アーユーボワン!
スリランカでは 3時間に 1人が交通事故の犠牲に。
別記事でも、ここ数日交通事故が増えており、
飲酒運転ドライバーの逮捕・取締りを進める、と。
運転はもとより、タクシー・トゥクトゥクの利用、
徒歩移動も気をつけましょう!
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,915人(前日比 10人増)、死者 11人(増減なし)。
集団感染源(クラスター)となっていた、
コロンボ北方 ウェリサラ海軍基地について、
国防長官は、今後数週間で「隔離」を終了できる見込みと述べた。
「迅速な対応により海軍内部での拡大を抑えることができた」
と国防長官はコメントしている、とあるんですが、
いやー、なかなかに感染してたよね。。。
外部に広がってはいない(はず)だから良いかぁ。。。
大統領がコロナ対策の最前線で戦う医療従事者への
5つ星ホテルでの休暇の提供を指示していました が、
John Keels Holdings PLC グループ は、
医療従事者と家族を含む 1,000人に、
同グループが経営する Cinnamon Hotels & Resorts の
9ホテルのいずれかに 2泊の宿泊が
可能な休暇パッケージを提供。
スリランカのビジネスニュース
大統領、吠える!!!
太陽にほえろ。
ことばはわからんけど、ホントに吠えてるわー。内容は以降の記事で。
大統領は、スリランカ中央銀行に怒り。
「保健危機を経済危機に発展させてはならない。
経済再生のイニシアチブの欠如は明らか。
中央銀行が義務を怠っていることは許されない。
明日の朝までに、経済再生のための戦略を出すように。」
中央銀行、働いてるってよ。
大統領は、中央銀行が経済再生への政府提案をサポートしていないと、
他国中央銀行の取組みと比較しながら批判。
・アメリカ・日本・オーストラリアなどの先進国や小国の中央銀行は、
各国経済再生に必要な仕組みを整えている。
・悲しいことに、我々の中央銀行は、経済再建への提案を一つも進めていない。
政府は、過去のミスマネジメントにより多額の借金を負っている。これを担保として銀行に1,500億ルピー(約 900億円)を融資すれば、経済を動かすことができる。シンプルな経済原則に基づいた大統領の提案を中央銀行は無視。
中央銀行の重大な義務怠慢による経済減速の責めを、政府が受けなければならない。
・保健危機を経済危機に発展させてはならない。
大国も小国も、中央銀行が多くの重要な措置を講じている。アメリカもオーストラリアも日本も。アラブ環境開発フォーラム(AFED) は、前例のない事態の経済支援にあらゆるツールを使うとコミット。
スリランカは何のツールも使っておらず、中央銀行は何もしていない。金融財政政策は中央銀行が策定しており、国の大統領の経済政策に沿うべき。
・金融企業のモニタリングは中央銀行の責任だが、失敗している。リース会社はこれを逃れ、ETI社は預金を返済できていない。
・中央銀行職員全員は、高給の経済専門家であり、責任がある。
自分の対策は伝えた。これに賛同できないなら、明日朝までに中央銀行の対策を自分に提示するように。
・他国政府が中小企業救済に何をしているか。同様の努力をしているか?
