ニュースで知るスリランカ 〜 2020年4月19日

軟禁生活30日目。

スリランカ案内人・うっちゃんさんが、「スリランカに関係している事業者の皆さんを応援したい」と、Facebookグループを立ち上げ! 日本国内にあるスリランカに関係する店舗・業者さんを対象に応援されるようです。皆さん、ぜひご覧ください!

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 254人(前日比 10人増)、死者 7人(増減なし)。

昨晩、出ました! 外出禁止解除の一報。 パチパチパチ。

・低リスク県:明日20日(月)5:00 〜 20:00、外出禁止令を解除。
 以降、次の指示があるまで、夜間(20:00 〜 翌 5:00)の外出禁止は継続。
・高リスク県(含:コロンボ):
 4県の一部を除き、22日(水)5:00 〜 20:00、外出禁止令を解除。
 以降、次の指示があるまで、夜間(20:00 〜 翌 5:00)の外出禁止は継続。

この「一部を除き」が恐ろしいですが、「Police Area」ごとの指示になっているので、こちらを確認しましょう。

これに合わせて、市民の足、電車・バスも明日から運行再開。
保健当局のガイドラインを遵守・運輸スタッフはマスク着用などの感染対策をとれとの指示のほか、電車を野菜などの運搬に活用するようにとの通達も。
スーパー 三助、 いや、スーパー三密 やからな。物資不足対策の観点も。

大統領から、「外出禁止解除は経済の再活性化が目的であるとともに、コロナウイルスの封じ込めも並行して継続。保健当局のガイドラインを遵守して責任ある行動を。」との注意も。
感染の動向や国民の対応次第では、22日(水)の解除が解除される可能性もありますね。油断禁物。

一方で、前国会議員からは、「ムスリム居住地域を差別的にコロナ感染地域に分類しているのでは? 国を崩壊させるつもりか?」との意見。
真偽はともかく、民族・宗教の不満を持っている人も出ているよう。

首相が、検疫隔離対象者のモニターのため、高品質のブレスレットを生産するよう指示。
監視なのか、ウエアラブルでの健康管理なのか、、、スマートウォッチじゃダメかしら?

ブルゾンちえみ with B、的な写真やな。。。

スリランカのビジネスニュース

昨年 11月の大統領選挙での候補者だった サジット・プレマダーサ氏、
「日本、アメリカなどの企業が、製造拠点やビジネスを中国から撤退させる動き。その受け皿となる有益なインセンティブのスキームを提示して、スリランカがこのチャンスを掴まなければ。」

首相の息子・ナマル氏がこれに対して「やっとるわい。」

スリランカはコロナ対策を非常にうまく乗り切った側。特に途上国の中では数少ない好成績。加えて島国であることから、今後想定される 第2波、第3波 でも、事前の対策・想定を準備しておけば、他国よりも対策は取りやすいはず。
感染症対策としては他国に先んじたので、経済や投資で企業活動にメリットが出る改革・優遇策が出ると、関心が集まる可能性はあるのでは。

ドン底でこのままでは沈むというこの機会に、特に資金移動・決済と貿易、物流の面でデジタル化を活用して、政府や国営企業の非効率を改善できると、魅力が上がる。分野としては、金融、物流、医薬品や農産品の製造、エネルギー などに期待。

コロナ封じ込めの成果は、最大限に宣伝・活用してほしい。 これから爆発したらシランケド。。。

何度かお伝えしている紅茶産業。
コロナ禍による茶葉価格の高騰により、ワーカーさんへの給与支払いが可能に。ただし、プランテーションは 60% 程度の稼働率。

スリランカのポリティカルニュース

国会議員選挙について、首相が国家選挙委員会に、「早く日程を決めろ。委員会に日程を延期する権限はない。」と言及。

現政権は、国会では過半数の議席がなかったため、次の選挙で過半数を取りたい意向。
一方で、国会(← 今年 3月2日に解散。憲法・法制度では、解散から 3か月以内の選挙実施を求めている。)を再度召集することで、憲法上の問題なく(コロナ対策が落ち着くまで)選挙を延期できる、との意見もあり、政治的な駆け引きが続いているよう。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

出しちゃおう、どんどん出しちゃおう。

軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

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