経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年6月11日

アーユーボワン!

第?回ロックダウン選手権、第21日。

で、、、

【6月11日17:25訂正】
ロックダウンは
6月14日(月)午前4時に解除!!!


悲報は明日。

Kida
Kida

感染者は減ってません
けど、、、
「増加を食い止めた」
ってことでしょうか。

経済が死ぬ、
との比較ですし。
ありがたやー、ですが、
「やっぱ延長」も
十分あるので、
予防とともに注意しよ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者216,134人(前日比2,738人増)、
死者 2,011 人(前日比 101人増)。

1日あたりの死者数、最多を更新。
3日連続。累計2,000人超。

コロナワクチン接種状況。
ワクチンの種類とともに。
1回目接種完了、人口の9.95%。
2回目接種完了、人口の1.75%。

政府は「レベル1」認定ホテルでの
宿泊客向け酒類提供を許可。

コロナウィルス感染拡大第三波により
政府は、ホテルやレストランでの
酒類の提供・販売を禁止している。
外国から訪れている観光客に酒類を
提供できるようにするもの。
国内在住者のアクセスには制限も。

スリランカのビジネスニュース

3日間のオンラインイベント、
「スリランカ投資フォーラム2021」
が終了。アジア初のバーチャル投資
フォーラムには、85か国から
外国人2,200人、国内2,500人が参加。

Kida
Kida

3日間、午前中を中心に
見聞きしていました。
政府等々の本気度は
伝わったような気が
しないでもなく、
ホントにドカンと
ブームが来るかも、と
ちょっと思ってます。

制度、効率性、がどう
変わっていくか。
「ビジネスのしやすさ
ランキング」
次回の順位、重要。

ゴダヘワ都市開発・沿岸保全・
廃棄物処理・公共衛生担当大臣が
同フォーラムで、コロンボ以外での
大規模投資開発プロジェクトを紹介。

【同大臣の発言】
・”都市化は多くの投資機会をもたらす。空港、港湾、道路鉄道網、橋梁、上下水道、廃棄物処理システム、通信網、電力網、建築物などの建設が含まれる。
 政府は、空港や港湾をつなぎ、既存と計画中のビジネス域を統合する「C型経済回廊」を導入する。
・コロンボ、ハンバントータ、ジャフナ、トリンコマリーを4つの主要商業都市として発展させ、その港湾と空港を使って国内外とのアクセスセンターとする。
 キャンディ、アヌラーダプラ、ガンパハ、ラトゥナプラ、ゴール、バドゥラ、マンナール、バッティカロア、クルネーガラは、その歴史・社会・経済的価値とCゾーンとの相互関連性から国家都市として開発する。
・C型経済回廊へのスムーズなアクセスは国内道路網が基盤となるため、道路網整備の優先順位は高い。幹線道路や高速道路へのアクセス向上に、10万kmの道路開発を進める。住宅や商業施設などの不動産建設、近代的インフラ開発、持続可能な都市化が必要。

都市開発局(UDA)は「不動産・タウンシップ」、「観光レジャー」、「物流・交通ハブ」の3主要開発クラスターによるロードマップを作成。
・深刻な住宅問題に対処するため、2025年までに30万戸の住宅を完成させる。
 都市開発での優先案件として、コロンボ市内のボレッラ(ウェリカダ刑務所地 16.5ha)、 ナラヘンピタ(15ha)、コロンボ7(Summit Flats、5ha)、コロンボ1(Chalmers Graneries、4ha)。
・観光レジャーでは、中部ヌワラエリヤでホテル・コテージやテーマパークの建設を検討中。コロンボ中心部のベイラ湖畔の再開発は、屋内外の飲食エリアやエンターテイメントの整備によりスリランカのみならず南アジア地域最高のナイトライフの場になると期待。これらプロジェクトへの最低投資額は1.5億〜3.5億米ドル、期待IRRは16%以上を見込む。
・物流・交通ハブでは、コロンボ北部ジャ・エラに倉庫、サプライ、物流のハブを建設する。投資額は約1.4億米ドル、期待IRRは15%以上。

