アーユーボワン!
最近のコロンボ、車通りも戻ってきて、
良く言えば平常生活へ戻っていますが、
ソーシャルディスタンスもなくなってきたかなぁ。。。
なあなあでなんとなく緩和しているような今日この頃。
気のせい???
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,991人(前日比 40人増)、死者 11人(増減なし)。
ここ数日、新規の感染者数はほぼゼロだったのだが、、、
インドからの帰国者 29人、アメリカからの帰国者 11人、
が新たに感染と判明。
スリランカのビジネスニュース
6月22日(月)、世界銀行は、スリランカへの
コロナ対策緊急対応・保健システム準備プロジェクトに、
約 8,700万米ドル(約 93.1億円)を融資を承認。
世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は、
John Keells Holdings PLC (JKH) に、1.75億米ドル(約187億円)
を投資、小売業やホテル事業の拡大を支援すると発表。
IFCによるスリランカでの過去最大の融資。
資金は、スリランカでのスーパーマーケットチェーン拡大と、
スリランカとモルディブでのホテル改装に使用される予定。
JKHは、今後3年から5年の間に、スリランカで
約100のスーパーマーケットを新規オープンさせる計画。
政府による輸入禁止措置をめぐる功罪についての寄稿。
・大統領の就任後、経済活動の主役は国家に。内向き政策を多く採用、国内製造業を優先。
特定の輸入品は禁止、関税も強化。スリランカが1977年以前の閉鎖経済に逆戻りするとの懸念も。
・民間セクターが予測可能な環境で活動できるよう、政府は透明性をもった経済政策が重要。最近は輸入品への批判が流行し、輸入品=悪とする根拠のない論調も。
・輸入禁止により短期的利益を得るかもしれないが、長期的利益を保証せず、自由貿易による繁栄も共有しない。
すでにエタノールや繊維の輸入禁止が発表されているが、競争阻害・品質低下などの悪影響の可能性。
・輸出は確かに経済成長に貢献するが、輸入も経済には重要。
政府が輸入を悪と見なすようであれば、自由貿易に基づく現在の世界経済秩序からは希望が持てない。
貿易制限・輸入禁止が良いとは思えないですが、
産業育成のほか、当面の外貨流出防止・通貨安定の目的もあり、
短期的には容認せざるを得ないとも思います。
少しでも早く正常化して、
自由貿易の恩恵で成長できるように転換、
が大事です。物流・金融のハブ、が目標だし!
が、、、言うだけは楽だけど、簡単じゃないよなー。
大統領による公的機関サービスの強化・改善に対する評価。
・大統領は就任当初から、政府機関のあり方を変えようとする決意を示してきた。軍・治安部門出身者を重要ポストに任命した理由もここに。
政府関係者の職務現場を予告なしで訪問し、自分の目で働きぶりをチェック、指示を出してもいる。国・政府を真剣に変えようとする大統領の行動は、国民から好評。
・最近では、①刑務所での不正の改善、②中央銀行への経済活性化策の迅速な策定を指示し、いずれの機関も即座に対応した。
この2つの組織はいずれも、政治的圧力に弱い。既得権益の力とその脅威のために、大統領は軍・治安要員に依存する必要があるのかもしれない。国家機関と政治家を巻き込んだ汚職の結びつきは、麻薬取引に関連する汚職のほか、前政権下での国債詐欺事件でも浮彫りに。
・効率的で問題を解決できるガバナンスへの課題は、国全体を犠牲にしても自分の利益のために公共サービスを利用する政治家を断ち切ること。
・1972年憲法は、経済民主化の名のもと選挙で選ばれた政治家に経済のコントロールを与え、公共サービスの過剰政治化・腐敗を後押し。官僚機構と司法が弱体化、政治に従属。
政治から独立した官僚機構と政権交代後も一貫して継続する法の支配が必要で、システムそのものの変更が必要。
既得権益に浸かってしまった政治家の根深い問題。
次の記事での電力業界も、これまでに取り上げた貿易でも、
至るところで「マフィア」が登場。
「国の損害より自分の利益。」
そこには憲法に端を発するシステムがある、という指摘。
セイロン電力公社(CEB) ヘラート会長への記者団のインタビュー。
・この5年以上、新たな発電所が国の送電網に追加されていないが、今年は少なくとも 3発電所を完成、他にも 2つの大規模発電所の建設を開始する可能性。
