アーユーボワン!
8月突入。
スリランカは季節の移り変わりも特にないですけどね。。。
今日はムスリムのお祭り、
イード・アル・アドハー(犠牲祭)。
いつもどおり、、、Spice Up さんの
まとめ記事を 丸パクリ ご紹介。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,815人(前日比 1人増)、死者 11人(増減なし)。
国会議員のマスク着用義務化。
スリランカのビジネスニュース
日本政府は、スリランカ学校給食での活用に、
国連世界食糧計画(WFP)を通じて
3億円相当の魚缶詰 388トンを支援。
缶詰は東日本大震災の被災地で生産されたもの。
外務省プレスリリース:
スリランカに対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
北村 臨時代理大使は、2011年3月 東日本大震災時のスリランカによる資金とお茶の寄付を想起し、
「提供される魚缶詰はスリランカが支援してくれた地域で生産しており、必要な時に日本に
手を差し伸べてくれたスリランカの友人への感謝の気持ちを反映している」と述べた。
2020年 7月の コロンボ消費者物価指数
による対前年比総合インフレ率は、
前月の 3.9% から 4.2% に上昇。
食料品物価指数: 前月の 10.0% から 10.9% に上昇
非食料品物価指数: 前月の 1.4% から 1.5% に上昇
年平均ベースによるコロンボ消費者物価指数も
前月の 4.7% から 4.8% に上昇。
非食品カテゴリーの中では、
ヘルス(病院・介護施設)サブカテゴリーの価格が上昇。
7月27日(月)〜31日(金)の週、
コロンボ株式市場(CSE)は上昇。
株式指数(ASPI)は 5,124.26。
前日比 0.7%、前週末比 1.2% の上昇。
為替は 1米ドル=185.62/70 ルピーと先週からわずかに上昇。
中央銀行は、マクロ経済予測の更新・発表を否定。
2020年 4月に公表した年次報告書のとおり、
2020年の成長予測は 1.5%から変更なく、
更新がある場合、第1四半期の成長率発表後に
実施とする声明を発表。
中央銀行が、2020年GDPの大幅な縮小と
財政赤字の大幅な拡大を予測しているとの
一部メディア報道を受けたもの。
【中央銀行声明】
・コロナ危機による不確実性を考えると、マクロ経済予測の頻繁な更新が必要であり、中央銀行は、経済指標のモニターを継続。
・中央銀行のマクロ経済予測改訂に必要な情報には、2020年第1四半期GDP推計値があり、これが入手可能となり次第、修正したマクロ経済予測を発表予定。
・7月初め、国勢調査統計局は、コロナ危機の状況と課題の把握のため、第1四半期GDP推計値の発表を遅らせると発表。発表日は未定。
一方で、格付け会社などの分析機関は、スリランカ経済が3%縮小する可能性があると警告している。
スリランカの元外務次官であり、
駐米大使・駐インド大使を歴任した
カリヤワサム氏によるスリランカ・インド関係への寄稿。
・インドとスリランカの関係は主権国家として対等だが、一方で、地理的な国土規模・人口・軍事力・経済力、もう一方では社会指標や地理的立地の点で非対称的。
スリランカの多様な人々は、歴史を通じて常にインドの影響を受けてきたが、確固たる独立性・独自の特徴を保持、複数の宗教的・文化的・社会的影響があり、慎重な指導が必要。
・古代を経て、ヨーロッパ海洋国家による植民地支配の拡大は、スリランカの政治・経済・文化に直接的な影響を与え、インドと同様に経済は形を変えた。南インドからプランテーション労働者がスリランカに大量に連れてこられ、インドの自由闘争はスリランカにも影響。
・植民地時代の大国による「プロセス・エンジニアリング」は、民族性・言語・宗教に基づく分離主義的なイデオロギー出現の要因に。この考え方は現在の政治に定着。
