アーユーボワン!
コロンボ市民の憩いの場所、ゴールフェイスグリーンは、
以前(以上)の賑わいが戻ってきたよう。
スリランカ人、凧上げ、好きだよねー。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,042人(前日比 5人増)、死者 11人(増減なし)。
外出先でマスクを着用していない 1,217人が 14日間の自己検疫に。
他のニュースも見ていると、昨日1日隔離検疫されて、
あとは自己検疫、となっているよう。
マスクするべし!
EUは、4か月の渡航禁止期間を経て、7月上旬に国境再開を予定。
国境再開で入国が可能となる54か国の案を発表したが、
現時点ではスリランカは含まれず。
日本は対象国にありました。
日本も対象国を決めるのに、
このリストを参考にするんだろうなあ。。。
航空行政を担当する ラナトゥンガ大臣は、
コロンボ・バンダラナイケ国際空港の観光客への再開は数週間遅れる、
8月15日〜30日の間の再開を望むと語った。
スリランカのビジネスニュース
大統領の第一の敵は経済、との寄稿。
・大統領の第一の敵となった経済は、コロナ危機とともに国外から襲来。世界が過去最悪の景気後退を経験しているなか、小さなスリランカが逆らって泳ぐチャンスはあるのか。
・対策として、中央銀行に頼って魔法をかけるのは愚かなこと。問題は通貨ではなく市場にある。世界のどの国も貨幣を増刷し、経済は流動性で溢れている。
・政府は今、財政面でネジを締めようとしている。品薄状態の中での財政引締めは、物価と生活コストの上昇により、一般消費者には殺人鬼になる。消費者支出が減れば企業は打撃を受け、失業率上昇と家計収入減少を生み、政府歳入が減少する悪循環に陥る。
・だからこそ、供給側へのサポートが必要。輸出の余地が限られるなか、サプライサイドは国内市場をターゲットにしなければならない。国内市場拡大を妨げる障害は取り除かれなければならず、これは中央銀行や財務相ではなく大統領の手に委ねられている。
・経済回復は国内すべてのコミュニティを巻き込む集団的な取組みであるべき。地域社会を分断する政策や施策は、経済と国に対する犯罪行為であり、1970年代の経験から学ぶべき第一の教訓である。
金融・銀行による企業支援の役割についての提言。
・中央銀行は企業向けの資金支援スキームを発表。
中央銀行が商業銀行に融資枠(1%の譲歩レートで 1,500億ルピー(約 900億円))を提供、商業銀行が金利 4%で企業に融資。経済状況が悪化した場合、不良債権の大幅増加の可能性。
・市中への信用・資金供給が拡大しており、このリスクは通貨安。スリランカの輸入は消費財と生産用中間財が大半を占め、通貨安は、経済の回復力や成長力に大きく影響。
・重要な問題は、銀行が新たに増刷されたお金を中央銀行から受け取って融資を受ける一方で、銀行と預金者は融資の信用リスクを負わなければならないこと。金融会社の破綻は、預金を預かる金融機関が耐えられないリスクを負うとどうなるかを示している。
・スリランカの銀行の不良債権は、2018年通貨危機や連続爆破テロ事件以降、増加傾向。
2020年第1四半期の不良債権は5.1%まで上昇、2014年第3四半期以来の高水準となっている。現時点でのスリランカの銀行システムは健全であるが、その安定にあらゆる努力が必要。
・厳しい環境を考えると、政府当局が銀行に融資を指示したいのであれば、政府がリスクを取らねばならない。理想的には信用リスクを、政府・多国間機関・銀行で三分し、銀行が有利になるようにすべき。最悪の場合でも銀行が多額の損失を被るのではなければ、銀行の融資意欲を刺激。
・中小企業に高い信用、大企業には低い信用を供与するように保証を変更することも可能。
例えば、零細企業の100万ルピーまでの融資は100%保証、100万〜1,000万ルピーまでの融資は90%保証、1,000万〜2,000万ルピーまでの融資は75%保証、2,000万ルピー以上の融資は50%保証など。
マハウェリ・農業・灌漑・地方開発省のチャマル・ラージャパクサ大臣は、
3,600ha の土地を、有機農業の持続可能な開発地域として宣言。
・同地域は、有機野菜・果樹・その他畑作物の栽培促進のため、化学肥料や農薬を使用しないグリーン・オーガニック・ゾーンに宣言。
・有機農業プログラムは官民連携下で実施され、この地域から直接認証された高付加価値の有機農産物は、”Mahaweli Knuckles Organic Products” のブランドで国内外市場に供給。
・また、灌漑用水の保全と効率利用のため土壌の持続可能な利用、畜産を含む統合農業システムの推進、有機肥料製造の促進が含まれている。政府が必要な肥料を提供するこのゾーン内で、農民による適切な有機肥料の製造を期待。
農業でのテコ入れが出てきています。
どこかの支援が入っているのか?
