経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年5月11日

アーユーボワン!

昨日は無事に地方出張へ。
途中、ロックダウン(隔離)中の
村を通過したり、と。
弊社サプライヤーもワーカーが
少なく苦労していました。
で、今日事件が。。。

今晩からの州を跨ぐ移動の禁止が
発表されているので、
その前にサプライヤーを訪問できて
良かったかな、と思いつつ、
マスクなどは万全を期しましたが、
以前の地方出張では感じなかった
緊張感がありました。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者128,530人(前日比5,296人増)、
死者 827 人(前々日比 41人増)。

1日あたり感染増数、
5月9日(日):2,672人、最多更新
5月10日(月):2,624人

大統領は、5月末まで
州を跨ぐ移動を制限すると発表。
また、人が集まる行事の中止、
商業施設への入場者数の制限、
高感染地域の隔離を決定。

軍高官は移動制限について、
必要不可欠なサービスや流通に関わる
車両には適用しないとし、
全面的なロックダウンではないと述べた。

政府は、公的機関のサービスについて、
必要不可欠なサービスのみを
最小限の職員にて提供すると決定。

宗教当局は、5月14日(金)の
ラマダン明けの祝祭
イード・アル・フィトルに際し、
モスクでの祈りは許可されないと発表。
イード当日、国内全モスクの閉鎖と
ムスリムの自宅でのお祈りを推奨。

スリランカのビジネスニュース

財務省は、韓国輸出入銀行との間で
5億米ドルの融資契約を締結したと発表。
返済期間40年、猶予期間10年、
金利0.15~0.20% の譲許的条件。
【参考】2021年1月6日のニュース

ラクシュマン中央銀行総裁は、
コロナウィルス感染の第三波のなか、
6%とする中央銀行による2021年の
GDP成長成長予測を見直す必要が
あるかもしれないと述べた。

中央銀行によると、
2020年の外国直接投資(FDI)は、
前年比▲42.2%の6.87億米ドル。

内訳は、インフラ部門 3.8億米ドル、
製造業部門 1.9億米ドル、
サービス部門 1.1億米ドル。
全部門で前年から減少。

世界的な石油価格の上昇のなか、
財務省は、石油価格が 325米ドル/トンに
達するまで、LPガスの輸入関税を 7.5%
または2,000ルピー(約1,200円)/トン
の「優遇的な」価格に設定。

実業家ハリー・ジャヤワルダナ氏
Melstacorp PLC 会長)が、
コロンボ・ポートシティの開発現場を訪問。

監査法人 Ernst & Young (EY) と
グローバル金融機関 HSBC は共同で、
スリランカでの投資機会を求める
中国企業を対象に投資フォーラムを開催。
駐中国スリランカ大使、
スリランカ投資委員会(BOI)会長、
CHECポートシティ・コロンボ 幹部らが
講演し、スリランカへの投資誘致、
一帯一路(BRI)構想の役割などを説明。

3月1日に Dairy FT 紙は
コングロマリットトップ 9社が
コロナ危機の2021年4月〜12月の
9か月間で、売上高 8,610億ルピー
(約5,166億円)を計上と掲載。
業績向上の分析、経営陣のコメントなど。
【参考】2021年3月1日のニュース

【対象 9社(9か月の成長率)】
 Expolanka Holdings PLC:+80%
 LOLC Holdings PLC:+21%
 Vallibel One PLC:+8%
 Hayleys PLC:+7%
 Hemas Holdings PLC:+4%
 Bukit Darah PLC:+3%
 John Keells Holdings (JKH) PLC:▲13%
 Melstacorp PLC:▲12%
 Softlogic Holdings PLC:▲2%

【総論】
・コングロマリット9社の合計収益は、2020年12月末までの9か月間に、前年同期比+9.3%の 8,610億ルピー(約5,166億円)に増加。
売上高の伸びは、コロナ危機による需要、ゴム、茶、パーム油など商品価格の上昇、低金利環境による株式市場の回復が要因。
 ヘルスケア業界ではPCR検査に新たなチャンス。
・一方、レジャー・旅行業界は大幅な減収。レジャーに依存したコングロマリットの収益は悪化。

① Expolanka Holdings PLC
最も高い増加率を示し、80%以上の増収。
・コロナ対策として個人用保護具(PPE)の供給を開始。物流部門が86%以上の成長を遂げた。
・管理費を4.2億ルピー(約2.5億円)削減、金融費用も削減。
・コロナ危機によりレジャー部門は大きく減収。

