アーユーボワン。軟禁生活38日目。昨日から続きます。前話はこちら。
私は当初、昨年 4月24日にコロンボに戻る予定だったのですが、事件発生からまだ3日で現地の状況もわからず、とりあえず渡航を延期し、結局5月1日に戻ってきました。
(こんな状況で妻も一緒にスリランカに戻したことには、現在、「なぜだろう?妻はあの時日本に残れば良かったよな?」と我ながら理解に苦しんでいます。)
私ごとですが、内戦終結直後のカンボジア(2003〜07年)、戦中バリバリの状況にあったイラク(2010〜11年)での駐在経験がありまして、当時を思い出しました。
コロンボの空港に到着してから、街中へ出るまでは本当に緊張しました。
とにかく人通り・車が少ない。
「これがあの渋滞がひどいコロンボの昼間か?」と。
街中が混乱した様子だと怖いな、と思っていたのですが、それはなく、むしろ静かな印象でした。
ただ、以前は目にしなかった、武装した兵士や警官の姿が市内の至るところに。
駐在当時のカンボジアやイラクでは当たり前の光景だったのですが、やはりライフルを持った人たちがすぐ近くに大勢いるのは怖いです。
しかしこれも、内戦中や終結後数年間のコロンボを知るスリランカ人からすると、
「あの頃に戻っただけだよ」
という反応。
急速に治安が良くなってはいても、そうした歴史があったことを実感。
ストゥティ! (ありがとう!)
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