政府の努力と自分の職務を妨害しているようだ。中央銀行が義務を果たしているなら、このような口調は必要ない。就任から8か月、崩壊した経済の復活を要請してきた。
・コロナウィルスは世界に広がり、世界的な経済危機に。スリランカは、保健・治安部門の働きにより、多くの国よりも早く平常状態に戻っている。
経済再建はあなたの手の中にある。この挑戦での成功に、私の提案を受け入れるか、中央銀行の戦略を示すかにて、サポートを求める。
・トップの経済専門家機関の中央銀行は、この状況を打破する提案をする責任があるのではないか。何を提案したか、指導したか? 何もしておらず、私を応援しようともしていない。
・私の意見とは異なるのであれば、明日朝までに経済復活の戦略を出してほしい。
経済強化、この厳しい状況下での銀行支援、中小企業支援について、提案するように。私が言っていることが間違っているのであれば、遠慮せずに教えてほしい。
大統領の中央銀行召喚の数時間後、
中央銀行は法定預金準備率(SRR)引下げを発表。
銀行による中央銀行への預金率を4.0%から2.0%に縮小、
1,150億ルピー(約690億円)が市場に。
中央銀行は、クレジットスキーム下での融資に、
拡大担保により金利 1.0%で新たな資金を銀行に注入。
総額1,500億ルピー(約900億円)。
中央銀行は、建設企業が、締結済契約による
支払い予定額相当の政府保証により、
銀行から借入を可能とする新制度を導入。
中央銀行による一連の決定は、中央銀行ウェブサイト(以下リンク)で確認可能
– The Central Bank of Sri Lanka Further Reduces the Statutory Reserve Ratio
– The Central Bank of Sri Lanka Implements New Credit Schemes to Support the Revival of the Economy
大統領の危機感・怒りが現れている動画。
取れる策を総動員したいなか、専門家集団である中央銀行から
具体的なアクション・提案がなかった、物足りない、と。
ここ数週間でも、中央銀行や官民金融機関への言及は増えていましたし。
で、昨晩、中央銀行はババっと出しました。
今後、こうした指導力が、
投資誘致・投資環境改善・インセンティブ設定、などに
「正しく」使われることを期待したいです。
2018〜19年の ファイナンス会社 ETI Finance Ltd の破綻をめぐる
裁判に出頭しなかったとして、同社取締役への逮捕令状発行。
IT企業、3連投。
スリランカトップのハイパーオートメーション戦略・
コンサルティング会社 Potenza Ltd. は、
RPAプラットフォームのグローバルプロバイダー、UiPath と提携。
顧客の業務プロセス近代化を支援、
飛躍的な生産性向上とコスト最適化を実現。
UiPathとのパートナーシップにより、
Potenzaは世界クラスのハイパーオートメーション戦略と実装サービスを拡大。
若い経営陣が引っ張っている会社ですが、
シンガポール・マレーシア・オーストラリアなど、
スリランカ国外でもいろんなビジネスを展開してます。
コンサルサービスを提供しながら、
RPAやSAPのサービスを提供する会社。
ご関心あればご相談ください!
オープンソースの統合ベンダー WSO2 社 と
セキュリティソリューションプロバイダー、
South Asian Technologies Ltd.(SAT) 社 が提携。
SATは、WSO2 製品を活用したオープンソースソリューションを、
南・東南アジア地域の多様な顧客層に提供。
インド IT 大手のグローバルテクノロジーカンパニー、
HCL Technologies (HCL) は、スリランカでの事業開始を発表。
グローバル顧客に、システムインテグレーションサービス、
インフラサービスを提供。
18か月以内に、1,500人以上の雇用を計画。
スリランカのポリティカルニュース
国会議員選挙において、与党 SLPP は 3分の2 の多数を取れるか?
・大統領選挙での勝利、コロナ危機への大統領の対応への賞賛から、
SLPP が過半数の議席を取る可能性は高い。
しかし、3分の2 の実現は難しく、与えるべきでもない。
・SJB は、リーダーが草の根の大衆との相性が良い。
結党後間もないことから、統治能力を示す必要。
・野党 UNP と SLFP は少数政党に。
与党の過半数、勝利は当然、で、
あとはどこまで積み増せるか、の世論になっています。
国会議員選挙の郵便投票は、7月14日〜17日にて実施。
主な対象は政府職員。
人権監視団体 Amnesty International は、
スリランカの少数派イスラム教徒に対する
「嫌がらせ(ハラスメント)」が続いていると指摘。
6月6日に発表された報告書で、
コロナウイルス感染死亡事故の差別的扱い(火葬)の疑惑、
ムスリム系弁護士の逮捕、人種プロファイリング、
「東部州遺産の考古学的資産保護」大統領タスクフォースの人選
などを取り上げ、
イスラム教徒コミュニティに対する事件が続くようであれば、
スリランカは別の少数派を疎外する危険性があり、
その弊害は大きい、と発表。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
高度な戦略。
ストゥティ! (ありがとう!)
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