経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年6月1日

アーユーボワン!

第?回ロックダウン選手権、第11日。

ワクチンよねぇ。
日本もきっとこうなるんよねぇ。遠目。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者186,364人(前日比2,912人増)、
死者 1,484 人(前日比 43人増)。

昨日 5月31日(月)の
コロナワクチン投与数は84,565本。
1日あたり最多。

【内訳】
・シノファーム:72,887本
・スプートニクV:10,157本
・アストラゼネカ(2回目):1,521本

軍高官は、
現時点では6月7日(月)早朝までと
されている全国での「移動制限」
(事実上のロックダウン)を延長するか
どうかはまだ決定していないと述べた。

というのも、、、

コロンボ周辺では大渋滞発生。

中部クルネーガラでは、
警察幹部が市長の誕生日をお祝いして
ケーキカットを準備。幹部は更迭。

コロンボでイベント主催者とモデルが
5つ星ホテルで誕生パーティー開催、逮捕。

Kida
Kida

バカなのか。。。
「ロックダウン」、
延長だろうな、こりゃ。
感染者数減らんし。

こういう「ゆるゆる」が
シンガポールやら
ベトナムとの
埋められない差かなぁ。
トップが「やる」と
言ったらどんな手段でも
やるもんね、あちらは。

スリランカのビジネスニュース

今日6月1日(火)から
国内の国際空港への旅客機の到着と
乗客の入国を再開。
【参考】2021年5月27日のニュース

過去14日間にインドとベトナムへの
渡航歴(含トランジット)がある人は
到着と入国を許可されない。

Kida
Kida

ベトナム特別指定追加。

大統領は、
コロンボ・ポートシティ経済委員会の
委員7名を任命。
任期3年、再任可。
委員長にはガミニ・マラパナ大統領顧問、
委員のうち3名は民間企業トップ。

【任命された委員】
・マラパナ 大統領顧問(委員長)
・アティガレ 財務長官
・ウィクラマ 水供給省長官
・ウィクラマスリヤ 元スリランカ投資委員会(BOI)会長、元スリランカ港湾局(SLPA)会長
・コディトゥワック Orel Corporation (Pvt) Ltd 会長兼社長
・オンダートゥジエ Mercantile Investment and Finance PLC 社長
・ロハン・デ・シルバ McLarens グループ 会長兼社長

Kida
Kida

7人、ってことは
これで全員、かな。
今んとこ外国人は
入っておらず。

杉山駐スリランカ日本大使は、
日本体操協会からスリランカ国立体操
協会へ寄贈された体操器具を贈呈。
ナマル・ラージャパクサ青年・
スポーツ大臣宛が同席。

コングロマリット LOLC Holdings PLC は
2020年第四四半期(1〜3月)決算を発表。
同グループは3年連続で国内企業の
最高益を達成したと発表。

【四半期】
連結売上高: 前年比 29%増の479.1億ルピー(約287.5億円)
税引前利益: 前年比 2,987%増の89.6億ルピー(約53.8億円)

【通期】
連結売上高: 前年比 23%増の1,604.9億ルピー(約962.9億円)
税引前利益: 前年比 1,592%増の571.3億ルピー(約342.8億円)

・金融サービスのほか、農業・プランテーション、レジャー、再エネ、建設、製造・貿易、情報サービスなどを展開。
・主力のマイクロファイナンス事業をカンボジア、ミャンマー、インドネシア、フィリピン、パキスタン、ナイジェリア、ザンビアで展開。
 モルディブではレジャー(ホテル)、シエラレオネではバイオマス発電に取り組む。

Kida
Kida

タイトルも
“King of Profits” と。
かっこええ。

コロンボの不動産事情。

メディアや金融関係者は認めないが、現在は不動産危機の真っ只中。ベンチマークとなるオフィスビル、ワールドトレードセンター(WTC、Overseas Realty PLC)の稼働率は、2015年に97%、19年は90%近くだったが、80%程度まで落込み。
・最近の象徴的なプロジェクト “Altair” と “Destiny” は販売困難に直面。破綻した Ceylinco Investments & Realty Ltd が投資していた “Hyatt Regency” (Ceylinco Celestial Towers) も国が長く保有。
【参考】
2021年1月21日のニュース
2021年2月2日のニュース

コロンボの中心はコロンボ1。1パーチ(= 25.293㎡)あたりの価格は約1,800万ルピー(約1,080万円)。
 ほかの地区の価格はこちら↓。
  コロンボ2:1,600万ルピー(約960万円)
  コロンボ3:1,200万ルピー(約720万円)
  コロンボ10:400万ルピー(約240万円)
  コロンボ11:1,000万ルピー(約600万円)
  ポートシティ:1,300万ルピー(約780万円)超
・コロンボ10のロータスタワー周辺には、国の大規模ば建築可能な土地がある。
 コロンボ11のChalmers Granaries の土地は長く売りに出されているおり、マニング市場は取り壊されたばかり。
 コロンボ3はまだ国防省の施設が占有する土地が多い。
・いずれの地区でも、住宅と商業施設がともに不足している。

