経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年1月27日

アーユーボワン!

宝石の産地、中西部ラトゥナプラの病院。
「国際宝石・宝飾品取引所」とされる
「ジェム・タワー」を建ててる場合かと。
【参考】12月16日のニュース

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 59,922人(前日比 755人増)、
死者 288人(前日比 1人増)。

スリ・ジャヤワルダナプラ大学の
専門家は、イギリスやスイスなどで
広がっている感染力が強い変異株に
似た特徴を持つコロナウィルスが
スリランカで確認されたと述べた。

警察当局は、
1月28日(木)〜2月1日(月)の間に
西部州から州外に移動する全員に
コロナウィルス抗原検査を実施予定。

感染者の多くが西部州で確認されており、
西部州から国内の他地域への拡大を
防止するための予防措置。

Kida
Kida

1月28日(木)は
月イチの満月祝日。
週末まで連休取って、の
プチ旅行・移動がある
時期なんでしょう。

スリランカのビジネスニュース

コロンボ証券取引所(CSE)の株価が
高騰するなか、証券取引委員会(SEC)は
ウェブサイトやYoutube、SNS などで
流される株式情報や投資アドバイスに
虚偽の内容を含む市場操作の可能性が
あるものがあるとして投資家に注意喚起。

政府は、
コロンボ13・ブローメンダール地区で、
コンテナの保管輸送や冷凍など
コロンボ港の港湾関連サービスを
提供する倉庫複合施設の建設を計画。
官民パートナーシップ(PPP)により、
BOT(建設・運営・譲渡)の提案を
民間企業・投資家から募集予定。

政府は、コロンボ・
バンダラナイケ国際空港近く
カトゥナヤケ地区に、
新たな工業団地の設立を承認。
300億ルピー(約180億円)の投資と
11,500人の雇用機会創出を見込む。

・ウィーラワンサ産業大臣は、西部州内の工業団地がフル稼働しているため、西部州内に新たな工業団地を要望する投資家約150人から要請を受けたと表明。
・ゴム製品・プラスチック・医薬品・電気電子機器・包装・付加価値農産品・アパレルなどの事業への投資を見込み、同地区の国有地100エーカーを使用して設立される予定。

政府は、新ケラニ橋から
コロンボ港アクセス高架道、
ラージャギリヤ側を通って
外環高速のアスルギリヤICを
つなぐ高架高速道路の建設に、
提案依頼書(RFP)の募集を承認。

BOT(建設・運営・譲渡)方式、
全額外国投資による建設を見込む。
4車線、17.3kmを予定。

Kida
Kida

港湾・工業団地・道路と
インフラ整備を推進。

(工業団地は詳細不明も)
資金は民間から、
BOTで回収&リターン。

建設大手 Access Engineering PLC
蒸気養生気泡コンクリート(AAC
/ALC)を
製造する Lanka AAC (Pvt) Ltd の株式50%
を1.3億ルピー(約7,800万円)で取得。

Sunshine グループ のヘルスケア部門
Sunshine Healthcare Lanka Ltd は、
コロンボ北東部郊外カダワタ地区に
定量呼吸吸入器(MDI)を製造する子会社
Lina Spiro (Pvt) Ltd の工場を開業。

Kida
Kida

コングロマリットの
グループ企業で、
ここでアクセルを踏む
企業もチラホラ。

テプリッツ駐スリランカ・アメリカ大使は
バイデン政権発足後のオンライン会議で、
アメリカは政権交替後も、
民主主義的価値観、
インド太平洋の自由で開かれた航行、
経済発展支援を継続すると述べた。

【同大使の発言】
・インド太平洋地域へのアメリカの関心は永続的。海と空のオープンで安全な輸送を支援し続ける。包括的な開発、公正で透明性のある貿易と投資、既存の国際規範に対する国家間の尊重を引き続き支援する。
 そのコミットメントの一環として、主権を持って包括的に繁栄していくスリランカを強力に支援する。
・アメリカのビジネス界は最先端技術を提供することができ、特にエネルギー分野ではグリーンテクノロジーがあり、スリランカを飛躍させる真のチャンスがある。アメリカのエネルギー大手企業が提出した提案が「公正で公平な扱い」を受け、国内入札手続きが公平に適用されるよう期待。
・各国間のパートナーシップはオープンで透明性があり、相互に利益をもたらすものでなければならない。これがスリランカと中国の関係を指すものであるならば、我々はそれを奨励し続ける。

