経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年2月14日

アーユーボワン!

昨晩の地震、
スリランカのメディアでもニュースに。
どうぞご無事に。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 74,852人(前日比 796人増)、
死者 390人(前日比 6人増)。

スリランカのビジネスニュース

昨日のニュースでご紹介した
ラクシュマン中央銀行総裁の
「代替(alternative)」による
経済政策について、

も少し、の追加記事。

【同総裁の発言】
我々の経済アプローチは、市場志向だが国家が指導する。スリランカは、1970年代に戻るとわ言わないが、当時の政策をいくつか取り入れる。
・隣国インドはこの方法で産業基盤を築き、1990年代以降に開放を進めた。
 中国や第二次世界大戦後の日本では、ある時期までは一定の規制をかけた経済の運営を行い、成功している。
・我々は、ターメリック(ウコン)の国内生産の過程でこの有効性を見た。
(*昨年からターメリックの輸入を禁止、国内生産を奨励したことを指す。)

Kida
Kida

国が経済運営を管理する、
もっと介入する、
ということでしょうか。

ここでは総裁の発言だけを
抜粋していますが、
記事中にはこれに批判的な
トーンで、インド経済の
歴史などが紹介されています。

ゴダヘワ都市開発・沿岸保全・
廃棄物処理・公共衛生担当大臣は、
港湾開発に技術的な専門知見を有する
民間や外国のターミナル運営会社を
含める必要があると述べた。

【同大臣の発言】
・港湾貨物物流は世界的なビジネスであり、グローバルなネットワークやアクセスが必要。1国での取組みでは成功できない。
・セキュリティや物流上の理由から、港湾の管理は政府によるべきだが、残念ながらハンバントータ港は外国事業者に所有権が譲渡され、政府が管理することができない。トリンコマリー港の開発には憲法の問題があり、ゴール港は地理的条件から制限がある。
 このため港湾開発の中心は、政府が所有権を持つコロンボ港に絞られる。
・インドでは空港や港湾の民営化が進み、港湾13のうち12は民間に貸し出され、Adani Ports and SEZ Ltd はインド最大の総合港湾・物流会社。
スリランカは莫大な国外債務を抱えており、克服には外国直接投資(FDI)の誘致が重要。投資家にはスリランカは唯一の国ではなく、FDI誘致には競争力のある条件が必要で、国は新しい考え方を持つべき。
FDI誘致は国の資産の売却ではなく、投資や技術を持ち込んで民間や外国から国内資産に付加価値を与えること。有識者も、FDI誘致は犯罪ではないというメッセージを広めるべき。

・別の海運業界の専門家は、「港湾開発を「Landlord(地主)モデル」(*土地は港湾管理者が所有、ターミナル運営は民間企業が行う形式)に移行すべき。世界の貨物事業の約80%は民間企業が運営、政府の直接運営は約20%で急速に減少している」と述べた。

Kida
Kida

だから三国間で、、、
ゴニョゴニョ。。。

国営 セイロン電力公社(CEB)
ヘラート会長は、2024年までに
CEBを黒字事業体にすると述べた。
同会長は、会長就任当時は
900億ルピー(約540億円)だった
同社の損失額が、現在では
450億ルピー(約270億円)まで
削減されていると述べ、
全国民に1日1時間でも国のために
誠実に仕事をするよう呼びかけ

アパレル縫製の業界団体トップは、
「アパレル業界労働者35万人への
コロナワクチンの接種を優先するよう
政府に求めている。5月までに労働者が
ワクチンを接種できなければ
業界と経済に大きな影響が出る」と述べた。

同トップは、「世界の需要があるなか
スリランカ業者は納期に間に合わず、
競争相手に発注が動いており、
業界は脅威にさらされている。
業界は必要な予防接種の費用を
負担すると政府に要望している」と述べた。

家電製造大手 
Singer (Sri Lanka) PLC は、
2020年第三四半期(10〜12月)の
決算を発表。

連結売上高: 前年同期比 20%増の186.6億ルピー(約112.0億円)
税引前利益: 前年同期比 118%増の11.4億ルピー(約6.8億円)

・広範な販売網を生かした積極的な販売活動を継続。リモートワークやオンライン教育の導入によるデジタル化の進展から、IT製品への需要が堅調に推移。
・市場金利の低下による借入コストの軽減が収益を支えた。また、サプライヤーの与信期間が延長されたことなどにより金融費用を削減。
・1株を3株とする株式分割を発表。

セラミックタイル製造企業
Lanka Walltiles PLC は、 
2020年第三四半期(10〜12月)の
決算を発表。

連結売上高: 前年同期比 56%増の90.7億ルピー(約54.4億円)
税引前利益: 前年同期比 249%増の17.3億ルピー(約10.4億円)

タイル関連製品のほか、
プランテーション農園向け製品、
包装材やアルミ製品などを販売。

セラミック衛生陶器製造企業
Royal Ceramics Lanka PLC は、 
2020年第三四半期(10〜12月)の
決算を発表。

連結売上高: 前年同期比 47%増の151.0億ルピー(約90.6億円)
税引前利益: 前年同期比 157%増の29.6億ルピー(約17.8億円)

衛生陶器は売上増加とともに収益性が改善。
・グループでは、タイルやアルミ製品、包装材の製造販売のほか、金融やプランテーション農園から収益。

Kida
Kida

輸入制限の恩恵を受けていた
セラミック製造業界。
利益爆上げ。
【参考】2月12日のニュース

9年前、1億米ドル近い費用をかけて
ロータスタワーの建設を開始したが、
今日まで収益はゼロ。
ビットコインに投資していれば、、、
今頃は債務ゼロの国だったのに、

ってつぶやき。。。

スリランカのポリティカルニュース

ガマンピラ・エネルギー大臣が
率いて連立政権に参加する少数政党
Pivithuru Hela Urumaya は、
国名を「スリランカ共和国」に
変更するよう提案。

現在の国名
「スリランカ民主社会主義共和国」
について、名称ではなく行動によって
民主主義や社会主義になるべきだと主張。

Kida
Kida

この政党、国会議員は
この大臣1人だけ、
のようなんだが。。。
1人でも閣僚ポストやら
こんな提案やらするのか。
恐るべし、少数政党。
大統領選挙に35人が
立候補してるからなぁ。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

関西ってスゴい。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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