経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年12月8日

アーユーボワン!

CIA。。。
さすがにこれ、倍速とかだよね。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 
28,580人(前日比 703人増)、
死者 142人(前日比 2人増)。

保健省高官は、スリランカでの
コロナワクチンの接種は来年半ば
までに可能になるだろうと述べた。
同高官はまた、対象のワクチンは
世界保健機関(WHO)の承認を得る
必要があり、要求されている
低温での保管に課題があると述べた。

フェルナンドプル・
コロナウィルス予防担当大臣は
Brandix 社のアパレル工場から発生

したミヌワンゴダ地区クラスターは、
国外から持ち込まれたコロナウィルス

が感染源と考えられると述べた。

【同大臣の発言】
・コロンボ・バンダラナイケ国際空港近くのホテルに宿泊していたウクライナ人乗務員がコロナウィルスに感染していたことが判明している。
 このホテルの従業員も感染しており、感染した従業員とミヌワンゴダ地区の Brandix 社工場の従業員とのつながりが複数確認された。おそらくはこの経路で工場内にウィルスが広がったと考えられる。
スリ・ジャヤワルダナプラ大学での分析によれば、10月以降に Brandix 社工場から感染が拡大したコロナウィルス株は、第一波での以前の株と異なり、ヨーロッパで発見された株と類似している。

Kida
Kida

最終確認はまだですが、
感染経路はこちらになりそう。
厳格な検疫が重要、
なんでしょうが、
一旦入ってしまうとこの拡大。
空港再開に向けて教訓。

スリランカのビジネスニュース

Softlogic Stockbrokers Research は
上場企業285社中277社の決算を分析。
2020年第三四半期の収益は、

前年同期比 53%増の
737億ルピー(約442億円)となり、
2018年下半期以降の四半期では最大。
コロナ危機第一波から経済再開後の
大幅な回復を反映。

外務省高官は、EUへの輸出での
特恵関税制度 GSP+ について、
将来的にスリランカ経済が成長し
GSP+ の恩恵対象から卒業すれば
EUと新たな貿易協定を結ぶ
ことになると述べた。

・EUは一時、人権への懸念と自由権規約の不遵守を理由にスリランカへの GSP+ を停止したが、2017年5月に復活。
 その後世界銀行により、スリランカは高中位所得国に位置付けられたが、2度の通貨危機により、2020年7月に低中位所得国に格下げ。
・スリランカにとってEUは第2位の貿易相手国。
 2019年にスリランカは、イギリスを含むEUに 35億米ドルを輸出、15.8億米ドルを輸入。主な輸出品は、アパレル衣料品・ゴム・野菜・機械類・紅茶・スパイス・タバコ・魚類など。

・同高官は、「スリランカは GSP+ の恩恵を十分に活用できておらず、そのの利用は 55%程度。課題の一つは輸出品が限定されていることで、アパレル繊維製品や食品などで製品を多様化し、輸出業者のGSP+ の認識向上が必要」と述べた。
スリランカの高い輸入関税が国内コストを押し上げ、競争力を失っている。生産投入物にも輸入関税が課せられ、中小企業が競争力のある新たな輸出品を生む可能性は非常に低い。
保護主義は、輸入関税と国内市場の無競争によって貧しい消費者から搾取して高利益を得る体質を生み、国内企業を弱体化させる。在スリランカEU代表団は保護主義を批判していた。

ターメリック(ウコン)生産と
コロナ危機・輸入制限の影響。

・スリランカでのターメリックの生産は、内戦により多くの国内生産が途絶え、年間7,000トンの国内消費に対して、2,000トンしか国内生産されておらず、輸入に大きく依存。
・昨年12月、政府は、国内生産促進と小農家支援を目的に、ターメリックを含むいくつかのスパイスの輸入を禁止。
輸入禁止後、国産ターメリックの価格は4倍になり、地方の小規模生産農家に恩恵。生産農家は「コロナウィルス感染拡大により、収穫した農産物を販売できないと思っていたが、非常に有利になった」と話す。
 ターメリックの闇市場が生み出されたほどで、海軍は南インドからの密輸を摘発。

・内戦中にターメリック栽培を放棄していたある東部の農村では、ほとんどの農家は銀行融資を受けられず、地元で高金利のローンを借りて借金の連鎖に陥っていた。
 この農村は、2018年に農業省に協力を要請し、農村開発銀行から融資を受け、生産のトレーニングを受けるとともに乾燥機械を購入。農家は有機肥料だけを使って栽培を再開。150kgの種を植え、2,000kgの「新しい黄金」を収穫。
この成功例とターメリックの価格上昇から現在、スリランカ全土で農家が栽培を増やし、国民も日常の使用のため家庭菜園で栽培。
 次の収穫は2月下旬で、国内需要の半分を満たす見込み。2022年までには国内需要を満たし、輸出を開始できる生産量に達する可能性。

三輪自動車(トゥクトゥク)
ドライバーの組合団体は、
タクシーやライドシェアを運営する
国内・国際企業に懸念を表明。

テック・ベースのこれら企業のなかには、
数百万米ドルを稼ぎながらも国内に
事務所を持たず、政府に税金を納めずに
営業している企業があり、
政府が為替を守ろうとしているなか
国外への利益送金によりスリランカの
外国為替に影響を与えていると批判。

Kida
Kida

そんなこと言っても
普通にトゥクトゥクに
乗ることと比べたら
便利で安全だからなぁ。
どこの国でもこういう
ことばっか主張する
業界団体がありますねぇ。

で、続けてこちら↓。

UBEREats のスリランカでの
オペレーション開始から 2年。
レストランには新たな販売チャネルと
マーケティングを、ドライバーには
新たな収入手段と経済的自立を生み、
スリランカの飲食業界に大きな変化。

駐スリランカ南アフリカ共和国大使が
離任にあたりグナワルダナ外務大臣を訪問。

・大使は、南アフリカの宝飾産業発展にスリランカの職人の支援を得たいと述べたほか、南アフリカのスーパーマーケットチェーン「SPAR」がスリランカ国内店舗を20店舗まで拡大する、南アフリカからの輸入コンテナをスリランカ製品の輸出に利用可能だと強調。
・大臣は、スリランカで食品の40%が廃棄されている現状を受け、スリランカ食品加工産業のため南アフリカの缶詰生産の知見を得たいと求めた。また、南アフリカ流通網を通じたアフリカ大陸への紅茶輸出拡大も議論。

Kida
Kida

SPARって南アフリカの
企業だったんですね。

なんでもハブをつけて
おけば良いとの観点からも

目指せアフリカとのハブ。

魚は取り放題の島国。
缶詰を国内生産する前に、
タイやベトナムの缶詰工場
に原材料の魚を輸出する、
などはこれから伸びるかも。

スリランカのポリティカルニュース

12月2日(水)夜にスリランカを
横断したサイクロンにより、
2名が死亡、95,000人以上が被災。
家屋 99棟が倒壊、3,496棟に被害。

ラトワッテ刑務所改革・
囚人リハビリ担当大臣は、
受刑者数の増加により刑務所の
定員が逼迫しており、
特にコロナ危機の状況を考慮し、
死刑囚を禁錮20年に減刑、
20年以上の服役者を釈放する
恩赦を検討すると述べた。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

一位だけ美味しさの意味が違う。

ストゥティ! (ありがとう!)

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