公平で平等な競争の場の提供は、より有益な投資を誘致し、スリランカの産業がより競争力を持ち、持続可能なものとなる助けになる。アメリカはスリランカの最大の輸出先であり、アメリカ企業は輸出と投資の双方で協力する準備がある。
 しかし、競争の場は平準化されなければならない。これは公共調達や政府入札だけでなく、民間部門のビジネスにも当てはまる。
・ライセンスの取得や承認、工場の土地の取得などで、明確で透明性のある迅速なプロセスが必要であり、ビジネスのしやすさを改善する必要がある。
・アメリカを含む多くの国の広範なパートナーとの協業は、技術移転、高い環境配慮基準、スリランカ人雇用者による管理、輸入労働者の獲得などの利益をもたらす。

Kida
Kida

アメリカのエネルギー企業で
入札やなんやでトラブっている
企業があるんですね。
「主権を持った」スリランカを
支援する、の言い方。。。

日経アジア版記事。
スリランカ政府は、コロンボ港への
出資を求めるインドの圧力に屈した、と。

・インドのジャイシャンカル外務大臣が今月初めにスリランカを訪問。
 その後にスリランカ政府は、「地域の地政学的な懸念」を考慮に入れ、コロンボ港東コンテナターミナル(ECT)は、その株式の51%をスリランカ政府が、残り49%をインド Adaniグループ が保有すると発表。同グループ創業者のゴータム・アダニ氏は、インド・モディ首相と密接な関係にあると言われる。
・外交筋は、「インド政府はスリランカ政府に、自分たちの利益が他者よりも優先されるべきだと思い出させた。ECTは今後、インドとスリランカの関係を測る戦略的指標となるだろう」と述べた。
・インドの外交専門家は、「インドは南アジアの覇者であり、中国の影響力の行使を許さない。モルディブ・スリランカ・ネパールへのインドの友好的な姿勢が中国に戦略的余地を与え過ぎており、結果として中国が基地を建設、艦艇をスリランカとモルディブの港に長期間駐留させた」と述べ、スリランカへのインドの積極的な役割は、自国の裏庭で戦略的地位を失ったことへの反発だとしている。

・コロンボ港では、中国が5億米ドルで建設した国際コンテナターミナル(CICT)は中国が85%の株式を保有し、2014年に中国の潜水艦が抜き打ちで寄港、当時のスリランカ政府の中国への傾倒が露呈した。
・直後の2015年1月に発足した新政権は、ECT開発を中国以外に提供するとし、スリランカ・インド・日本の3国での取引が成立。しかし当時政府による2019年の合意署名後、日本の優遇条件の融資による6.9億米ドルを新政権が却下し、インドの忍耐が試されることとなった。

ゴタバヤ政権のインドへの譲歩は、スリランカがインド政府の友好関係をますます必死に求めているように見える。外国債務に沈むスリランカの救済に、スリランカ政府はインドに20億米ドル(10億米ドルの通貨スワップと10億米ドルの債務モラトリアム)の金融支援を事実上の物乞いのように求めてきた。
・スリランカは、中央銀行によると、2020年9月時点で516億米ドルの対外債務を抱え、その返済額は2024年まで毎年40億米ドルに。外貨準備高は縮小し、2019年末の76億米ドルから2020年11月時点では55億米ドルに。
ゴタバヤ大統領は、シンハラ仏教徒多数派の利益を擁護する強気な超国家主義者とのイメージとは逆に、インドへの譲歩が仏教僧侶や労働組合の批判を呼んでいる。
・政治専門家は、マヒンダ政権時のように中国の支援を期待して反インドの姿勢をとることは難しいと言う。「世界的な傾向として、中国は強奪的な投資や融資に批判を浴びており、インドが日米豪と提携しており、中国カードは国内外で代償がある可能性がある。」

インドのコロンボ港の重視は、スリランカ3港湾のなかでのコロンボ港の価値を高めている。コロンボ港は、日中米印を巻き込んだ地政学的対立の中心にスリランカを追い込んだ。コロンボ港は積替え貨物の70%がインド向け。
 スリランカにはそのほかに、世界で2番目に深い天然港であるトリンコマリー港が北東部に、中国企業に99年リースに出されたハンバントータ港が南部にある。

Kida
Kida

スリランカは日経から、
親中ダー、と書かれ続け、
インドと組んだら「屈した」
と。。。まあしかし、
難しくも重要な立地です。

スリランカのポリティカルニュース

ネゴンボ刑務所の受刑者による
刑務所内パーティーのビデオ画像。

Kida
Kida

終わってる。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

宇宙へ羽ばたくのね。
愛と自由とTENGA。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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