アーユーボワン!
ここ1〜2週間、雨がよく降るコロンボです。
夜中に雨が降ると、
寝ててもちょっと寒いんですよね。
ワタシだけ? 日本の冬とか怖い。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 3,195人(前日比 33人増)、死者 12人(増減なし)。
シンガポールの政府系投資会社
Temasek財団は
マスク 100万枚をスリランカに寄贈。
マスクは、スリランカのアパレル大手
MAS Holdings による生産。
スリランカのビジネスニュース
2020年8月の輸出額は、
前年同月比 8.2%減の 約9.5億米ドルに。
アパレルと紅茶が減少、
ココナッツ関連製品とゴム手袋が増加。
スリランカ輸出開発委員会(EDB) 会長は、
「アメリカとEUが最大の市場の一方、中国などアジアに輸出市場を創出する必要があり、中国FTAが役立つだろう。
より多くの数十億米ドル規模の産業を創出できるよう、輸出製品の多様化を同時に進めなければならない。」と述べた。
2020年8月の外貨準備高は 74.4億米ドル。
前月の71.0億米ドルから増加。
データからは、中央銀行による
外貨市場での米ドル純購入が明らかに。
ディッサナヤケ太陽光・風力・
グリッド発電事業開発担当大臣は、
2030年までに国内発電に占める
再生可能エネルギーの貢献度を
80%まで高めるよう
あらゆる方策を取ると強調。
同大臣はまた、スリランカ電力セクターは
再生可能資源の活用に進んでおり、
将来の開発目標達成のためには、
再エネ分野の起業家が進出するよう
戦略を立てる必要があると述べた。
航空当局は、新航空会社
Fly Lankan Asia (Pvt) Ltd に
運行許可を付与。同社は
コロンボ南部ラトゥマラナ空港を拠点に、
国内・国際線の運航を予定。
スリランカの東部が、世界的にも魅力の
新たな観光スポットに変遷しているとの記事。
・スリランカの東海岸は、漁業・海産物の産地と水田のみの場所であり、南部のビーチや中央山岳地域に比べて人気がなかったことは間違いない。
東部州の多くが内戦中にテロ組織 LTTE の脅威にさらされていたことや、コロンボから東海岸への長い移動時間の問題もあった。
・しかし現在、美しい砂浜やサンゴ礁、サファリや野生動物、ウォータースポーツなどのアクティビティが魅力の土地となり、新たなホテルやレストランなどの施設が増加。観光客にはエンターテイメントの選択肢が増えている。
・なかでも、アルガン・ベイは世界屈指のサーフィンスポットとして、プロサーファーや愛好家に人気。世界規模の大会も開催されている。
・また、東部は環境配慮を重視し、プラスチック製品のリサイクル工場やアップサイクルプロジェクトが数多く設立。
取組例の一つが Waste Less Arugam Bay (WLAB) プロジェクト。プラスチック汚染の教育、ペットボトル水の購入に代わる浄水システムの提供、プラスチック再利用などを推進。
・東海岸は以前は漁業と養殖で知られていたが、新スポーツ、観光のハブ、エコフレンドリーにシフトし、ポジティブな地域となっている。
あまりスポットのあたらない
東海岸ですが、変化が。
エコ産業が進展して、
繊維生地の工業団地も作ろうと
してますし、サーフィン以外
にも注意が必要かも。
確かに移動に時間かかる。。。
大国との関係において、
スリランカの戦略的立地の重要性を
過信すべきではないとの論考。
・スリランカに関与する大国は、順に、インド、中国、アメリカ、パキスタン。
日本、オーストラリア、イギリスは、アメリカが指示する範囲で影響力を行使。
・インドにとってスリランカは非常に重要。敵対的軍事基地の設置など、インドの安全保障への脅威があれば、強硬な軍事反応を引き起こすだろう。
アメリカは軍事面では、インド支援、中国の軍事施設の否定にあるが、経済面ではより深く、一帯一路をはじめとする中国の経済進出を押し戻すことにある。
・現在のスリランカは、IMF・中国・アメリカ。インドの間で、外国債務と利子の返済猶予に、ラージャパクサ家が操られており、より複雑な状況。インドは取引や融資でラージャパクサ家を買収したい一方で、ラージャパクサ家は、大金は中国にあるとよく知っている。
・スリランカの経済的・戦略的立地は中国にとって、スエズ運河、ペルシャ湾(とその石油)、中国依存の東アフリカへの航路の中心地として有益だが、誇張されるべきではない。
中国にとっての決定的なチョークポイントはマラッカ海峡。この点で、数日前に署名された中国・イラン間の石油と鉄道の取引は非常に重要。中国による石油購入と引き換えに、イランの港町チャバハルとイラン・アフガニスタン国境近くのザヘダンを結ぶ鉄道プロジェクトに合意。北上してユーラシア回廊に接続すると考えられ、パキスタン・イラン回廊となる。マラッカ海峡とスリランカの貨物輸送のバイパスとなる可能性。
・また、中国は石油・ガス・ハイテク・大量の電子チップを必要とするが、スリランカは中国に輸出していない。中国は、スリランカと同じく衣料品や製造品を世界に輸出しているが、より多様で質が高い。
・中国の投資は大規模だが、マッタラ(空港)・ハンバントータスタジアム・高速道路などラージャパクサが前面に出るものは余計な事業の可能性が高い。
・アメリカによる中国企業 24社のブラックリスト化が、スリランカに影響する可能性は低い。
・スリランカの 2020年の財政赤字は約10%であり、破産している。金を持っているのはインドでもアメリカでもなく中国であり、選択肢がない物乞いとなるだろう。
大統領は「インド第一」と
外交筋が話してはいますが、
(参考:8月16日のニュース)
依然として中国も重要。
しかも、中国に最優先の死活的
立地、ってほどでもないよ、と。
ちょっと極端な書き方には
思いますが、大国とのバランス
の保持には苦労しそう。
輸出が(ウソみたいに)
伸びれば、ねえ。
スリランカのポリティカルニュース
調査委員会によれば、
前政権が設置した「汚職防止委員会」が、
29か月間にわたり大規模な汚職を行い、
33.7兆ルピー(約20.2兆円)の政府資金を浪費。
勤務者44人への 22.7兆ルピー(約13.6兆円)
の給与のほか、車両・燃料・電話ほかに
支払われたとして証拠が示されている。
記事中の金額の単位が
怪しい気がする。。。
ホントに million なのか?
いずれにせよ、
「汚職対策委員会」で
汚職・資金流用だと。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
ナニコレ。。。
ストゥティ! (ありがとう!)
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