・2019年のCEBの損失は850億ルピー(約 510億円)。
前政権は新規発電所を完成せず、高コスト火力発電に頼らざるを得ない。
しかし現政権下では、遅延している発電プロジェクトの完成に努力しており、新たな発電所が稼働すれば、少なくとも150億ルピー(90億円)の損失を削減可能。
・今後運用開始を予定している発電所
– ウマオヤ(Uma Oya) 水力発電所(120MW、2020年)
- マンナール(Mannar)風力発電所(100MW、2020年)
- ブロードランズ(Broadlands)水力発電所(35MW、2020年)
- モラゴラ(Moragolla)水力発電所(30.2MW、2021年)
- ケラワラピティヤ(Kerawalapitiya)LNG発電所(300MW、2020年建設開始)
・また、ノロチョライ(Norochcholai)発電所での300MW増設を検討中。
同発電所では、1基目のLNGプラント300MWが2023年完成予定、2基目のLNGプラントが今年後半に入札予定。LNGプラント稼動により発電コストは削減。
・太陽光発電では150MWを入札にかけ、さらに150MWを募集予定。
マンナールでの風力発電プロジェクトも拡大の可能性があり、再エネ発電を増やす政府方針に沿っている。
・新発電所の多くは、CEBのバランスシートによるものではなく、民間セクターの投資による計画。
・CEBは負債を減らしつつあり、4年以内に黒字化できると考えている。
スリランカの中小企業には、根本的なスキルアップが必要との論考。
スリランカの中小企業は、融資へのアクセスの不足、政府支援の不足、国内製品やサービスを顧客が選択しないことなどを訴えている。
これらは事実かもしれないが、スリランカの中小企業が成功しないに足る理由はあり、反省し、構造・業務・顧客サービスへの考え方を正す必要がある。
① 計画立案
水道管交換工事での最近の事例として、水道管を交換して道路を埋め立てた直後に、接続部分修理のチームが到着、再度道路を掘り返していた。
計画を立てることで、高い費用対効果、高い生産性、納期厳守が可能に。
② 高い品質の提供
最も楽な方法を選び、最終的には高コストの修正が必要となる。短期的な考え方で目の前の儲けを優先。
優れた品質と信頼性を示して長期的な評判を築くことは、一部の人にしか理解されていない。
③ 生産性の向上
120年以上も前から欧米で実践されてきた生産性の基本的な技術すら知らない。工場や作業場のレイアウト、作業場と作業自体の設計などを知らず、人件費・エネルギー費・材料費などが高騰。
日本の5S法の応用で、生産性の大幅向上・品質向上・コスト削減・タイムリーな納品が可能となり、安全性と従業員の士気も向上。
④ そのほか、経営体制(地位への執着、家族友人の登用)、財務管理の不足などの問題。
スリランカ中小企業への辛辣な意見ですが、
ムチャクチャ納得してしまった記事。。。
来月の1万円より今日の100円が大事、な人々。
修繕などに業者を呼んでも数日来ないのは当たり前、
お金だけもらえば完成していなくてももう来ない、などなど。
品質・サービスへのこだわり・プライドはないですね。
「計画を立てる」ことができないんだと思います。
逆に、当たり前のことを当たり前にやる企業があれば、
それだけで評価されるチャンスはあります。
スリランカのポリティカルニュース
シリセーナ前大統領は、2019年4月21日の連続爆破テロ事件が
国際的麻薬組織によって実行されたと述べた。
前大統領は、
「在任中に”麻薬王” Makandure Mdushを逮捕し、
麻薬根絶プログラムの立上げに尽力した。
麻薬犯罪者を対象とした死刑復活への自分の行動が
麻薬王を怒らせ、私を権力から落とす計画となった。
この計画が連続爆破テロ事件に他ならない」と述べた。
前大統領はまた、国会議員選挙後、
麻薬根絶に向けて大統領と協力して努力すると述べた。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
すげえ顔やな、この先生。。。蝶野か。
生徒の顔を隠すボカシとあいまって、高校の写真とはとても思えない。
ストゥティ! (ありがとう!)
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