・これまでのUDA提供の投資モデルは伝統的な35年〜99年のリース方式。
 今後は投資誘致のため、官民パートナーシップ(PPP)モデルを導入。利益分配型のJVパートナーシップとして運営し、JVは資産配分やキャッシュフロー分配のための特別目的会社(SPV)となれる。SPVはノンリコース・ステータスで構成され、SPV所有者の財務ほかのリスクから切り離すことができる。
・UDAは現在は、不動産プロジェクト9件、ホテル観光プロジェクト9件、レジャー・レクリエーションプロジェクト9件、物流プロジェクト1件、立体駐車場プロジェクト3件を持つ。
 UDAをパートナーとすることで、市場価値の高い一等地の土地へのアクセス、迅速な承認プロセス、税制優遇の享受、ユーティリティーやインフラへのアクセスなど投資家にメリットがある。最優先は、提携の規則を遵守して投資家と協力してロードマップに沿ったプロジェクトを実現しながらリターンを向上させること。
・このフォーラムへの世界的な関心は、スリランカが南アジア地域で近代的で競争力のある経済になる可能性への信頼を反映。正しいパートナーシップのもと、近い将来にアジアの新たな奇跡を目にし、その恩恵を受けると確信している。

Kida
Kida

C型経済回廊、は
詳細わかりませんが、
これから。

UDAはPPPで
JV組んでSPVだ。
略語パラダイス。

同フォーラムはインドセッションを開催。
バラスーリヤ地域協力担当大臣などが出席。
駐インド・スリランカ大使は、
持続的で急速な成長と繁栄を共有すべく
21世紀の経済パートナーシップを
スリランカと結ぶ準備があると述べた。

【同大使の発言】
二国間の経済商業パートナーシップの将来は、港湾、海運、アクセシビリティ、物流、エネルギー・再エネ、IT、観光ホスピタリティ、輸送、不動産、保健、教育、農業などに焦点。
・民間セクターの参加が重要であり、インド企業はスリランカとの距離の近さや親しみやすさ、歴史的な結びつきから提携に最も適している。
・二国間プロジェクトの迅速な実施により、投資家の信頼を高められる。経済交流拡大には、安定した予測可能な政策が重要。

同フォーラムでの
駐スリランカ中国大使のスピーチ。
課題はあるがスリランカに投資する
時期が来たとしつつ、スリランカ
投資の長所と短所を率直に述べた。

【同大使の発言】
・スリランカと中国の長年にわたる強い結びつきは今後もさらに強化される。政策声明「繁栄と輝きの展望」は「一帯一路構想」に採用され、多くの中国企業が多分野に投資、スリランカのFDIで1位になっている。
・課題解決への政府の強いコミットメントを信頼しており、経験豊富な投資家の知見を借りて、中国はスリランカとの投資協力に極めて有望な未来を見ている。

スリランカ投資へのポジティブな点としては、その戦略的な立地、東西を結ぶ重要な海のハブとして物流団地や外国倉庫への投資に大きな可能性を秘める。
・また中国はスリランカの内戦後の政策を肯定的にとらえている。中国政府は、外国投資への規制の段階的改善、投資環境改善、積極的な協力の機会を求め、貿易協定を交渉してきた。
・スリランカは政府主導で、10以上の輸出加工区、工業団地、投資促進のプラットフォームを設立。これらを通じ、審査や承認、税制優遇、外国為替管理、土地リース、支援サービスなどでさまざまなメリットを享受できる。コロンボ・ポートシティやハンバントータ港も同様のプラットフォームであり、中国企業がこの歴史的なチャンスを掴むよう期待。

・一方で課題として、スリランカの経済規模は小さく、産業が強くない。サプライチェーンやビジネス支援機能は完璧とはいえない。
・また、外資誘致の政策は整うが、実行運用に問題がある。具体的施策の欠如、煩雑な行政手続き、政府機関間の調整プロセスの長期化、意思決定の非効率性など。投資の円滑化という点では、多くのことがなされなければならない。
スリランカには強力(dynamic)な世論環境があり、投資家は注意が必要。多様な意見には、残念ながら根拠のない非難や中国企業への攻撃もある。

