アーユーボワン!
お世話になっている会社さん、
株式会社 Sun Asterisk さん が東証マザーズへ上場!
おめでとうございます!
発表サイトのスラッグ、“hello-world” って、
シャレオツがすぎる。。。ステキ。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,014人(前日比 4人増)、死者 11人(増減なし)。
スリランカでの感染者のうち 80% が回復済み。
警察当局は、マスクをしなさいと再度警告。
違反者には法的措置。
昨日のワタシ、出勤時にマスクを忘れて外出。
外に出てから 15分くらいして気付いて、
慌ててマスクを取りに帰宅しました。
油断しとるな。。。
スリランカのビジネスニュース
6月26日(金)、コロンボ株式市場は、
投資家心理の継続的な改善により 9日間続伸。
コロンボ株式市場(CSE)株式指数(ASPI)は
5,163.35ポイントに、前週 6月19日(金)比 3.5%の上昇。
この日の売買高は 12.7億ルピー(約7.6億円)と好調。
中央銀行は、ノンバンク金融機関への規制監督につき声明を発表。
・既存の法律・規制に基づき、認可されたノンバンク金融機関とその取締役会・一般市民が責任を負う一方で、規制内容と金融当局の責任範囲を明確にしておく。
・中央銀行は、金融機関の安定性、ひいては金融システムの安定性を確保・強化するために、認可を受けた金融機関を規制・監督。
・一方で、認可金融機関は、取締役会等による独立した経営判断により事業運営の全責任を負う。この経営判断によっては、中央銀行の継続的な規制・監督にかかわらず、破綻につながる可能性がある。
金融機関許認可の取消しは、数ある監督措置の最終手段であり、事業継続が預金者や債権者の利益を損なうと判断された場合にのみ行われている。
・中央銀行は、規制・監督下の金融機関の破綻防止に最大限の努力をするが、これは破綻しないことを保証するものではない。過去に国外有名金融機関が破綻しているように、このような保証を提供する規制当局は存在しない。
この観点から、中央銀行は、管轄下の金融機関の預金返還、中央銀行資金による預金返済を保証しないと改めて表明する。
・中央銀行は、2010年に設立した「スリランカ預金保険流動性支援スキーム」を通じ、認可取消し・停止となった金融機関の預金者に、1人当たり最大60万ルピー(約 36万円)を支払う。
・国民は預金の際に、対象金融機関の健全性に注意を払うよう求められる。中央銀行はその判断に必要な提供情報の質の向上に努める。
・金融・リース事業に携わるには、法規則に基づく登録が必須であり、未登録事業者は違法行為を犯している。
経済の岩盤としての銀行への支援を主張する寄稿。
・信用・資金はビジネスに不可欠であり、銀行は経済の基礎となる岩盤。
・成功している経済には、強力で規制の行き届いた銀行システムがある。
スリランカ国内から見ると、国内銀行は強く、よく整備されていると見えるかもしれないが、大国に比べれば銀行規模は小さく、経済的混乱の荒波に耐えられるかは疑問。
・銀行が現在、融資返済のモラトリアムに悩まされている一方、銀行への借入金は減少。つまり、銀行は貸した金を回収できないが、預金者(債権者)を尊重しなければならない。
また、スリランカの金融機関の多くは、貧しいリーダーシップ、内部不正、インサイダー取引、弱い監督に悩まされている。最近破綻した金融機関には中央銀行監督下に入っていたものもあったが、監視役は優秀なのか。
・銀行が資本注入を必要としていることは明らか。特に低金利下では、国内銀行の公的資金調達の可能性は極めて低い。一部の国では、政府が銀行に投資、銀行株や債券の購入により、マネーサプライの量的緩和を行っている。
・例えば、政府が名目金利で銀行の優先株を購入すれば、銀行は資金の即時注入を得られるだろう。銀行はこの資金を顧客・投資家に貸し出すことが可能。優先株への政府の投資は、銀行に長期的な安定性を提供すると同時に、政府に毎年の利息収入をもたらす。注入された資金は、銀行が適切に貸出でき、経済全体を再活性化。
中央銀行としては、規制・監督の責任はあるが、
一義的には各金融機関の独立した経営の問題であり、
破綻の全責任が中央銀行にあるのではない、との主張。
国民も自分で預金先の経営状態を判断しなさい、と。
そんな金融機関も、
「金は貸せ、返済は待て、金利は下げろ」で、
世の中に金を回すには金融機関への資金注入が
必要だろう、と。
でも国にも金ないし、、、一筋縄ではいきません。
大統領府高官は、テレビ番組にて、
入国者向けのコロンボ国際空港再開の日程は
まだ議論中であり未定と発言。
大統領府高官の発言概要
・政府は、入国者向けのコロンボ国際空港再開日程を、暫定的に 8 月1 日としたが、未定であり変更の可能性がある。
・観光客の入国・事前手配先への旅行は許可される見込み。全土が一斉に、観光客に開放されることはないだろう。
・スリランカへの帰国を希望するスリランカ人は、空港の再開前でも帰国が可能。
政府が、要人・VIPの家族などの帰国を優先しているとの指摘を否定。
紅茶市場・価格に関する記事。
中国で紅茶の需要が強まっている、と。
・スリランカ産紅茶価格は下落。ローグロウン品よりハイグロウン品の価格が低い。
・一方、生産量が大きいケニアと比較し、スリランカ産紅茶価格はより良いレベルで推移。
