経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年1月20日

アーユーボワン!

イーロン・マスクにも、
車の修理代がなくて自分で修理していた
時代があったらしい。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 
54,419人(前日比 669人増)、
死者 273人(前日比 3人増)。

ペイリス教育大臣は、
2週間以内に西部州の全学校を
再開できるよう対策を取ると述べた。

スリランカは最初の対象 6か国では
ないが、条件が整えば発送する、と。

スリランカのビジネスニュース

1月15日(金)〜19日(火)、
スリランカ開発債オークション実施。
2億米ドルを募集、
落札は4,350万米ドルのみで
大幅な入札不足に。
21日(木)まで販売を継続。

【利回り】
1年もの:6.89%、
1年3か月もの:6.85%、
2年もの:6.92%、
4年もの:6.05%。

中央銀行は、2020年12月の
国外労働者からの送金が
前年同月比 22.2%増の 8.1億米ドル
となり、歴史的な高水準になったと発表。

・ある国外在住のスリランカ人労働者によると、コロナ対策により旅行や娯楽、買い物が制限されており、貯蓄が増加して送金も増えている。将来の不安も貯蓄を後押し。
・中央銀行高官によると、2020年通年での国外からの送金額は、前年(67.2億米ドル)から5.5%増の71億米ドルに。

Kida
Kida

出稼ぎ労働者もそれなりに
帰国しているはずなのに
送金額は増えてるんですよね。
スリランカの外貨獲得手段
としては、アパレル衣料の
輸出額よりも観光収入よりも
多いのが国外労働者からの送金。

株価と外国送金は好調も、
為替や国債発行は怪しく、
経済の実体とともに慎重に
見ていく必要はあるなぁと。

中央銀行高官は、
スリランカのGDPについて、
2020年に ▲3.9%の縮小、
2021年に +6.0%の成長を予測と述べた。

Kida
Kida

中央銀行の予測としては
以前から発表している
数値と同じ。
一方、世界銀行 の予測は
2020年が 6.7%縮小、
2021年が 3.3%成長。
【参考】1月7日のニュース

中央銀行は、経済再生を支援するため、
政策金利据置きとともに、
経済の柱である零細中小企業向けの
優先的な融資目標の導入を決定。

政府は、北部ジャフナ半島沖の
ナイナテエフ島・デルフト島・
アナライテエフ島への
ハイブリッド再エネ送電網の設置を承認。
アジア開発銀行(ADB)の資金支援。

大統領によるコロンボ港東コンテナ・
ターミナル(ECT)の合弁会社の
株式49%をインドの港湾オペレーター
Adaniグループへ提供する決断
(51%は政府が保有)
支持する論考。

・大統領は、インドの Adaniグループに合弁会社の49%の株式を提供することで合意したと発表。この合弁会社は日本政府の融資を含む。
・コロンボ港への Adaniグループの参入は、港湾労働者や左派政党、民族主義者、市民団体まで幅広い組織が反対。反対の主な主張は、ECTの管理が外国人の手に渡り、スリランカの主権が侵食されるというもの。
 中国がハンバントータ港を99年にわたりリースしたことが、スリランカの港湾を外国勢力が利用しているとして警戒心を煽っている可能性。ハンバントータ港に加え、コロンボ港の一部(*国際コンテナターミナル)の管理は中国に与えられている。いずれの場合も中国の莫大な投資を得て、中国船から多大な恩恵を受けることができる。
・しかしこれら中国の存在への懸念はスリランカだけではなく、隣国インド、日本、アメリカなど国際的な大国も持つ。2014年に日本の首相がスリランカを訪問した際、中国潜水艦がコロンボ港に入港・停泊したことで外交問題となったことを覚えているだろうか。

・大統領は誰よりもこの地政学的問題を認識。ECT合弁会社のインド企業との協定に反対する政治家や民族主義者、市民団体の偏狭な考えとは対照的。
大統領の決断の意義は、第一に、スリランカ最重要の港にインドのプレゼンスを確保し、インドと日本を安心させることができる。
 第二に、コロンボ港の海運物流の 2/3 がインドとの積替えによる現実から、この高収益のビジネスの継続を確実化。
 第三に、今後のインドとの国際場裡や安全保障上の支援や交渉に影響力を確保できた。

Nestlé Sri Lanka は、
北西部州で、地方の酪農農家が
高品質の飼料を継続して入手できるよう、
月10万kgのサイレージ(貯蔵牧草)の
生産を可能にする支援を提供。

・同社はこの地域の酪農農家の一つに、サイレージ生産を目的とした資金と技術の支援を提供。
 多くの国内酪農農家が十分な飼料の確保に苦労する中、支援を受けた農家は、地域内の他の Nestlé の協力農家に高品質飼料を手ごろな価格で供給することを可能にする。
・同社はまた、牛乳生産農家に小型クーラーを寄贈。朝夕2回の搾乳後、翌朝に Nestlé が回収するまで、4℃の最適温度での保管を可能にし、牛乳の品質と生産量の向上、酪農農家の収入アップを実現。
・同社トップは、企業が地域社会と協力して生産と生活を向上させる好例であり、農家が収益性の高い持続可能なビジネスを構築できるよう支援していると述べた。
・同社は高品質の生乳を購入するスリランカ最大のバイヤーの一つ。国内産牛乳を使用して、ミロやネスカフェなどを製造。

国連人口基金(UNFPA)
スリランカ事務所によれば、
スリランカは南アジアで
最も急速に高齢化が進んでおり、
2030年には5人に1人が60歳以上に、
その大半が女性と予測されている。

Kida
Kida

スリランカとしては
人口ボーナスはなし。
高齢化が早速の課題に。
インドなど南アジアの
人口ボーナス(しかも若い)
をどう利用できるか、
ですかねぇ。

スリランカのポリティカルニュース

インド政府はスリランカ空軍に、
航空監視レーダー設備の
交換用レーダー341台を寄贈。
2億ルピー(約1.2億円)相当。

2011年にインドから寄贈された
航空監視レーダー機器 4台の
維持管理を強化するもの。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ジワリときた。

ストゥティ! (ありがとう!)

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