スリランカの富裕層が集まるのはコロンボのみだが、彼らはすでに家を保有し、コロンボ市内に持つ土地が富の源泉。高層マンションよりも、学校や公園に近い市内の家屋(タウンハウス)に人気がある。ポートシティでもタウンハウスが人気になるだろう。
・誤解を恐れずに言えば、コロンボのアパート(コンドミニアム)は過大評価されている。対象の土地の多くは「ブラウンフィールド」だが取壊しは容易で、建築可能なスペースが不足しているわけではなく、人口が大幅に増加しているわけでもない。コンドミニアムの大部分は必要としない人に売られ、賃貸に出すか、海外からの短期滞在向けになっている。
・コロンボは最大都市だが、西部州の住民の大半はコロンボの外に居住。そちらの住宅や土地、マンションの方がはるかに投資収益率が高い。アパートも不足しているわけではない。完成した物件も多くが売れ残っており、賃貸利回りからは郊外で借りるか買った方が良い。バッタラムッラ、ラージャギリヤ、モラトゥワ、ネゴンボ、ワッタラの不動産所有者は非常に良い。
・コロンボ2の 650ft2 のアパートに、2,400万ルピー(約1,440万円)以上の費用と維持費をかけるスリランカ人はいない。そのような富裕層は子どものスペースがある郊外の家やアパートを買う。
・大手ディベロッパー John Keells Properties 幹部は、「建設資材への税金や業界への規制からスリランカの建設コストは高く、マレーシアよりも高い。手頃な販売価格の場合は問題がある可能性」と述べる。

・中心地の高級マンションには危機が集中。コロンボ2に “Liberty Plaza” が建設された当時、その立地の良さから高い人気を得たが、今ではゴミ屋敷になった。
 Access Residencies (Pvt) Ltd が開発販売する “Marina Square” の立地は人気エリアではないが、人気エリアになる前提で販売されている。完成までには、マーラベにLRTができるのと同じ期間がかかり、”Liberty Plaza” と同じ状態になるだろう。
コロンボの高層マンションは、購入価格に比して賃貸利回りが非常に低い。利益を得るならば、郊外でもっと小さな物件を複数購入した方が良いのではないか。

・販売による建設資金の調達ができないため、大規模開発には必要以上のコストがかかる。新規ディベロッパーには、土地や認可の取得にも多大なコストがかかる。スリランカの建設にかかるコストは高く、建設労働者の半分は外国人ブルーワーカー。これほど外国人労働者が多い産業は他にない。
・都心開発はポートシティ開発と競合。ディベロッパーは高い関税と税金を払う必要があり、長い目で見れば価格競争力がない。
・一方でポートシティの法的枠組みは素晴らしく、計画は綿密ですべてが徒歩圏内にある。

・”Colombo City Center” と “Cinnamon Life” 会計は公開されていない。上場企業が過半を所有しているが、会計上は株式投資として発表。
 大手ディベロッパー Prime グループの Prime Lands Residencies (Pvt) Ltd が先月に新規株式公開(IPO)を実施したが、疑わしい会計処理が行われている。IPOを進めた Acuity Partners (Pvt) Ltd は、銀行大手 Hatton National Bank (HNB) PLC と DFCC Bank PLC の子会社。Prime Lands Residencies は HNB にかなりの借金があるとみられている。証券規制当局はこのIPOに問題はないとの立場だが、Prime Lands Residencies の10年以上前の決算書は入手ができない。
【参考】
2021年5月12日のニュース

・資本市場には悪人が入り込む。過去には、Ceylon Foreign Trades PLC と関連会社が倉庫用土地を購入後、すぐにその土地を再評価、余剰金を自社口座に入れ、株式市場で大量の信用取引。銀行は見て見ぬふりをしたほか、評価者、帳簿にサインした会計士、取締役もまだ、法律的には不動産開発が可能なまま。コロンボにはこうした人間がたくさんいる。

Kida
Kida

なげぇ、、、ですが、
価格や物件など個別の
情報が書かれています。
企業名とか出して
こんなに書いて大丈夫
なんか。。。

筆者はペンネームです。
“Prince of Kandy” と。
どんなバックグラウンド
の人の文章か、不明。

これだけ読むと
怖くてなんもできん。

スリランカのポリティカルニュース

野党 UNP は、
昨年の国会議員選挙で獲得した
比例代表による唯一の議席について、
党首のウィクラマシンハ前首相を
国家議員に任命した。

コロンボ沖合海上で火災を起こした
コンテナ船から化学物質が流出。
現場周辺の漁業禁止区域。

東京オリンピックへの選手2人の派遣に
スリランカ・オリンピック委員会の
関係者58人が同行、予算 2,200万ルピー
(約1,320万円)を要求との報道に、
ナマル・ラージャパクサ青年・
スポーツ大臣は、
国際イベントに不要な関係者の旅行は
許されず、公費で「ジョイライド」は
させないと述べた。
【参考】2021年5月30日のニュース

一方、オリンピック委員会トップは
この報道は悪意あるSNSの投稿であり、
最大でも選手6名、コロナ対策の医師1名、
コーチ6名と団長のみの派遣と述べた。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

慣れないことはしてはいかん。

ストゥティ! (ありがとう!)

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