経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年4月30日

アーユーボワン!

5億超って。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 106,484人(前日比 1,531人増)、
死者 667人(前日比 6人増)。

1日あたり感染増数、4日連続で最多を更新。

政府は、昨日4月29日(木)に
新たに感染が確認された感染者を
「新年コロナウィルスクラスター
(New Year Covid-19 Cluster)」
と認定。

政府は国内全モスクにて、
金曜礼拝やラマダン期の特別礼拝、
集会を一時的に停止。
1日5回のお祈りへの参加者の
上限を最大25人と決定。

ラナトゥンガ観光大臣は、
空港の閉鎖や観光客の到着制限に
関してはまだ何も決定していないが、
保健当局の勧告に従って行うと述べた。

同大臣はまた、
インドとの「トラベルバブル」について、
インドのコロナウィルス感染の深刻化を
踏まえてインド側と協議し、現在は
インド人観光客の入国を制限中だと述べ、
インドからの観光客受入れ再開には
時間がかかる
可能性があると明らかにした。

スリランカのビジネスニュース

全国消費者物価指数
(NCPI、2013年=100)の
2021年3月の総合インフレ率は、
前月の 4.2% から 5.1% に上昇。

食料品インフレ率が
前月の 6.9% から 8.8% に上昇、
非食料品インフレ率も
前月の 1.9% から 2.0% に微増。

今週の国債オークションの結果、
米ドル建債(開発債)の金利上昇、
ルピー建債の金利は下落。金利差が拡大。
【参考】2021年4月29日のニュース

4月25日(日)、中央銀行は
国内商業銀行による外国為替の
先渡売買の制限を指示。

市場で米ドルが不足しているのでは
との懸念の声が上がっている一方、
銀行関係者は、フォワード契約には
いくつか制限があるが、
スポット取引は通常通り行われており、
市場は安定しており、輸入事業者が
不安を抱く理由はない
と述べた。

Kida
Kida

インフレ率、資金調達、
外貨準備高と送金運用規制、
マクロは綱渡りなのかねぇ。
為替レートに現れてる、
っちゅうことかなぁ。

4月29日(木)、大統領は、
スリランカを世界初の化学肥料の
使用を廃止した国にすべく、
一歩も引かずに取り組むと強調。

【参考】2021年4月23日ニュース

【大統領の発言】
・政府は、健康で生産性が高い国民の育成のため、国民が有害物質を含まない食生活を送る権利を確保しなければならない。今後10年間で有機肥料の生産を加速し、スリランカ農業で有機肥料のみを使用するようにすることは、政策声明「繁栄と輝きの展望」の公約。
・スリランカは化学肥料の輸入に2.2億米ドル(2019年)を費やし、原油価格上昇により年間3~4億米ドルの費用増が推測される。化学肥料や除草剤、殺虫剤に法外な費用がかかっているにもかかわらず、農業生産の質的向上は見られず、土壌悪化や生物多様性の破壊による収穫量の減少が見られる。化学肥料や農薬の使用は、河川を汚染し、飲料水の供給に深刻な影響を与えている。
腎臓病やがんなど、非伝染性疾患(NCD)への政府の支出は年々増加。農村部住民の生活基盤の喪失、健康悪化、生産性の低下は、国が直面する課題。
・政府は有機肥料生産の拡大に必要な施設や設備を提供する。

Kida
Kida

ここも輸入代替。
健康や食品の安全に関わる
ので、うまくいけば英断、
なんですが、時間は必要。
国民の大半を占める農民の
収穫と収入に直結。

スリランカのプラスチック廃棄、
リサイクルの現状と課題。

・スリランカでは現在、ポリエチレンテレフタレート(PET)プラスチックを毎月約1,000〜1,300トン輸入。輸入にかかる費用は 1,550米ドル/トン、毎月155〜200万米ドルを費やしている計算。
・PET樹脂の60%が西部州内で流通。廃棄プラスチックを効率的に回収・処理する対策をとらない限り、プラスチックの輸入量は増え続け、循環型経済やリサイクル部門の生活向上の可能性は失われる。
・最も簡単な解決策の一つは、リサイクルによるボトルの再製造だが、スリランカでは食品向けのリサイクル素材使用が法的に認められておらず、非現実的となっている。2010年6月29日付臨時官報告示第1160/30号によると、「リサイクルプラスチック製のパッケージ・容器に入った食品」は禁止されている。食品用パッケージへの再生プラスチックの使用は、品質や消費者の健康に不安があるとされている。
・しかし世界中の国々はこれを促進している。北米、ヨーロッパ、ブラジル、バングラデシュ、ナイジェリアなどで、食品用パッケージに再生PETを使用。
 日本のPETボトルのリサイクル率は世界トップクラス。ペットボトル、発泡スチロール容器、PPキャップをそれぞれ専用の容器に入れて家庭で分別し、世界で最も厳しい自治体の分別ルールによる。
・スリランカも廃棄PETをボトルに戻し、貴重な外貨を節約すべき。PETボトルのリサイクルは7~8回以上の再生が可能で、ガラスなどの代替素材との比較では生産時のCO2排出量が 1/3 で済み、コストも環境も優れている。

スリランカの廃棄物管理の最大の問題は、廃棄物収集の不十分さ。全国でプラスチックごみの分別、適切な処理の責任を教え込まなければならない。
・スリランカ国民は、この問題への政府の取組みを期待しているが、インフラや慣行は時代遅れで非効率的。政府の政策決定は、「簡単にできる」禁止策を優先し、適切で効率的な廃棄物の分別管理システムの確保など活用できる長期的な経済的・環境的利益を見過ごしてきた。住民の意識を高めて厳しい規則や罰則を課し、地域のリサイクル産業の強化、住民の回収努力の問題を反映できる。

Kida
Kida

ペットボトルやら
プラスチック包装を
リサイクルしても使えないのか。
カレーのランチパック食べてる
人が多いし、相当数出てるなぁ。

「分別を教え込む」、、、
この一文で気が遠くなる。。。

「簡単にできる」禁止策を優先、
ってのがなんかよくわかります。

スリランカのポリティカルニュース

ラジオやテレビのパーソナリティを
30年近く務めるベテランジャーナリスト、
キングスリー・ラトゥナヤケ氏が
大統領報道官に任命された。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

パワー!!! 焼肉食べたい。

ストゥティ! (ありがとう!)

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