ニュースで知るスリランカ 〜 2020年4月21日

軟禁生活32日目。

昨年の今日、スリランカ各地で爆弾テロ事件が発生しました。犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。

昨年のテロ事件当時の状況については、私なりに見たこと、感じたことをまとめて後日お伝えしたいと思いますが、
スリランカのフリーペーパー Spice Up さんのサイトが、臨場感あふれる記事を掲載しておられますので、ぜひご覧ください。
【現地から詳細解説】ホテルと教会が狙われたスリランカ連続爆発テロまとめ

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 304人(前日比33人増)、死者 7人(増減なし)。

感染者数激増。 で、、、外出禁止の解除が解除された(涙)。。。
明日4月22日(水)早朝から外出可、で喜んでいたら、4月27日(月)早朝まで外出禁止延長。
昨日、喜びのニュースを公開した30分後くらいに、このニュースが入ってきました。。。

1日あたりの感染者数としては最大。24人は コロンボ12 の隔離地域から集団での感染者。
昨日朝、このニュースが伝わった直後に、外出禁止の延長が発表。

昨日、外出禁止が解除された地域の様子。こちらリカーショップ(酒屋)。ダメ男どもが並ぶ並ぶ。
今朝さきほど、国内すべてのリカーショップのクローズを指示。
酒の前に並ぶとこないんか、オマエら。。。(ワタシもビール飲みたいけど。。。)

バスの中。アカーン。 ド三密。

これはアカンわ。。。
外出禁止延長してもらって良かったよ。。。

爆弾テロ事件から1年

昨年 4月21日の爆弾テロ事件の惨劇から 1年。 当時のセント・アンソニーズ教会の写真が惨状を物語ります。

首相の声明。
犠牲者や負傷者に思いをはせるよう呼びかけつつ、友好国の情報機関は、当時のスリランカ政府に、テロ攻撃の恐れがある日にちのほか、実行犯の氏名・住所・IDカード番号・電話番号まで、事前警告してくれており、容易に防げる事件だった、と。

スリランカのビジネスニュース

コロナによる国際送金と外貨獲得への影響。
スリランカは「送金経済」、ヨーロッパや中東への出稼ぎ者からの国際送金が常時存在。特に、4月の新年直前とクリスマスに送金のピークを迎え、ここ5年の平均で例えば3月には 6.3億米ドルの送金。しかし、この送金には合法・非合法のチャネルが存在。
コロナ禍により、国外での出稼ぎ職の減少や渡航制限は避けられず、政府の外貨獲得のためには、国民が正規ルートでの送金を選択するよう、手数料の引き下げや手続きの簡素化など国際送金の利便性を高める必要がある。

ムーディーズは、セイロン銀行を b3 に格下げ、サンパス銀行ハットンナショナル銀行のレーティングをレビュー。

一方で、コロナの危機をチャンスに、と書く論調も。簡単ではないけど、それもそうよね。

コロナ対策のためとして、スリランカは約50億米ドルにもなりうる債務の一時停止を交渉できるはず。原油価格下落によ25億米ドルをセーブできる可能性。
一方、輸出は 100億米ドルの減少、観光業の収益20億米ドルと海外送金 70億米ドルも減少。
コロナ後のスリランカは、現状に対して同等かあるいは有利になる可能性。

・民間セクターによるヘルスケア部門への投資
・現在輸入しているものの国内調達(食料・飲料・衣料品・アクセサリー)とBOI企業による国内販売の解禁
・国営企業の効率性・透明性の強化(公開会社の持ち株会社の下に置くことでガバナンスを効かせる。)
・設備・資本投資の民間委託
・公務員改革・人材育成(トゥクトゥク運転手のヘルスケアワーカーへの配転など)

この提案は大まかなコンセプトだが、テクノロジーの活用と政治的コンセンサスが必要。この大きな危機の下、スリランカの政治家が広範に協力することができれば、大きな国家的利益になる。

もう1本。欧米もコロナ対策に苦しむ中、今後数年は世界的に影響。
スリランカは、透明性と規律をもってこの「危機のチャンス」を生かすべし。コロナ禍により、食料安全保障やサプライチェーンの不足が露呈。持続可能な開発目標を達成できるロードマップが必要。世界的不況はスリランカの輸出産業に打撃を与える。政府は各界のトップ人材を結集して取り組まねばならない。

海外送金の話題がいくつか出たなか、送金サービス大手、Western Union 社は、外出禁止中の送金デリバリーサービスを開始。国内での現金配達。

地方には銀行口座を持てない人も多いスリランカ。キャッシュレス、アフリカの M-Pesa のような仕組みを事業化したいなー。
農業・農民対策を政府も重視してるし、コミュニティで農機具揃えるなどして、マイクロクレジットをきめ細かくできると、農業振興にも農村の人々の生活にもプラスになる。

スリランカのポリティカルニュース

日程を巡って議論が続いていた国会議員選挙、6月20日(土)の実施と発表。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

業火。。。

軟禁生活はも少し続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

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