② LOLC Holdings PLC
・Expolanka に次ぐ 20.5%の増収。
税引前利益が 1,206%と驚異的な増加。子会社のカンボジア最大のマイクロファイナンス企業 PRASAC の株式70%の売却による。
【参考】4月14日のニュース
商品価格の上昇に伴い、プランテーション・電力部門が73%の大幅な伸びを記録。
・低金利環境と株式市場の回復により、金融サービス部門が17%以上の増加。

③ Vallibel One PLC
主にライフスタイル部門が牽引。建設用タイルの輸入禁止の恩恵を受け、Royal Ceramics Lanka PLC と Lanka Tiles PLC が取り扱うタイルの需要増がグループの収益増に。
・商品価格の上昇に伴い、茶葉やゴムのプランテーションを中心に21%の伸び。
・低金利環境から金融費用が20億ルピー(約12億円)減少。

④ Hayleys PLC
コロナ対策としてPPEの需要が急増、ハンドプロテクション分野で57%以上の成長を記録。浄化製品部門でも売上を7%以上伸ばした。
・コロナ危機による買い物需要を取り込み、消費者・小売部門が10%以上の伸び。
・商品価格の上昇に伴い、紅茶とゴムからなるプランテーション部門で18%の成長。
・低金利環境により金融費用が18億ルピー(約11億円)減少、税引き前利益が約200%増加。

⑤ Hemas Holdings PLC
コロナ対策として、PCR検査、リモート診療、訪問看護、オンライン薬局などヘルスケア分野で21%の成長を記録。
・販売・物流費を15.6%、管理費を23%削減するなどほとんどのセグメントでコスト削減策を講じ、税引前利益が190%以上増加。
・第二の事業分野である消費者部門では、コロナ危機によるロックダウンやオンライン学習への移行から文房具 Atlas Axillia Co., (Pvt) Ltd の売上が減少、前年同期比▲2.6%。

⑥ Bukit Darah PLC
商品価格の上昇に伴い、パーム油の価格が上昇。インドネシアとマレーシアに保有するアブラヤシプランテーション部門が33%、油脂部門が21%の成長。
コロナ危機によりロックダウンと観光客がいなくなり、「ライオン」ブランドが主力の飲料部門の収益が大きく落ち込んだ。レジャー部門も74.8%の減収。

⑦ John Keells Holdings PLC
最も高い減収率となる 12.9%の減収。
・コロナ危機による買い物需要を取り込み、小売部門が成長。
・低金利環境と株式市場の回復により、金融サービス部門が17%以上の増加。
・営業成績に苦戦。営業前損失は前年同期比▲103.9%の2.75億ルピー(約1.65億円)の損失に。売上高減にともなってコストを削減できず。
最も大きな減収要因はレジャー部門。コロナ危機により88億ルピー(約53億円)減。
輸送分野の売上高は51億ルピー(約31億円)減。

⑧ Melstacorp PLC
商品価格の上昇に伴い、プランテーション分野で37%以上の成長。
・粗利が70億ルピー(約42億円)以上減少したが、コスト削減で販管費を43億ルピー(約26億円)、金融費用を3.6億ルピー(約2.2億円)減少。影響を最小限に。
コロナ危機により観光業を主力とする Aitken Spence グループ が170億ルピー(約102億円)の減収。物流部門も業務を停止。

⑨ Softlogic Holdings PLC
低金利環境と株式市場の回復により、金融サービス部門が8%の成長。、Softlogic Life Insurance PLC の業績が業界全体を上回る。
・売上高減の一方でコスト減ができず、税引前利益は27億ルピー(約16億円)減少。
コロナ危機によりレジャー・不動産部門の売上が減少、▲88.7%。
 一方で、PCR検査や遠隔医療サービスが収益をあげた。

Kida
Kida

各社グループがどんな
企業・事業を持ってて、
どの業種が影響を受けた

か、がわかります。
商品価格上昇と金融、
から LOLC グループの
時価総額が大きく伸びたこともわかりやすい。
あとはPPEなどの小売も
強かった、と。
観光関はそうなるよね。

なげぇ。。。

スリランカのポリティカルニュース

制御を失った中国の宇宙ロケットが
大気圏に再突入。
残骸がモルディブ西のインド洋に落下。

Kida
Kida

こんなもん
落とすなよ。。。
滅多に当たらんとは
思うケド、そこそこ
近くに落ちとる。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

い、イモ。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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