アーユーボワン。軟禁生活43日目。昨日から続きます。前話はこちら。
土地・開発の計画
埋立地合計269ヘクタールのうち、
・116ヘクタールは中国国営企業の中国交通建設(CCCC)の所有(99年間のリース)
・残り(153ヘクタール)はスリランカ政府の所有
です。
完成後には8万3,000人の雇用を生み、25万人が居住することが見込まれており、その総工費は150億ドルを見込みます。
PWCの試算によれば、GDPへのインパクトは総額で最大 300億米ドル、政府への収入は総額で最大52億米ドル。
そりゃあ、力が入ります。ハッスルハッスル。
島内は、
○ 金融エリア
○ セントラルパークリビングエリア
○ アイランドリビングエリア
○ マリーナエリア
○ インターナショナルアイランドエリア
の5つの異なる地区で構成される予定。エリアごとの特色はありますが、
スリランカ最大の外国直接投資プロジェクトとして、地域初の金融特区であり、シンガポールとドバイの間に立地する新たなファイナンシャル・シティとなる予定。
また、医療・教育・エンターテイメント・ホテル・レストラン・小売店・オフィス・統合型リゾート・マリーナ、、、などへの投資を誘致し、
560万㎡以上の建築物が建てられ、インド洋での最高の生活体験を提供する場所に。
JETROさんによれば、公共交通指向型開発のコンセプトが採用されていることも特徴的。
計画では敷地内にLRT(モノレール)が乗り入れ、5つの駅が設けられ、各駅から500メートル以内で島内全域へのアクセス可能に。
敷地内の乗用車やタクシーの乗り入れを制限し、島内交通量は管理される予定。
空港からポートシティまでは、市街の渋滞を避けて直接到着するハイウェイが整備される予定で、空港からの30分で到着する計画。
そのほかにも、スマートメーターを用いた電力・水道の最適管理システム、AI(人工知能)による画像認識機能が備わった監視カメラが導入されます。
コロンボポートシティでのスマートシティ構想の発展により、スマートシティ構想がコロンボの大都市全体に拡大する可能性があるとも言われています。
シンガポールやUAEでスマートシティが重視されていることも踏まえ、将来的には、経済の主要セクターをカバーする第二次スマートシティを全国に設置する可能性も出てくる、と(楽観的に)発言する専門家もいます。
これらの開発には、国内外を問わず広く投資を募っている現状で、日本企業もその技術力を生かしてぜひウエルカム!と営業をいただいています。
ストゥティ! (ありがとう!)
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