経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年3月5日

アーユーボワン!

今朝から1泊2日の出張、のはずが、、、
昨晩になって「土曜の日帰りになったわ」
とスリランカ人の無邪気なご連絡。。。

ということで、今日もお届けします。
2日間、記事から解放されるはずが。。。

明日3月6日(土)(こそ)は
終日地方出張を予定しており、
弊ブログの更新を
お休みする予定です。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 84,610人(前日比 384人増)、
死者 489人(前日比 5人増)。

政府は、ロシア製コロナワクチン
「スプートニクV」の緊急使用を承認。
スリランカで使用が承認された
コロナワクチンは、
アストラゼネカ製に次いで2つ目。

スリランカのビジネスニュース

中央銀行は、スリランカで初となる
「国家金融包摂戦略(NFIS)」を策定。
世界銀行グループの
国際金融公社(IFC)が支援。

デジタル金融や決済アクセスの拡大、
零細中小中堅企業(MSE)への
金融アクセス促進、金融消費者保護、
女性を含む消費者の金融リテラシー向上
の4つを柱に構成。

ラクシュマン中央銀行総裁は、
通貨理事会後に記者会見。

【総裁の発言】
・経済をコロナ危機から脱却させ、経済成長の復活が必要。投資の後押しのため、主要政策手段は低金利体制と市場流動性。銀行が経済の生産セクターに融資を増やすとの信頼を得ること。
 経済再生支援のため、政策金利を据え置く。数週間中に、主要産業への融資目標額を設定する見込み。中央銀行は2021年第一四半期の成長目標を 3.0〜3.5%に設定。
2021年に見込まれる民間部門のクレジットの増加額 8,500億ルピー(約5,100億円)のうち、20%を中小企業向け融資にあて、経済成長を促進する。
債務返済モラトリアムの3回目の延長が可能か、銀行と協議中だが、銀行は強いバランスシートの維持に苦労しており、包括的な延長は困難な可能性がある。観光業など一部産業は延長するが、延長されない業種が出るなど選択的となる可能性がある。
・負債への依存度を減らしつつ、強固な外貨準備を実現すべく経常収支の黒字化を目指す。中国やインドと25億米ドル相当の通貨スワップ取決めの協議を進行中。

格付け機関 Fitch Ratings は
スリランカ銀行業界の相対評価を実施。

【同社の発表】
国営銀行は、国際ソブリン債の格下げのなか、国営企業への多額の貸付を抱えてバランスシートが拡大しているが、経営環境の悪化に直面。国営銀行のリスクは、持続不可能なバランスシートの拡大から民間銀行と比較してさらに高くなっている。
 国営銀行は一般的に、地方農村を含む預金者の貯蓄を使って、赤字を抱える国営企業に直接に融資。国営 Ceylon Petroleum Corporation (CPC) のようなエネルギー公益事業に融資。こうした会社は、中央銀行が増刷した資金で赤字ながらも運営する一方、それがまた経常収支の赤字を引き起こしている。
・一方で民間銀行もまた、ドル建国債を含む資金のリスクがある。国際ソブリン債にストレスが発生すると、各行に影響する可能性がある。
・国営銀行は、コロナ対策での中小企業への融資を主導する役割を求められており、民間銀行と比較して融資が増加し続けると予想。Bank of Ceylon  と People’s Bank は中央銀行のリファイナンスを受けて、1,780億ルピー(約1,068億円)の融資を実行。
返済モラトリアムの実施などにより全銀行の資産の質が低下しており、国営銀行の資産の質は民間銀行と比して弱いと見ている。

Kida
Kida

モラトリアムが止まると
実体経済には影響大きそう。

首相は都市開発局(UDA)に対し、
コロンボライトレール輸送(LRT)事業の
ブルーライン(コッタワ〜フヌピティヤ間)
にコロンボ南方のマハラガマ地区を
含めるよう要請。
首相は、人口が多い
マハラガマをグレーターコロンボに
含むことが有益で、市内の深刻な
交通渋滞を緩和するだろうと述べた。

スリランカの2019年の交通渋滞の
経済損失は10億ルピー(約6億円)/日
と見積もられている。

Kida
Kida

こちら↓、計画路線図。
【ソース】

http://www.wrlrt.lk/projects.php

セイロン電力公社(CEB)労働組合は、
雨が少ない好天が続くと、
2021年のCEBの損失は1,000億ルピー
(約600億円)に上ると予想しており、
緊急電力の購入をせざるを得ない
可能性があるを述べた。
同組合は、雨量が少なかった2019年に
外部電力購入により850億ルピー
(約510億円)の損失を被ったと述べた。

アパレル縫製大手 
Hirdaramani グループ は
国際再エネ電力証書(I-REC)を取得。
証書の取得はスリランカ初。

国内施設の電力需要の約40%を
I-REC証明電力でカバーすると予測。
同社は長年にわたり、
風力発電所や水力発電所への直接投資や
製造施設での太陽光発電システム導入

など再エネに積極的に投資。

スリランカ最大の再エネ企業
WindForce Ltd は、

国内外での32億ルピー(約19.2億円)
の事業拡大を発表。
IPOによる資金調達を予定。

・同社は、Akbar Brothers グループDebug グループ と Hirdaramani グループ が2010年に設立。スリランカの再エネ事業分野のパイオニアであり、最大の生産者。
・西部プッタラム県での10MWの風力発電所2基の建設を皮切りに、太陽光発電や小水力発電へと事業を拡大し、現在では27基の発電所を国内外で運営。
 総容量は218MW。うち120.8MWをスリランカ国内、残りを国外(ウガンダ、パキスタン、ウクライナ)に保有。風力発電が70MW、太陽光発電が122MW、小水力発電が26MW。
IPOにより株式の15%を提供、約32億ルピーの資金調達を目指す。
 調達した資金により、北部マンナールでの15MWの風力発電所に9.3億ルピー(約5.6億円)、セネガルでの30MWの太陽光発電所に14億ルピー(約8.4億円)を投資、残り9.3億ルピー(約5.6億円)は今後の国内外でのプロジェクトに活用。

Kida
Kida

同社のラニル会長は
Hirdaramani グループ社長。
ここの記事に2本続けて

お名前が出てます。

住宅ディベロッパー Trillium は、
コロンボ南部ハヴェロックタウンで
高級コンドミニアムの建設を開始。
総工費 12億ルピー(約7.2億円)、
3BR30戸、2BR10戸を販売予定。

環境省は、コロンボ市内上空の
酸素濃度
低下していると述べた。
即座に問題となることはないが、
将来的には住民が問題に直面する
可能性はあると警告。

税関当局は、香港向けに密輸されようと
していた大量の乾燥フカヒレを押収。

Kida
Kida

記事読んでると、エイやら
サメやらの乾燥品のよう。
こんなんあるんやな。。。

スリランカのポリティカルニュース

日本政府は、草の根・
人間の安全保障無償資金協力により、
Delvon Assistance for Social
Harmony (DASH)
に対し、
北部での人道的地雷除去活動を目的に
636,363米ドルの無償資金を供与。

警察は、南部ウェリガマ県の
ミディガマ地区が、スリランカ国内の
ヘロインと合成麻薬の流通ハブに
なっていると述べた。

Kida
Kida

なんでもハブになりたがる
スリランカですが、
こんなハブはいらない。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

なんだこの布団。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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