アーユーボワン!
第?回ロックダウン選手権、第18日。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者207,979人(前日比2,646人増)、
死者 1,789 人(前日比 47人増)。
アティガレ財務長官は、
7月から、中国シノヴァック製
コロナワクチンのスリランカ国内での
生産を開始すると述べた。
初回生産は1,300万回分、
9月中に生産完了を見込む。
【参考】2021年5月27日のニュース
始まりますかー、
ホントに。早い。
スリランカのビジネスニュース
オンラインイベント、
「スリランカ投資フォーラム2021」
が開幕。大統領の開会基調講演。
スリランカは大きな変革の頂点にあり、
世界の企業が投資を通じて
この道のりに参加するよう呼びかけ。
【大統領の発言】
・我々は現在、スリランカだけでなく南アジア地域全体を引き上げる国家的な変革の入り口にいる。スリランカへの投資を通じ、この変革の旅に参加して欲しい。政府は、真に変革をもたらす投資を積極的に支援する用意がある。
・国内生産高を倍増させ、2030年までに一人当たりGDPを8,000米ドルにするよう、政府は、変革的で急速な経済成長をもたらす10年間とする野心的な計画を持つ。スリランカの強みは、唯一の地政学的立地、安定した政治、強固な制度と社会インフラ、教育を受けた有能な労働力、高い生活の質など。これらを活用し、成長目標に向けた基盤を整備する。
・安定したマクロ経済環境の中で、政策の安定性と一貫性の維持を強くコミットする。不要な官僚的手続きを排除し、ビジネスをより容易にすべく手続きを合理化する。私はスリランカの大統領として、これらの変化を実現し、すでに評価されている投資環境をさらに改善する決意。
・新たな投資機会や外国投資を歓迎する分野として、コロンボ・ポートシティ、積替えと物流、有機農業、畜産と水産業、紅茶、ゴム、ココナッツ、発電(特に再エネ)、原材料への高付加価値付与、電子部品製造、ICT、観光、ヘルスケア、高等教育などをあげる。
大統領の基調講演全文。
同フォーラムでの
ジャヤスンダラ大統領府長官の発言。
コロナ危機のなか、スリランカは
持続可能な高成長をもたらす
政策と戦略を導入していると述べた。
【同長官の発言】
・30年に及んだ内戦中のGDP成長率は平均5.0~5.5%だったが、内戦終結後は7~8%となり、スリランカ経済の潜在力と回復力を示した。2015年以降は成長を失ったが、これを取り戻す状況にある。
・GDP成長目標は平均6%超。このためには、財やサービスの輸出入の構造を変え、より多様で包括的な国にするがある。
現在の年間の輸出額は100億米ドル、輸入が200億米ドル。100億米ドルの貿易赤字は継続不可能。政府は、輸出を今年中に120億米ドルに、2024年までに150億米ドル、28年までに200億米ドルに引き上げるため、多くの対策を発表した。輸出多様化と付加価値向上により達成される。
コロナ対策により輸入制限を余儀なくされたが、輸入は必要であり、2024〜25年には220億米ドルに増加する可能性。輸入制限は徐々に緩和する必要がある。
・世界の投資家は、スリランカのビジネス環境の強さや能力、回復力に期待し、多くを投資してほしい。成熟した議会制民主主義による政治的安定もあり、公衆衛生、経済発展、国家安全保障に強く取り組んでいる。
一方、長く遅れる公共セクターの改革、ビジネスのしやすさの改善、インフラ不足の整備が必要。
・世界の投資家がスリランカ投資への自信を持つ例として、コロンボ港西コンテナターミナル(WCT)の開発には、インド Adaniグループ と John Keells Holdings PLC が参加し、7億米ドルの建設・運営・譲渡(BOT)契約を決定。
新ケラニ橋とアスルギリヤを結ぶ高架高速道路建設では、中国港湾工程(CHEC)が8億米ドルを投資。
高額な外資のローンによるプロジェクトファイナンスから、プロジェクト実施者主導のファイナンスへと移行した。
・ポートシティ経済委員会法案は国会が可決し、実現に向けて全員が動いている。初年度に15億米ドル、その後5〜7年で200億米ドルの投資を見込んでいる。
同長官はまた、政府は、
7月に満期を迎える10億米ドルの
ソブリン債を一括返済すると述べた。
同フォーラムでの
アティガレ財務長官の発言。
投資家誘致や経済政策への
政府の主な政策や改革を説明。
【同長官の発言】
・政府は、経済を成長軌道に乗せるよう急いでいる。
・税制面では、成長促進に向けてシンプルで競争力のある制度を導入した。また、GDPの約3%に相当する大企業や中小企業の未払い金の清算を決定。
・公共セクターは国内での資金調達に重点を置く。一方で、二国間・多国間の資金源による国外からの資金調達は、年間約10億〜17億米ドル程度にする。ローンによらない資金調達も検討。
2019年以降、債務構造が変化。外貨建債務の割合は、2019年の50%から20年末には42%まで減少。公共セクターの債務は2025年までにGDP比75%以下になる見込み。
・今後中期的には、公共投資計画はGDP比5.0〜5.5%程度を維持。
・想定する中期的な成長率 5〜6%程度の場合、2025年までにGDP比14%程度の歳入目標を達成することができ、2025年までの財政赤字4.5%は現実味を帯びてくる。
・デジタル化への投資は、提供サービスの向上に加え、支出管理の改善にもつながる。
・保健分野でのコロナ対策の政府支出は確保する。
・法改正については、時代にそぐわない法律の改正、商業高等裁判所の強化、投資開発裁判所の導入、裁判手続きのデジタル化などに取り組んでいる。規制緩和委員会を任命し、政府に財務規制と調達手続きを導入。戦略開発関連法では、投資家にインセンティブを提供、スリランカに投資を誘致する。政策の一貫性の保証が最も重要。
中央銀行は、外貨流入強化に向け、
民間企業による国外での借入を促し、
ゼロコスト・スワップによる無料の
外国為替のカバーを提供していると発表。
国外で借入れをした資金による
米ドル建政府証券(スリランカ開発債)
への投資も可能。
なお、このスワップファシリティは
毎年見直し、変更される可能性がある。
首相は、駐スリランカ・インド大使と会談。
経済・投資・金融協力などを含む
二国間の事項を幅広く協議。
外環高速のアスルギリヤIC 〜
新ケラニ橋を結ぶ4車線高架高速道路と、
コロンボ市内・近郊の高架橋5本の
建設を開始。首相が式典に出席。
【参考】2021年5月7日のニュース
2021年5月26日のニュース
記事中に高速道路の
簡単な地図があります。
電動自転車開発 Rhoda AT が、
スリランカ初の電動自転車を発表。
【参考】2020年9月28日のニュース
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
いつの間にか中年になったなぁ。
ストゥティ! (ありがとう!)
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