ニュースで知るスリランカ 〜 2020年6月11日

アーユーボワン!

昨日、コロンボ市街 マラダーナ地区で火災が発生。
写真見ると、高所作業できる消防車とかあるんですね、
とそっちに目がいってしまった。。。

火の用心!

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,869人(前日比 12人増)、死者 11人(増減なし)。

6月12日(金)から、50人までの礼拝を許可。
6月15日(月)から、100人までの授業を許可。

国連児童基金(UNICEF) は、スリランカ国内の
3病院に設置されたコロナ対策隔離棟の改修を支援。
日本政府が 約500万ルピー(約300万円)の資金を提供。

アジア開発銀行(ADB)は、コロナ対策として
スリランカ政府に、300万米ドル(約 3.2億円)の無償資金を供与。
日本政府が拠出した資金。

検査キット・診断用医薬品・個人用保護具(PPE)、
必要不可欠な医療品の購入などに活用。

スリランカのビジネスニュース

6月10日(水)、短期国債オークション実施。
230億ルピー(約 138億円)を募集、212億ルピー(約 127億円)が落札。

<利回り>
3か月もの:6.67%、6か月もの:6.78%、12か月もの:6.92%

Bloomberg 紙による、スリランカの公的債務への懸念記事 の転載。

インド太平洋商業のハブとなり、世界有数の観光地となるはずだったスリランカは、コロナ危機前から苦境に陥っていた。
 債務再編を回避できるかどうか、今後数か月で決まる可能性。

・コロナウイルス封込めによる突然の世界的不況は、各国が対策を余儀なくされているが、スリランカは、低成長と莫大な債務がさらなる課題に。
IMFによるスリランカへの2016年の拡大信用供与(EFF)は、6月2日(火)に期限切れ。
 スリランカの開発支援のはずが、負債比率上昇に。JP Morganによると、スリランカのGDP比債務は90%超、昨年のGDP成長率はわずか2.3%と2001年以降最低。
 IMFとの緊急財政支援をめぐる交渉の論点は、成長支援 と すでに抱える多額の負債への懸念の間という従来からある点。
・大統領による経済成長に向けた広範囲な減税が、債務支払いに対する新たな懸念に。
・スリランカのドル建債券のパフォーマンスは、アジアの新興国ソブリン市場で最悪。

ドイツ政府による 1,100万ユーロ(約 13.4億円)の支援。
無償資金援助と技術協力により、
若年層向け職業訓練、中小企業セクター開発などに活用。

食肉取扱 Farms’ Pride (Pvt) Ltd 社は、オマーンに冷凍鶏肉 30トンを輸出。
「湾岸地域へのスリランカの輸出品に新市場が開かれた」

在スリランカ・オマーン大使は声明を発表。

Kida
Kida

この会社、ハラル認証も取得しているよう。

農業・漁業の振興と 輸出促進・開発 を政府も重視。
南アジア地域とともに、中東は可能性がある市場の一つ。近い。

イラク駐在時、野菜が極端に減る時期がありました。
野菜・果物・魚・肉と、どれもニーズがありそうです。
金持ちもいそうだし。。。

大統領は、低中所得層向け住居建設の検討を指示するとともに、
建設行政として高品質を維持しつつ利益を生む体制への変革の必要性を強調。

Kida
Kida

低中所得者向けの住宅建設も、大統領就任直後から重点にあげていました。
「稼げるように!」と、最近の指示では必ず言ってるなあ。

2024年完成予定のコロンボ・ポートシティは、
投資額 13億米ドル(約 1,391億円)と過去最大。

・高グレードのオフィス 150万室
・「ビジネスのしやすさランキング」でスリランカをランクアップ
・高いレベルの金融サービスへの魅力

コロナ危機による経済全体への危機のなか、
個々の事業体としてレジリエンス(回復力)を発揮するかも大きな課題。
銀行が焦点を当てるべき戦略への寄稿。

・既存の制度や管理方法に迅速な変化が求められている。これをコロナ危機克服への一回限りのパッチワークとして扱うべきではなく、根本的な改善に。
国内の銀行・金融業は、コロナ危機の前から不良債権増加に直面していた事実を受け止め、さらに、その問題への政策措置が適切ではなかったと認める必要。
借り手企業の問題管理(Hardship Management)と脆弱性分析(Vulnerability Aanalytics)を業務の一環として適切に実施すべき。これらはベストプラクティスとして先進国では自動化されてきている。
・各銀行は、借り手の問題管理担当部門を持ち、利用可能なテクノロジーを活用し、適切な対応(差押え、返済猶予、リスケジュールなど)を決定・実行できる体制を構築する必要がある。

Kida
Kida

銀行は、貸した先の把握・管理をちゃんとしなさいよ、と。
返せんかったら困るよね。。。

スリランカのポリティカルニュース

国会議員選挙は、8月5日(水)に決定。
選挙管理委員会が署名、公報発行。

大統領が新たに設置したタスクフォース、
① 安全と規律ある社会構築 と ② 東部州遺産の考古学的資産保護
が、軍国主義・人種差別だとする批判記事。

① 安全と規律ある社会構築 タスクフォース
憲法や法律の条文では「徳」の定義は不可能。
軍関係者が占めるタスクフォースの任務は内閣に優先。
選挙で選ばれていない軍と警察の幹部で構成されるタスクフォースが、国民から選ばれた首相と閣僚の上に立つことに。

② 東部州遺産の考古学的資産保護 タスクフォース
タスクフォースには、東部州の人口の 3分の2 を占めるヒンズー教徒・ムスリムは任命されていない。人種差別的であり、「少数派の首に金網をかけた」もの。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

切ない。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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