アーユーボワン!
これがもしコーラのレシピだったら、
全部スリランカでいけるなあ。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 5,811人(前日比 146人増)、
死者 13人(増減なし)。
政府は、10月18日(日)から求めていた
出国者への搭乗72時間前までの
PCR検査報告書の所持を一時中断。
国内感染者増によりPCR検査が増加、
検査ラボが対応できなくなっているため。
ワニアラシチ保健大臣は、
Brandix 社のアパレル工場から発した
ミヌワンゴダ地区クラスターについて、
どこからコロナウィルスが入ってきた
のかはまだ解明されていないと述べた。
大臣は、同社チャーター便による
インドからの帰国者 48人は、
14日間は陸軍運営の検疫センターに、
その後 14日間は自己検疫していたとし、
工場やスタッフとの接触はなかったと認定。
スリランカのビジネスニュース
10月20日(火)、首相は
丁世均 韓国首相と電話会談。
・両首脳は、韓国が支援中の海洋大学への技術支援を協議したほか、投資や観光などを議論。
・首相は、コロナ禍の状況が改善されて航空旅行が正常化した際のスリランカへの投資誘致支援を求め、韓国からの観光客を増やしたいと述べた。
外務省は、ポンペオ・アメリカ国務長官が
スリランカを訪問し、10月28日(水)に
二国間協議に出席すると発表。
カブラール 金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣のインタビュー。
今キャッシュを持っているのは中国。
【同大臣の発言】
・(中国に新たに7億米ドルの融資を求めていることについて、)世界の歴史の時々で、様々な国が最も多くの現金を持っていたが、現在のそれは中国。
GDPの縮小や格下げのなかスリランカは、中国からの追加融資、インドや中国との通貨スワップ枠、サムライ債・パンダ債の発行など、債務返済に様々な選択肢を模索。
それぞれの国が自国にベストだと考える方法で、独自に融資の取決めをしている。日本・アメリカ・インドなどの他の国もスリランカの大きな投資家であり、例えばアメリカは、スリランカのソブリン債への非常に大きな投資家。
・IMFの「ラピッド・ファイナンシング・インストルメント(RFI)」は「ラピッド」。危機が3月に発生しているのに、10月ではどこに「ラピッド」があるのか。
・(インドに債務モラトリアムを要請しているなか、)二国間のモラトリアムは多くを助けない。多くの新興国が対外的なストレスに直面しており、スリランカ特有ではない。約70か国に支援を提供した国際機関もあるがその場しのぎであり、世界的な解決策が必要。
・スリランカは幸運。外貨準備高は「あまり影響を受けておらず」、輸出は「堅調に」、国外からの送金は「かなり堅調に」推移している。政府による輸入制限は成果を上げた。外貨準備高は約58億米ドルで、不愉快なレベルではないと言える。
・(歳入増に富裕税の検討など税制の見直しを問われ、)富裕層を貧しくして貧困層を豊かにすることはできない。来年度予算には、中小企業支援、貧困層の雇用機会拡大など「バランスのとれたパートナーシップ」が反映される。
スリランカが、世界の大国の冷戦の場に、
と題した寄稿。スリランカを巡って
アメリカ・中国・インドが争い。
・アメリカ大使が中国の支援の透明性欠如を批判。
その前には、アメリカ政府は(南シナ海人工島建設に関与した)中国企業に制裁を課し、コロンボ・ポートシティ建設に関係する企業も対象に。
いずれも中国は反発。
・10月6日、日米豪印外相会合を東京で開催。
同時期に中国は、共産党政治局員 楊潔篪 元外相を団長とするハイレベル代表団をスリランカに派遣。
政府筋によると、アメリカのポンペオ国務長官が10月28日に、その後にインド・ジャイシャンカル外務大臣がスリランカを訪問予定。
スリランカは突然、中国とアメリカの寵児となった。
・インドを含むアメリカとその同盟国にとって、スリランカの対中国関係には 2つの懸念。
第一はインド洋地域の安全保障、第二は債務の罠にはまって中国に踊らされること。
・スリランカ・インド関係の歴史から、スリランカは、インド洋の地域安全保障に関連する事項はインドとの協議が必要であり、地域安全保障に影響を与える中国問題にはすべて、インドが発言権を有する。
スリランカでの中国の影響力は、インドには懸念材料であり続ける。ラージャパクサ家は親中と認識されており、ハンバントータ港開発がマヒンダ元大統領在任中に中国に与えられた事実は、インドには痛手であり続ける。
・スリランカが一大国に近づき過ぎると、アメリカであれ中国であれ、常に強力な反応をもたらしてきた。
・1970年代後半にスリランカがアメリカに接近すると、当時アメリカと冷戦状態にあったインドは、トリンコマリー港が米海軍基地に使用されると恐れた。
1983年のスリランカ政府による少数タミル人攻撃と、南インド(タミルナド州)での扇動が相まり、南インドでインディラ・ガンディー政権がスリランカ・タミル人を訓練、「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」がインドで軍事訓練を受けることに。LTTEはインドに訓練施設があり、インドから活動し、インドで自由に動き回っていた。