資金も技術も必要な内容だと思いますが、
国外へ出せるようになると素晴らしい!
菓子製造業界は、パーム油の代替として
ココナッツオイルを使用する研究開発に。
・業界が重要な原料としてパーム油の輸入増税に反発する一方、政府高官は、生産にココナッツオイルを使用するよう要求していた。
業界は新オイルの製造への使用の検証・開発に 6か月の猶予期間を要請。
・投資額の見積はまだだが、業界団体の会員企業全員が、ココナッツオイルの開発に必要な技術支援のために研究開発施設を提供することに同意。研究開発のため、Sri Lanka Coconut Research Institute と協力に合意。
・国内のココナッツオイルの活用ができれば、輸入パーム油 3万トン、約7,500万米ドルの外貨を節約可能。
輸入代替への動き。
原材料変えちゃうのね。
Startup Genome および Global Entrepreneurship Network は
The 2020 Global Startup Ecosystem Report を発表。
・スリランカ情報通信技術機構(ICTA)は、レポートにて世界の250以上のスタートアップエコシステムとスリランカの比較を依頼。
・世界のスタートアップエコシステムの中で、手頃な価格で人材を集めることが可能な場所として、スリランカは第2位。
・eコマースとフィンテック分野におけるスリランカの新興企業の強い可能性を指摘。
国内Eコマースの年間売上は4,000万米ドルと推定、2020年までに4億米ドルに成長すると見込まれている。中央銀行の新たな制度はスリランカのフィンテック・スタートアップを後押しし、初のフィンテック・アクセラレーター かつ 南アジア初のバーチャルアクセラレーターである HatchX が立ち上がっている。
・ICTA会長は、「スリランカのスタートアップエコシステムの価値は、過去2年間で54億ルピー(約32.4億円)ら218億ルピー(約130.8億円)へと4倍以上に成長。『創意工夫の島』として世界クラスの製品を提供し、世界的に投資家の信頼を得ている人材プールに誇りを持つ」と述べた。
・Lankan Angel Network 会長は、成長するエコシステムをさらに支援するため、スリランカ初のエンジェルファンドを立ち上げると発表。
スリランカのスタートアップは、
シリコンバレーなどとはイメージが違い、
そこにある課題をデジタル技術を使って便利にしましょう、
という身近なものが多いです。
そこから飛び出して都市部でのライドシェア・PickMe
のような大きなサービスへ。
地方ではまだスマホを持てない人も多いので、
そうした層にも貢献できるフィンテック・デジタル化の
アイデアが出てきています。
ヘルスケア事業大手 Hemas Hospitals は、
医療産業とウェルネスツーリズム産業が、
今後のスリランカ観光業の有望な一部になると期待。
同病院の院長は以下を述べている。
・スリランカは、民間医療機関による国際的な認定の取得、熟練した医療専門家、高度な医療技術、国際基準のケアの安価な提供などから、医療とウェルネスの旅行先として好まれるようになっている。コロナウィルス封込めの実績もこれをアピール。
・政府は、ウェルネスツーリズム産業の潜在的な成長について、輸出開発委員会に諮問委員会を設置し、民間のヘルスケア部門と協力してスリランカを地域のヘルスケアハブに変貌させようとしている。
スリランカのポリティカルニュース
国家青少年サービス委員会の前会長は、インタビューで、
前回選挙(2015年)で当選した国会議員225人のうち、
110人近くが、エタノールやその他のアルコール関連ライセンスを
保有していたと述べた。
また、その他、70歳に近い年齢、高校・大学試験に落ちた議員
なども多数おり、懸念を抱く国民が多いと述べた。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
これは、、、 やっちまったなあ!
ストゥティ! (ありがとう!)
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