適切な政策が保証されてこそ、外国投資が根付き実を結ぶ。スリランカ政府は、投資政策の一貫性、安定性、透明性、有効性を最大限に確保することが重要。
 中国とスリランカは、2017年に署名された両国間の投資協力と発展のための中長期計画を実行するための努力を継続する必要があり、中国・スリランカ自由貿易協定(FTA)交渉を早急に再開する必要がある。両国間の貿易投資を間違いなく促進させる。
・ビジネスを行いやすい環境を作り、投資家に有利な条件を提供することが重要。企業と政府当局間のコミュニケーションや調整のコストを最小限に抑えるため、審査・承認プロセスの合理化、行政のデジタル化推進、政府サービスの効率化に向けたスリランカ政府の努力に期待。
・世論がビジネスに前向きな雰囲気を醸成する必要がある。ポートシティやハンバントータ港の議論では、中国企業を標的とした誤った攻撃がメディアで見られ、中国政府が「債務の罠」や「植民地化」をもたらすとのレッテルを貼ることさえある。中国企業は「利権化」ではなくスリランカ政府の要請を受けてプロジェクトを引き受けており、根拠のない非難が我々の広範な協力の良好な雰囲気に影響を与えている。「一帯一路構想」は「ゼロサム」ではなく、「ウィン・ウィン」の結果を得るよう進められている。

Kida
Kida

なかなか踏み込んで
話してるな。。。

世界銀行グループ国際金融公社(IFC)
副総裁は同フォーラムで、
スリランカの今後の成長には
民間主導による成長モデルを推進し、
イノベーションとアジリティの
活用が必要
だと述べた。

【同副総裁の発言】
・スリランカは開発のサクセス・ストーリーであるが、コロナ危機の発生が低成長と財政逼迫の厳しい環境をさらに悪化させている。
 上位中所得国への押上げに必要な投資を行う資源が政府にはなく、成長促進と生産性向上には民間企業が大きな役割を果たすことが不可欠。ICT、資源、軽工業などのセクターが成長の新たな波を起こす可能性がある。これらのセクターーのパイオニアたちは、南アジア地域や新たな国際市場をターゲットとしたスリランカ産業の繁栄に強固な基盤を提供する。
・これらのセクターでの知識集約型経済の構築・維持には、多額のFDIが必要。スリランカは市場規模が小さく資源も限られ、政府や民間企業は南アジア地域への関与を強めなければならない。スリランカが南アジア地域の大規模な経済への入り口と認識されれば、より多くのFDIを誘致できる。
・コロナ危機の打撃を受けた重要産業の観光業は、コロナ後の新たな高付加価値ビジョンを策定すべき。天然資源を生かし、自然ベースやウェルネスでの観光を促進するもの。
・IFCは今後5年間で、約8.75億米ドルの投資を検討。

Kida
Kida

中国大使と合わせ、
スリランカの市場の
制約を超えていかに
インド・バングラ・
パキスタンへの
導線を作れるか、
見せられるか、がキモ。
我々のビジネスでも
同様かなぁ。どうしよ。

2020年の労働者賃金。
コロナ危機のなか、正規・非正規ともに
民間セクター労働者は下落、
公的セクター労働者の賃金は上昇。

スリランカのポリティカルニュース

コロンボ沖合海上に曳航された
火災を起こしたコンテナ船。
沈みつつあるなか、衛星写真から
灰色の光沢を引き起こす物質が
流出している可能性。
同船には苛性ソーダや尿素を積んだ
コンテナが積載されていた。
当局は現時点では燃料油の流出は
確認されていないと発表。

同船の火災事故により当局は、
南西海岸での漁業活動を停止中。

東部トリンコマリーで海洋魚の
バラムンディ(アカメによく似た魚)を
養殖する Oceanpick (Pvt) Ltd は、
事故の被害は受けていないものの
あらゆる予防措置を取ると発表。
同社の商品はコロンボほかでも
Round Island のブランドで販売中。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

しょっちゅうしている。

ストゥティ! (ありがとう!)

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