アーユーボワン!
大統領ご婦人、すなわちファーストレディが
スーパーでお買いものちぅ、と激写。
お買いものくらいさせてあげてー。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,454人(前日比 104人増)、死者 11人(増減なし)。
一昨日発生したクラスター、
北中部州 ポロンナルワ県
カンダカドゥ麻薬受刑者リハビリセンターで
さらに感染者が増加。
昨日 7月10日 のニュースでは、
昨日朝から更新時までの感染判明者数も含めて
お知らせしていますが、
昨日1日で合計 300人の感染増加が判明。
警察は、コロナウイルス感染者や地域に関する
噂やフェイクニュースが流布されており、
流布した犯人に厳しい法的措置をとると警告。
スリランカのビジネスニュース
7月10日(金)、コロンボ株式市場(CSE)は、
コロナウイルス蔓延の第2波が来るのではとの懸念から下落。
株式指数(ASPI)は 4,992.62。
前日比 1.9% の下落、前週比 1.2% の下落。
この日の売買高は 25億ルピー(約 15億円)で、
最近の平均を上回った。
為替は 1米ドル=185.80/90 ルピーと横ばい。
コロンボ港 東コンテナ・ターミナル(ECT)での
日本・インドとの三国間覚書(MoU)見直しに関して、
日経アジアンレビュー紙の記事。
・政治評論家によれば、この見直しの動きは、中国の地政学的影響拡大に対抗するアメリカ・インド・日本・オーストラリアなどの「クアッド」諸国による援助・資金から、大統領が距離を置こうとしているもの。
スリランカ政府は、日本支援による鉄道交通 LRT プロジェクト、アメリカ支援による 4.8億米ドルのミレニアム・チャレンジ・コンパクト(MCC)を棚上げ。
・スリランカ港湾当局(SLPA)労働組合は、ECTの所有権をインドに明け渡すことになるとして、SLPAによるECTの完全所有を要求。
大統領は先週、ECTに関する懸念事項の調査・報告のため、5人の委員会を任命し、報告書の提出を指示。
・一方、海運物流の専門家は、現代の港湾運営が国際的パートナーと国内パートナーで実施されることは通常であり、長期的には競争力を高められると異議を唱える。労働組合の主張は、グローバルビジネスを理解していないか、政治的動機によるもので、実際にコロンボ港の他のターミナルは、国際パートナーと国内企業が効率的に運営中。
・野党 SJB のフェルナンド前大臣は、現政権は、スリランカを中国の支配下「バナナ共和国」に変えていると非難。前大臣は取材に対し、中国はスリランカの開発プロジェクトを完全に独占、スリランカは中国の「債務下」にあり、また、過去の中国との取引の多くは透明性を欠き、入札手続きを経ておらず、国民はこれを知らないと述べた。
国際政治・各国の影響力に結びつけるこの見立てが
実際とロジックとどこまで信憑性があるのか、
疑問もありますが、、、
締結した国際約束の再考は重い話。
どう動くのか、この委員会の報告、MCCへの対応に注目。
中央銀行 ラクシュマン総裁は、スリランカ経済が今年下半期に
強く反発回復すると予想していると述べた。
【総裁の発言】
・7月8日の政策金利引下げの決定は、流動性拡大と低金利融資を可能にし、経済の再生と成長を促進すべく行われた。法定準備率も歴史的な低水準にまで引き下げている。
・輸出や観光業の収益、国外労働者からの送金は、年初から予想を下回っているが、輸入規制と徐々に回復しつつある為替流入により、過去3か月のルピーの為替レートは安定している。
為替は安定してるんですよね。
輸入が止まってるんで、悪影響も出てきていて、
国内代替産業をどう立ち上げるか。
中央銀行は、
外貨獲得のために新設された外国為替の特別預金口座
(Special Deposit Account: SDA、参考:4月12日のニュース)への
これまでの預金額は 8,690万米ドル(約 93億円)と発表。
中央銀行総裁は、
「(SDAの)動向はあまり期待できるものではない」と述べた。
信用格付け企業 ICRA Lanka Ltd は報告書を発表し、
銀行のリスク選好度が限られていることから、
政策金利を引き下げても、政府が目標とする
信用拡大にはつながらない可能性があると警告し、
中央銀行が金融システムの安定性と信用成長の
バランスをとるよう指摘。
・コロナ危機からの回復には、実体経済への安定した資金の流れが不可欠だが、その促進には、中央銀行は金融機関の融資能力と融資意欲の両方を確保する必要がある。
・コロナ危機以前から、バーゼルⅢの資本規制や資産の質の低下、マクロ要因による収益性の低下などにより、金融機関の足元は弱くなっており、現時点ではリスク選好度は低い。政策金利が一定以上に引き下げられても、金融機関のリスク選好度は改善しないため、経済の信用・資金拡大にはつながらない可能性がある。信用保証制度はリスク選好度改善に正しい一歩だが、債務不履行時に銀行が適切に保証価値を回収できるかにかかっている。
・強引な信用拡大は、過剰な信用リスクの蓄積と非効率な資金配分につながる。コロナ危機以前からの「不良債権者」の生存期間を延ばすことにつながる可能性。また低金利は、真の要件を持たない個人(無謀な投資家・投機家)の借入れを呼び込む可能性も。これらの傾向はシステムの信用リスクを増大させる可能性がある。
・現在の余剰流動性は、コロナ危機以前の水準を大幅に上回る。過剰な流動性の積上げは、ルピーに下落圧力をかけ、外国からの投資呼込み、国内で必要な外国為替準備構築に大きな障害となる。
・中央銀行の決定、金融システムに複雑な力学とリスクの意味合いを持ち、金融の安定性と信用の成長のバランスをとることが重要。
スリランカのポリティカルニュース
選挙管理委員会(EC)委員長は、
「選挙キャンペーンでは、1m のディスタンスはどこに?」 と批判。
また、政府当局は選挙保健ガイドラインを政令化しないのか、
と疑問を提示。
アジアの Forbes 30(30歳以下)に選出された
PickMe Food 事業責任者の投稿。
家族・一族のつながりのある国会議員のデータをあげて、
「次の国会議員選挙では変わるか?変わらんよね」と。
・71人: 国会・州議会・地方政府に近親者
・32人: 前国会議員の息子・娘
・10人: 3代目国会議員
・ 9人: 子どもが州議会議員
・ 4人: 兄弟議員
・ 4人: 現・前議員の甥
・ 3人: 前閣僚の子ども
・ 3人: 従兄弟議員
・ 1人: 夫婦議員
国会議員の息子・娘婿は跡取り、みたいなの、
当たり前にあります。企業もそうですね。
有能であれば血縁でも構わないとは思いますが、
国・生活が厳しいなかだと、国民の不満が向けられる、と。
どこの国も同じ。
三代目ナンタラ、とか芸能人みたいやな。
首相は、前政権時代に国中に広がった裏社会と麻薬の
脅威の根絶に早急な措置を取ると述べた。
首相はまた、
「その勢力の拡大は大きく、麻薬押収に設立された機関が
麻薬を販売していたことが明らかになった」と強調。
新政権樹立後にこれを成功させるため、大統領に全面協力すると述べ、
より良い国家作りに国民が義務を果たすよう促した。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
なかなかこじらせてますなあ!
ストゥティ! (ありがとう!)
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