しかし、1991年にLTTEは、自爆テロでラジーヴ・ガンディー前首相を暗殺。インドはLTTE破壊にスリランカを支援。
・同様に、マヒンダ元大統領が在任中に中国に接近しすぎると、自身の党内の側近に負ける予期せぬ政権交代となった。インドのスパイ機関が、野党間のありえない政治同盟をサポートしたとされる。
2015年大統領選挙でのマヒンダ元大統領の敗北は、国際的な権力者がバックにいた民主的なクーデターだったと外交筋は述べ、敗北後のマヒンダ元大統領は、背後にインドがいたと非難した。
選挙に勝ったシリセーナ前大統領は、中国の全プロジェクトを中断し、ポートシティ協定を修正して「中国の排他的区域」を除外。アメリカとのミレニアム・チャレンジ・コーポレーション(MCC)、インド・日本とのコロンボ港東コンテナターミナル(ECT)建設を承認。
・スリランカは再び振出しに戻った。
「インド第一」なのか「中立」なのか「非同盟」なのか、外交政策はまだ混乱しているが、実際には中国に近づき過ぎと見られる。経済は低迷し、経済再生には世界中からの投資が必要。融資だけでは経済危機から抜け出せない。
・一つの大国の近くにいることは短期的にはメリットだが、過去の経験に学ばなければならない。再び内戦をする余裕はない。
すべては、権力を握る政府が、罠に陥らずにすべての大国とのバランスを取り、国の戦略的立場をどう演じるかにかかっている。
大国がどうスリランカを巡って
争ってきたのか、その結果、
スリランカに何が起こって
きたのか、生々しい現実を説明。
そしてこの1〜2か月の
米中印のめまぐるしさ。
矢継ぎ早でホットです。
しかし長かった。。。
First Capital Research 社の調査によると、
2020年1〜3月の四半期の上場企業266社の
企業収益は、前年同期比52%減の
335億ルピー(約213億円)に急落。
・主に、各種金融(前年同期比 ▲87%)、資本財(同 ▲63%)、食品・飲料・タバコ(同 ▲72%)、電気通信(同 ▲52%)、消費者サービス(同 ▲101%)が低迷。
・一方、銀行(同 +32%増)、食品・生活必需品・小売(同 +96%)、素材(同 +8%増)は好調。
・同社は、各種金融、資本財、食品・飲料・タバコの各セクターの低迷は、経済の低迷に直結しており、コロナ禍の影響が大きいとしている。
格付け機関 Fitch Ratings は、
スリランカの金融・リース企業は、
コロナウィルス感染の第二波と
輸入規制による打撃を受けるが、
ほとんどの企業が損失を吸収する
だけの資本を持っていると述べた。
同社は、2020年のスリランカGDP
成長率を 3.7%縮小と予想。
政府は、2021年1月1日からの
使い捨てプラスチック使用禁止を閣議決定。
環境当局は、代替品促進に必要な措置をとる。
代替品、どうなるんやろ?
紙???
代替品の開発・製造メーカーが
既にいて、そのロビーの結果、
とかだったりして。知らんけど。
コロンボ市は、ゴールフェイス地区に続き、
エネルギー効率の良いスマート LED 街路灯
を市内に展開する計画。
Richardson Technologies (Pvt) Ltd 社 との
官民連携パートナーシップ(PPP)により
5年以内にコロンボ市全体に展開予定。
市が照明を設置する市内の道路は約300km。
街灯 約12,000個が対象。
大統領と首相の指示により、首都
スリ・ジャヤワルダナプラコッテの
バッタラムッラ地区で「国立白檀庭園」
を建設中。レジャー施設の位置付けで。
白檀(サンダルウッド)1,000本を植樹、
池や屋外劇場、レストラン、駐車場を
併設予定。建設第1フェーズの工費は
1.3億ルピー(約 7,800万円)。
香木の存在を、
知る人ぞ知るスリランカ。
サンダルウッドは虫除け
にも効きますし、
農業の一つとして
活用できないもんかな。
政府は、政府機関や国営企業の繊維製品購入
において、国営企業 Lanka Salusala Ltd 社
からの購入を優先すると閣議決定。
にしゃんたさんの寄稿。
スリランカのポリティカルニュース
内閣は、第20次憲法改正案の
3つの変更を承認。
① 閣内大臣を30人に、国務大臣を40人に制限。
② 大統領府や首相府を含む国家機関監査の権限を、監査総長に保持。
③ 国会に提出する緊急法案を、国家安全保障と国家災害管理の分野に限定。
インドの 連邦テロ対策部隊 NSG が
首相警護隊の選抜隊員 21名を訓練。
インドとの協力、というのは
分野問わずやはり密接な国。
今日の別記事では、インドが
LTTE に軍事訓練をしていた、
という歴史も。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
ちょっと切なくはある。
ストゥティ! (ありがとう!)
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