経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年10月6日

アーユーボワン!

笑えねえなあ。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 3,513人(前日比 111人増)、死者 13人(増減なし)。

ガンパハ県ミヌワンゴダ の
アパレル大手  Brandix  工場従業員から
101人のコロナウィルス集団感染を確認。
一部は、中部クルネーガラや北部ジャフナ
へ休暇帰省中の工場労働者からも感染確認。

ガンパハ県は人口密度が多い地域。
当局は、外出禁止令を発出済みの
ベヤンゴダ・デブラピティヤ・
ミヌワンゴダの各警察管区のほか、
ガンパハ県の住民に移動制限を呼びかけ。

引き続き感染経路は不明。

政府高官は、一部 SNS で出回っている
スリランカ全土での夜間外出禁止令が
発令されるとの噂はフェイクニュース、
その計画も必要もないとは述べた。

同高官は、国民に冷静慎重な行動を求め、
政府の決定はすべて公式メディアを
通じて発表されると述べ、現在のところ、
政府機関閉鎖や時間による外出禁止を
課す計画はないと付け加えた。

Kida
Kida

13:00 時点の速報では、
工場労働者クラスターでの
感染判明者は 550人を超えたと。

昨日夕方のスーパーの野菜売り場。

Kida
Kida

買い物できないロックダウンを
経験してきてるコロンボ市民、
買いだめしたくなるよね。。。
すげぇ量の酒を買ってる
おっちゃんもいた YO。

現場からは以上です。

スリランカのビジネスニュース

コロナウィルス感染拡大を受け、
コロンボ株式市場(CSE)は急落。
株式指数(ASPI)は 5,587.17。
前日比 7.65% の大幅な下落。

Kida
Kida

ASPI は 9月中に 12%上昇。
「スーパーセプテンバー」、
全部とは言わないまでも
だいぶ吹っ飛んだかぁ。

為替は安定。1米ドル = 184.60/80ルピー 。

コロンボ鉄道交通 LRT プロジェクトの
中止は、交通問題解決に失敗との寄稿。

・コロンボの交通問題解決のため、2012年にマヒンダ・ラージャパクサ政権が日本に支援を要請し、2014年にJICAの技術協力により「コロンボ都市交通マスタープラン」を発表。

報告書は、解決策として道路・モノレール・鉄道の開発を提案。
① 港湾アクセス道路(4車線)、港有地上に 5kmの高架道路及びフォート駅接続
② 東部マーラベ 〜 中心部フォート間 モノレール高架鉄道(15.7km)
③ 中心部ボレッラ 〜 南東部ホマガマ モノレール高架鉄道(23.1km)
④ 中央環状道路(北部ワッタラ 〜 北部ケラニヤ 〜 東部バッタラムッラ 〜 南東部マハラガマ 〜 南部ラトゥマラナ)(30.2km)
⑤ 中心部キルラポネ 〜 南部ラトゥマラナのベースライン道路の拡幅拡張(6.2km)
⑥ 南部デヒワラ 〜 南部ラトゥマラナのマリンドライブ道路の高架化延長(鉄道路線上)


・同報告書によると、コロンボ首都圏では 690万台/日の車両が移動しており、2035年には 75%以上増の 1,220万台に達すると推定。また道路には歩行者スペースが不足、駐車車両が深刻な問題に。
・コロンボ・ポートシティが完成すると 92,000人の雇用を創出。1/3 が 西部マーラベ方面から通勤する場合、その半数(15,000 人)は移動時間が短い(マーラベ〜フォート間 30 分)LRT を利用すると予測。
 朝夕ピーク時には、列車は 2~3分間隔で運行予定で、4両編成の列車 1本に250人以上が乗車。ピークの2時間に 片道10,000人以上の乗員が可能。
・LRTプロジェクトは 18.3億米ドルを(12年間の支払猶予帰還後に)28年間で返済する計画のため、年間返済額は 6,530万米ドル。
 多くの車の所有者が、時間節約と駐車場問題から LRT での移動を選択すると、輸入車の購入、燃料・環境の節約につながり、その効果は年間6,530万ドルを超えるだろう。

