アーユーボワン!
今日は土砂降りのコロンボ。
朝からずっと大雨。
トゥクトゥク捕まんなかったなあ。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,724人(前日比 20人増)、死者 11人(増減なし)。
スリランカのビジネスニュース
首相は、前政権が国際約束を通じて
売却した国の資源を将来世代に残す必要があり、
国際約束の脱退は簡単なことではないが、
資源を残す努力を放棄しないと述べた。
国際約束の見直しを前提に交渉、
と宣言したようなモンか。。。
2020年第一四半期(1月〜3月)の失業率が 5.7%に。
30年にわたった内戦末期、6%を超えた2009年以来の水準に。
・スリランカの失業率は、内戦末期に6%に達した後、急速に低下。
内戦終結後に、中国資本などによる建設ブームが起こり、経済が活況に。
・しかし、2012年頃から金融が不安定化。中央銀行による紙幣増刷が続くなかで収支危機が相次いで発生。
・失業率は3年前の約4%半ばの水準から上昇。
金融不安増大、物価統制、政策や税制度の急速な変更などにより、ビジネス環境が不確実に。
駐スリランカ・ドイツ大使へのインタビュー。
スリランカの輸入制限がEU加盟国の間で懸念材料に。
・EU議長国ドイツは、スリランカの現在の貿易制限は消費者物価を上昇させ「有害」で、高付加価値製品の多くは輸入品を必要とし、輸出業者にも影響するとの見解を示した。
ドイツはスリランカの主要パートナーであり、ドイツ工科大学を通じた職業訓練の拡大、中小企業部門への資金援助などを継続的に支援。
【駐スリランカ・ドイツ大使のインタビュー】
・先月、ベトナムがEUと自由貿易協定(FTA)を締結したが、スリランカは世界で唯一、制限を拡大している国。スリランカが投資家に魅力的な国であり続けたいのであれば、開放を続ける必要がある。輸入制限が長期化すれば、ある段階で世界貿易機関(WTO)での議論の争点になるだろう。
・インドを貿易の「スーパーマーケット」とすべき。
世界中どこも、最大の貿易相手はたいてい隣国。南アジアだけが状況が異なり、スリランカの主な輸出先は、地理的に遠く離れたEU・米国・イギリス。
この異常な状況を変えるには、開かれた貿易政策と地域協力の強化が必要。12億人の人口を擁する隣国インドは、スリランカの自然な市場となる巨大な可能性を秘める。
・中国の融資を懸念。中国の融資が正確な評価額に基づいているか、ドイツでも議論された。
・政府入札に、透明性と公平性の問題を提起。ケラワラピティヤ(Kerawalapitiya)LNG発電所の入札では、最低価格を入れた Lakdhanavi Ltd が落札されなかったと言われている。同社はドイツの技術を活用。
・ルールの実施、不正を許さないこと、国民へのサービス提供、持続可能な税制の観点から、ガバナンスが重要。
スリランカ公認会計士協会(CMA)は、
コロナ危機中小企業開発委員会を設立。
同委員会は、日本企業のスリランカへの移転を進める。
・この委員会の大胆な取組みの一つとして、日本政府が提案した中国から他国への産業移転を活用し、スリランカへのシフトを進める。
インド政府が中国で操業する日本企業を誘致して生産拠点をシフトさせると報じられ、委員会は、スリランカ経済界もこのシフトを利用するチャンスがあると見ている。スリランカの多くの大手企業から好意的な反応。
・同委員会は、JETROコンサルタントとしても経験がある日本のビジネス開発コンサルタントと提携。JETRO本部サポート。同コンサルタントは、スリランカ側を日本企業に無料で紹介し、適切な日本企業との関係構築後手数料を徴収。
大統領は、コショウの輸出拡大を計画中。
・インドはコショウの主要な買い手であり、スリランカからの購入量増加は重要な戦略。新たな市場も検討。
・大統領は、世界市場に向けてコショウをベースにした新製品の開発により、収入増となる可能性があると指摘。
一方、インドメディアからは、
インドのスリランカからのコショウ輸入量が急増、との報道。
・2020年 1月〜6月、スリランカからインドへのコショウ輸入量は 717トンに急増。うち 372トンの輸入は6月。昨年同期間の輸入量は 408トン、56%増。
・南アジア地域協力連合(SAARC)協定下での二国間協定締結以来、スリランカからのコショウの輸入は急速に伸びている。
・インドでは、国内コショウ農家保護のため、一般的な輸入関税は70%。
一方、スリランカの場合、協定によって 8%の譲歩関税。
ベトナム産コショウは、高関税を逃れるためスリランカ経由でインドに輸入されていると言われている。
7月15日のニュースで、
ベトナムでのアパレル製造を紹介しましたが、
ベトナムの成長を見るにつけ、
長い目では自由貿易が必要だと思うんですよね。
インドとはFTAを結べるわけで、
インドを市場として見るとメリットが出る、
という好例。
(製造業はしんどいでしょうが。)
短期的には輸入制限も許容されるでしょうが、
期限を切っておかないと厳しそう。
通信大手 Dialog Axiata LTD 社のスマート農業。
・農業技術の多様化と IoT採用拡大を追求。
自動化により温度・湿度・灌漑の制御を改善する技術の開発・導入。
IoTの分野では、公益事業、産業用監視・自動化、エネルギー管理、スマートシティを含むソリューションを開発。
・スマートフォンアプリによる自動化・監視・制御を可能にする、低コストのIoT対応センサーとアクチュエータの開発を開始。
例えば、湿度が基準値を下回るとスマートフォンにアラートを表示、ミストが自動的にオンとなるなど。温度と養分の制御も同じロジックで実施可能。
・自動化保護措置をしたハウス内栽培によるスマート農業ソリューションをパイロットテスト。従来の保護ハウスと比較して、41.6%増の収量と優れた栄養品質を実現。
このソリューションを市場に出すための流通パートナーシップ確立と、最大コストの保護ハウスの低コスト化を進めている。
国営スリランカ航空は、国営銀行 Bank of Ceylon (BOC) と
国営銀行 People’s Bank から、財務省保証により
7,500万米ドルの融資を調達。
同社会長は、同額の融資を交渉中と述べていた。
参照:6月23日のニュース
都市開発局(UDA)トップは、
Nawam Mawatha(Colombo 2)の28エーカーを
含む大規模区画で、低所得者住宅となる高層ビル・
ホテル・アパートなど、複合開発プロジェクトの
対象地として検討中と述べた。
プロジェクトの実質的な進展は国会選挙後で、
閣議決定案も提出される予定。
Sri Lanka Exhibition and Convention Centre や
Bally’s Casinoが建つ土地などを含む
さらに多くの土地が接収されると見られている。
この情報、前から聞いてはいます。
記事中には、「投資家は未定」と。
こちらの土地、ご興味あればご相談ください。
国家医薬品規制局は、医薬品 10種類について、
製薬会社 5社に 登録と輸入許可の取消しを通知。
Hemas Pharmaceuticals (Pvt) Ltd や A. Baur & Co. Ltd の大手の名前も。
ラピュタロボティクスって、
創業者兼社長がスリランカ人なんです YO!
スリランカのポリティカルニュース
選挙暴力モニタリングセンター
(Centre for Monitoring Election Violence:CMEV)は
声明を発表し、選挙運動の制限は緩和され、
当初の保健ガイドラインの多くが完全に無視されていると指摘。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
これは確かに。。。
ストゥティ! (ありがとう!)
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