・スリランカの戦略的立地は、かつてインドの著名専門家がインド南端に駐留する空母と例えたが、古代と同様、両国の経済的繁栄だけでなく安全保障が密接に結びついていることは明らか。現代のインドとスリランカの指導者は、経済・文化・安全保障の旺盛な結びつきから、片方に災難が起きればもう一方にも悪影響が及ぶと認識、常に良好な隣国関係を築こうと努力。
・両国の他国との協力関係は、両国の平和と繁栄・インド洋の安定に貢献するものである必要がある。インド太平洋の航行の自由、法に基づく国際秩序、紛争の平和的解決は共通の関心事項であり、なかでも「ブルーエコノミー」(*インドが提唱する海洋産業発展政策)関連は重要。
・現代においても、スリランカの社会経済的発展は実質的にインドに依存。しかし両国には多くの選択肢。
例えば、スリランカはインドの起業家に、コロンボをもう一つのビジネスハブにするよう働きかけることが可能。物流キャパ・余暇機能・ビジネスの容易さが貢献。
また、近代的なバリューチェーンから両国の利益を得るため、立地や人材を利用した補完性の強調・創造が可能。
・コロナ危機により多くの国が自国にこもるなか、相互支援の最大化と近隣での機会活用は実行可能な選択肢。
片方の国の繁栄がもう一方の国の進歩を生み、逆もまた然りとの認識のもと、両国が、現代のバリューチェーンと安全保障上の義務を考慮に入れたパートナーシップの更新と活性化に焦点を当てる機会。
長い記事で大変なんですが、、、
古代・植民地時代などの歴史、
社会の複層構造、
インドとの相互依存関係など、
「非対称的関係」の前提からの
分析は勉強になりました。
スリランカのポリティカルニュース
ラトゥナプラ高等裁判所は、
ラトゥナプラ選挙区で SLPPから国会議員選挙に
立候補しているジャヤセカラ元国会議員に死刑判決。
2015年の大統領選挙期間中に UNP 支持者を殺害した罪。
この罪に関し、同氏は2016年に保釈されていた。
同氏はこれまでに、マハウェリ開発副大臣、
電力・エネルギー副大臣を務めており、
ラトゥナプラ選挙区の有力候補。
死刑、って。
投票まであと 4日。。。
ムスリムの専門家グループの声明。
平和的共存、経済発展と平和的生活を実現する政府のため、
ムスリムコミュニティはよく考えて投票すべき。
・ムスリムの大多数が、スリランカ独立初期にUNPに投票。UNPの経済界寄りの政策が有益と考えた実業家の多くが支援。
長きにわたり、この投票行動がムスリムの規範となったが、合理的ではなかった。
現在ではムスリム企業の大半は小規模企業になっており、コミュニティの政党への忠誠心を再評価する時。
・ムスリムは何世紀にもわたり他のコミュニティと平和的に共存してきたが、 残念なことに、特定の事件がこの平和を乱してきた。連続爆破テロ事件の責任をラージャパクサ政権に転嫁する動きがあるが、真実を見極める必要がある。
・ラージャパクサ政権の外交政策は、すべての国との友好関係維持に重点。イスラム世界、特にアラブ諸国との潜在関係が十分に活用されていないが、首相は多くの国々を公式訪問、良好な関係を構築。経済発展には、外部からの大きな支援が必要。イスラム世界との関係の有効活用は、経済成長に大きなプラスのエネルギーを与える。
・大統領の8か月の在任期間において、地域社会の調和を保ちながら、国を正しい方向に舵取りしてきた。
・経済発展につながる強力な政府が必要。経済発展はコミュニティ間の大きな調和への道を開く。内戦終結後、スリランカの偉大な発展を目撃。また、不安定な政府による開発の遅れ、最後の弱小政権の不和も目の当たりに。
・経済繁栄と調和のとれた国家のため、強力な政府を選ぶ賢明な決断を下すよう、ムスリム・コミュニティに助言する。
「よく考えろ」と言いつつ、
内容は SLPP 一択、と言っているに等しい。
代表として声明を出した人物は、
財務大臣を務めた政治家の息子、とのこと。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
まいったな。
ストゥティ! (ありがとう!)
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