI)や株式流入)による資金調達の増加がある場合は、対GDP比での公的債務を持続可能なレベルまで段階的に引き下げることが、長期的には可能。

Kida
Kida

短期的に解決できる
と思うなよ、と。
簡単ではないが
可能性はある、
と読んでも良い、
というところ???

“政治的にも痛みを
伴う構造改革”
が必要、という
点に尽きます。

スリランカのポリティカルニュース

マンガーラ前財務大臣は
真の愛国者を自称する多面的な
若者グループの非政治運動
“Radical Centre” を立上げ。
人種、信条、カーストの枠を超え、
権威主義、人種差別、過激主義に
積極的かつ強力に反対、
戦うサイレントマジョリティを
提供する中庸の受け皿。

【同元大臣の発言】
・1948年の独立当時、スリランカはアジアで最も発展した国の一つと見られていた。
 しかし、当時スリランカよりも貧し買った国を含め、今日ではビットコイン・ブロックチェーン・NFT・人工知能の時代に多くの国が向かっているなか、我々は世界から孤立した破綻国家になりつつある。
・債務、外貨危機、マイナス低成長、肥料食糧危機など、経済で数多くの問題。
 このような状態に陥ったのは、何十年にもわたって偽りの愛国心を売り物にした政治を行ってきたため。私自身を含め統治に関わるすべての人が、現在の状況に相応の責任を負う。
・大統領の失敗を指して “Sir failed” とどこでも言う。
 しかし本当に失敗したのは大統領ではなく、彼が唱える宗教、多数派、時代遅れの社会主義的イデオロギーであり、孤高のシンハラ政府を約束した政府である。人種差別と多数派主義のイデオロギーを解決策として提案した現在の野党も。
 1965年以来、有権者が支持した宗教性と狭い人種差別に基づく社会主義的メンタリティが失敗した。

・スリランカの未来、若者が自由に生きる未来の基礎を築くため、真の愛国心とは何か正確に確認し、真の愛国者として経済的にも政治的にもこの国を前進させる方法を議論したい。
・また「井の中の蛙」の考え方から脱却し、子ども世代のために世界へ出ていくを方法を考えたい。国の発展、安全、主権だけでなく、子供たちが将来受け継ぐ国の姿も語りたい。

・異なるイデオロギーを持つ人々が、反ラージャパクサだけで同盟を結ぼうとしているが、本当に必要なのは、政策や計画に基づいた対案であり、単なる反対に基づいた対案ではない。
 その選択肢は、人種、宗教、カースト、政党などにとらわれない愛国的なものでなければならない。正義と法の支配に基づく、民主主義、自由、博愛、団結による代替イデオロギーを必要としている。環境や動植物保護も必要。

Kida
Kida

“政治のレベルは
国民のレベル以上
にはならない”
と言われます。
労働者の権利などを
耳障りの良い政策を
過剰に主張、
それを国民が選んだ
社会主義の結果が
今、のような気が。

愛国心が答え、かは
「?」もありますが
考え方が失敗、
との点は納得あり。
政界から引退済の
マンガーラ元大臣の
この動きに大きな
影響力はないかも
しれませんが、
考えさせられる。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

深い。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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