・中国からの需要が強いほか、トルコではペコー茶が堅調に推移。
ロシア需要も旺盛だが、ヨーロッパは選択的な需要に。
政府はマハウェリ・農業・灌漑・農村開発省に、
化学肥料の使用量減少・肥料使用監督強化を目的に、
水田を除く主要作物への肥料分配新スキームの策定を許可。
・同省はすでに、ホームガーデンや食料安全保障促進向け栽培(88,000haで特定16種作物を栽培)のプログラムを実施中。
・本提案では、必要時には10kgまでの化学肥料購入の機会を提供一方、小規模農作物には有機肥料の使用を奨励。
・農家への肥料供給は、必要量の50%は市場から、残り50%は「農業開発センター」(政府機関)から。
農業開発センターを通じて化学肥料補助金を支給。
化学肥料の購入に補助金を出してる、っちゅうこと。
これを有機に変える知識と技術を広げていけば、
収量アップ・安全性・収入アップ・補助金削減・
土壌改良、輸出への道等々、メリットがある分野。
これも「肥料マフィア」みたいなのが出てくるんでしょう。。。
あとは農民への教育・普及は高い壁、だけどやるしかないですね。
農業もう 1本。タバコ産業。
農家でのタバコ栽培が食料・農業開発への脅威となる、との寄稿。
・コロナ危機によるロックダウンのなか、政府は食料安全保障の促進に「ホームガーデン」を奨励。希望する家庭に農産品の種を配布した。
・一方、Ceylon Tobacco Company PLC (CTC) 社 は、社会投資事業の一環として、選定した農家に補助金と技術支援を提供し、家庭菜園でタバコを栽培している。
栽培したタバコはCTCが買い取るため、農家がタバコの栽培を選択する可能性が高い。政府のホームガーデン・プログラムの恩恵を受けた土地が、タバコ栽培に使われない保証はない。
・タバコ栽培は、深刻な土壌浸食、下流での土砂堆積、水資源の枯渇、土地の生産性低下という莫大な環境コストを引き起こす。タバコ栽培による土壌浸食率は他作物と比較して最も高く、キャンディなど中高地での著しい土壌劣化も明らかに。
殺虫剤・肥料・生育調整剤などの化学物質を大量に散布し、土壌と水質の汚染を悪化。タバコは、窒素・リン・カリウムの摂取量が多く、土壌栄養分を枯渇。タバコ栽培の継続により肥沃度が低下し、結果としてタバコの生産量も減少。タバコは持続可能ではない栽培品。
・タバコ栽培は食料安全保障には貢献しないため、政府はこれを禁止すべき。
・タバコ栽培の悪影響、代替作物栽培による経済的利益について、農民の意識を高める必要がある。その過程で地元農場市場との関係を確立・強化し、農家の収入増加・食料安全保障向上を目指すべき。
スリランカのポリティカルニュース
在スリランカ・アメリカ大使館はツイッターで、
6月25日(木)に大統領に提出された
ミレニアムチャレンジ・コーポレーション・コンパクト(MCC)協定
への専門家委員会報告書に反論。
・無償資金 合計 1,000万米ドルが未計上との指摘に対し、
同大使館は、「現在の4.8億米ドルの無償資金総額が、政府側に移転されたり使用されたりしたことはない。準備活動に必要な資金は、政府決定を待つために、取消しや無期限延期となっている」と反論。
・専門家委員会によるMCCを導入した他国の実績の調査・報告内容に対し、
同大使館は、「MCCは二国間ドナーとして国際的なランキンググループで 1位に評価されている。MCCの力強いパフォーマンスは、透明性・公正で競争力のある調達・貧困削減プログラムの厳格なモニタリングと評価へのコミットメントを反映している。」と反論。
アメリカとしてはそりゃ反論しないとね。
MCC全体がダメ、みたいなことまで言われて。。。
ツイッターで反論するんや。。。
スリランカの現政権、二国間の摩擦を気にせずいきますね。
日本とのLRTもいろいろやってますし。
MCCの場合は以前から議論はありましたが、
最終的な着地点をどうするのか。
野党 SJB のフェルナンド前大臣は、
次回国会議員選挙へのラージャパクサ一族からの
出馬予定者を取り上げ、世襲・支配を批判。
・マヒンダ・ラージャパクサ首相の息子 ナマル・ラージャパクサ氏、
チャマル・ラージャパクサ大臣(←大統領・首相の兄)の息子 シャシーンドラ・ラージャパクサ氏に加え、
首相の妹の息子 ニプナ・ラナワカ氏も 次回国会議員選挙に 与党 SLPP から出馬。
・我々は本当にこのような国が必要なのか。
現与党の勝利に積極的な役割を果たした
仏教指導者 アナンダ・テロ高僧の発言。
・大統領に近しい仲間・支援者のなかには、悪党やふさわしくない人格の者がおり、こうした人間から大統領が自身を守ることができれば、国を適切に運営することができるだろう。
・過去の大統領・国の指導者は、周囲にいる人間の発言に基づいて行動し、失敗してきた。
新聞に「現与党の勝利に積極的な役割を果たした高僧」
って紹介されるの、すごいですよね。
それだけ宗教(特に仏教)界は政治・国に影響を持っているということ。
政教分離はないらしい。
この仏教組織が良くも悪くも保守的、との指摘は耳にします。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
スリランカなの? 悲劇。。。
ストゥティ! (ありがとう!)
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