経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年10月23日

アーユーボワン!

中国、ハンパねぇ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 6,287人(前日比 310人増)、
死者 14人(前日比 1人増)。

コロンボ市北部 ペリヤゴダ魚市場 から
2日間で 309人の感染を確認。
コロンボ県内 6つの警察管区で外出禁止令。
国内 44の警察管区で外出禁止令を発令中。

北西部州クルネーガラ県
クリヤピティヤ在住の女性が死亡。

スリランカのビジネスニュース

スリランカ輸出開発委員会(EDB) は、
2020年 1〜9月の間の輸出総額は、
前年同期比▲17.7% の 97億米ドルと発表。

・サービス部門では ITセクターが +7.9%と好調な一方、建設は ▲47.1%、運輸物流は ▲36.8%。
商品輸出は ▲16.9%の74億米ドル。
 アパレルは ▲21.5%の32.7億米ドル、紅茶は ▲10.3%の9.2億米ドル、ゴム製品は ▲14.0%の5.9億米ドル、電気・電子部品は ▲15.4%減の2.5億米ドルなど。

10月22日(木)、
コロンボ株式市場(CSE)
前日21日(水)の急落から反発。

株式指数(ASPI)は 5,771.89。
前日比 1.5% の上昇。

スリランカ保険業界の概要。

・2019年末時点、スリランカには保険会社 27社、保険仲介会社 67社、損害査定会社 16社。
 保険会社 27社のうち、13社が生命保険、12社が損害保険、2社が両方を扱う。
・2019年の収入保険料は、前年比 8.6%増の 1,965億ルピー(約 1,179億円)。
 生命保険が 10.6%増の 888億ルピー(約533億円)、損害保険が 7.1%増の 1,077億ルピー(約646億円)。
・GDPに占める保険料の割合で反映される保険普及率は、2019年には1.31%。保険に対する信頼感や国民の意識の高まりにより徐々に増加しているが、アジア地域他国と比較するとまだ低い。
 1人当たりの保険料は、2019年は 8.0%増の 9,013ルピー(約 5,408円)。

・保険会社の総資産額(2019年)は、10.4%増の 6,963億ルピー(約 4,178億円)。
 生命保険会社が 12.8%増の 4,857億ルピー(約2,914億円)、損害保険会社が 4.0%増の 2,039億ルピー(約 1,223億円)。
・保険会社が支払った保険金(2019年)は、
 生命保険が 4.8%増の 361億ルピー(約 217億円)。障害給付金、死亡給付金、解約金、満期給付金など。
 損害保険が 11.3%増の 584億ルピー(約 350億円)。
生命保険契約者数(2019年)は、6.35%増の 340万件。総人口に占める生命保険契約率(2019年)は15.6%。今後も拡大すると見られている。
 損害保険契約者数(2019年)は、4.4%増の 667万件。うち 593万件を自動車保険が占める。

・2019年の生命保険会社の収益は、24.9% 減益の 195億ルピー(約117億円)。主に Ceylinco Life Insulance Ltd に牽引されている。
 損害保険会社は、5.2% 減益の 111億ルピー(約67億円)。
・67社ある保険仲介会社は、16.97%増の 総保険料 293億ルピー(約176億円)を販売。販売額のうち 96.3%を損害保険が占め、損害保険の保険料全体の 26.2%が保険仲介会社を通じて販売されている。

今後数十年の間に、損害保険業界は根本的な構造変化に直面すると予測。技術進歩により、現在の主力である自動車保険が減少する可能性。
・保険業界はコロナ危機の影響に直面。世界で最も強力で豊かな国の医療でさえもその対応に苦慮、ロックダウンによる経済への悪影響が継続的に拡大。コロナ禍による事業の中断や株式市場のボラティリティは、保険会社の投資利回りにダメージを与える可能性。
 特に損害保険では、旅行保険、従業員賠償責任保険、事業中断保険、健康保険に起因する損失に直面。十分な資金準備と資本の維持が不可欠。

Kida
Kida

金額や加入者などデータを含めて
スリランカの保険業界を紹介。
徐々に認知されて拡大傾向にある
一方、他国よりまだ遅れている、
というところでしょうか。

収益性については扱う保険会社が
多過ぎることに一因ありそう。
市内に「Insurance」のお店、
ムチャクチャ多いですもん。

スリランカ税関当局は、
コロナ対策保険ガイドラインに
従いつつ効率的なサービスを
提供するべくデジタル化を推進。

・税関当局高官は、貿易円滑化協定やペーパーレス手続きを含む近代化に着手しており、コロナウィルス対策としてソーシャルディスタンスの維持に役立ったと述べた。
・最新の貨物スキャン機 4台を導入し、低危険品の検査時間が大幅に短縮。人を介する手続きが大幅に減少。
・スリランカ税関は20年以上前からASYCUDA(*税関システム)による申告処理を行っており、2017年からは本格的なオンライン電子決済プラットフォームを導入。
 コロナ対策でデジタル化をさらに促進するため、貿易事業者は請求書など必要書類のスキャンでの提出が可能に。また、各種規格・検疫・食品検査・医薬品規制承認など政府の他機関が管轄する規制承認について、オンライン・プラットフォームへの提出が認められるように。
税関当局は国税収入の60%近くを徴収しており、国際貿易は国の重要な収入源。

ベトナムは、スリランカの漁業・養殖業の
開発を目的とする二国間協定の締結に合意。
スリランカの漁業と水産資源を
共同開発するとし、ナマコや淡水魚
養殖分野での近代化・知見の導入、
ベトナムからの資金援助などを想定。

カタールでスリランカ事業者の協会設立。
カタール市場へのスリランカ品の
輸入を拡大する目的。

Kida
Kida

カタールでスリランカ人
事業者の集まりが設立される、
それがニュースになる、
というところから、この国と
中東の結び付きを感じます。
中東への鶏肉輸出が始まったり、
距離や文化からも中東向けの
ビジネスはスリランカには
身近なんだなあ、と。

参考:7月26日のニュース

スリランカのポリティカルニュース

第20次憲法改正案が国会で可決。
国会議員 225人のうち 2/3(150人)の
賛成が必要だったなか、156人が賛成。
野党から 8人が賛成に投票。
シリセーナ前大統領を含む12人が欠席。

大統領権限の拡大などを認めることに。
二重国籍者の国会議員就任を認める
別法案も可決。

スリランカの国会、こんな投票システム
があるよう。電子化しとる。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ワンタンとしては旨そうだけど、
ギョウザで心踊ってるとちょっと違うよなあ。

ギョウザ、旨いよなあ。愛してるわ。

ストゥティ! (ありがとう!)

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