バス路線を確保するには片道 3車線の往復道路が必要だが、コロンボにはそうした道路は20kmもない。ほとんどの主要道路は片道 2車線で、1車線をバス専用にすると、自動車・トゥクトゥク・バイクがもう1車線に集中、大渋滞となる。
 2017年のメガポリス交通マスタープラン報告書では、バス輸送は今後20年を考えると持続可能ではないと結論づけている。
・現在、バスや電車は満員なうえ、鉄道は赤字経営。自動車保有者を公共交通機関利用に誘導するには、エアコンや快適な座席が必要。民間バスは豪華な低層バスを提案しているが、課題は狭い道路の渋滞であり、都市交通マスタープランで提案されている既存道路の改善。

・大統領は命じた LRT プロジェクトの契約解除により、違約金は約1億米ドルに。
 課題への対応は少なくとも5年は遅れ、価格も上昇する。政治家による遅延と干渉のために生じた中止は、これまでで最大の失態だろう。
スリランカは日本と長期的な友好関係を享受し、低利の開発融資を数多く受けている。
 コロンボ周辺のほとんどの道路は拡幅と改良が必要で、所有者が反対する土地の取得が必要。一方で高架による道路・鉄道は土地取得の必要性がはるかに少ない。
・独立以来、コロンボ周辺道路の開発への投資は、資金不足を理由に最小限にとどまっていた。日本は現在、ケラニヤ橋建設に資金提供し、LRTプロジェクトほかへの資金提供にも同意。日本人に敬意を持つ必要がある。

・高速道路により遠方アクセスは便利になったが、コロンボ周辺の劣悪な道路網は市民に時間とお金の浪費を強いている。
・バスや電車が最も安価な交通手段であるにもかかわらず、トゥクトゥクや二輪車で渋滞する狭い道路は、交通の速度を遅め、危険な状態に晒している。
マスタープランで提案されているソリューションの実現は、土地取得などで時間を要する。最良策は、日本の最も安価な資金提供により、提案のほとんどを同時に実施すること。
・道路の改善は政治干渉により遅延。LRTプロジェクトの中止は日本の支援を減らし、最大の財政政治的な失敗となるだろう。大統領が日本に謝罪し、LRTプロジェクトを再開するにはまだ遅くはない。

Kida
Kida

長かったんですが、、、
マスタープランの提案、
問題点などの説明部分も
まとめてみました。
日本政府の大きな協力・
貢献も紹介されています。

スリランカ初のフィンテックスタートアップ
アクセラレータープログラム HatchX は、
国内有望フィンテックスタートアップ企業が
そのプログラムを卒業するデモデーを開催。

以下 7社がプログラムを修了。
DirectPay、Smart Insure、Fipbox.com、
HeliosP2P、iLoan、Algoredge、OGO Pay

アラハッペルマ電力大臣は、
2030年までに国内電力需要の
70%を再エネで提供すると述べた。

【大臣の発言】
・国内電力の約30%はディーゼル発電であり、政府は莫大なコストを費やしている。
・太陽光発電が最も安価。大統領は、すべての屋根上に太陽光発電システムを設置するよう指示しており、100万の家屋に屋根付けの太陽光発電パネルが提供される見込みで、南部マータラの一部地区ではすでに多くの家屋に設置されている。

アマラウィーラ環境大臣は、
政治家の名を利用した違法な砂採掘の
従事者に厳格な法的措置を取ると述べた。

スリランカのポリティカルニュース

シリセーナ前大統領は、
連続爆破テロ事件の調査委員会に対し、
事件による攻撃の具体的な脅威情報を
国外諜報機関から報告されていれば、
防止にあらゆる手段を講じたと述べ、
国が直面していた深刻な脅威について
何も知らされていなかったと述べた。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

なんだかスゴい、これ。

ストゥティ! (ありがとう!)

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