経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年9月28日

アーユーボワン!

20年前の今日、シドニーオリンピック
女子200m でスリランカ代表
ジャヤシンハ選手が銀メダルを獲得。

パチパチパチ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 3,360人(前日比 11人増)、死者 13人(増減なし)。

スリランカのビジネスニュース

9月26日(土)開催の首相と
モディ・インド首相の
オンライン首脳会談続報。

共同記者発表によると両国は 11項目に合意。

① 対テロリズムと対麻薬密売への協力強化
② 両国間で締結した開発プロジェクトに関する覚書のもとでのスリランカの開発協力
③ スリランカ・プランテーション地域での 1万戸の住宅建設の早期完了への協力
④ 両国間の貿易・投資環境改善とサプライチェーン統合深化
⑤ 港湾・エネルギー分野を含むインフラ・物流プロジェクトの早期実現への努力と開発協力パートナーシップへの強力なコミットメント
⑥ 再エネ分野での協力、特にインドの 1億米ドル与信枠による太陽光発電プロジェクト
⑦ 農業・畜産。科学技術・医療・伝統医療分野での技術協力強化
⑧ 仏教・アーユルヴェーダ・ヨガなど、文明のつながりや共通遺産の分野での国民間の絆の強化
⑨ コロナ対策の予防措置とともに両国間の観光促進
⑩ 漁業者に関する問題に対処する関与の継続
⑪ 防衛協力強化

上記合意項目の ⑧ について、
インドは、インド北部クシナーガル
への仏教巡礼の促進を目的に
スリランカに1,500万米ドルを供与。

クシナーガルは釈迦が入滅したとされ、
巡礼の目的地として訪問を促進。
新しく国際空港がオープンしている。

上記合意項目の ⑩ について、
首相は、インド漁船がスリランカ海域に
不法侵入しているとして問題提起。

コロンボ鉄道交通LRTプロジェクトの
中止を大統領が指示したとの報道について、
(大統領府長官が出した中止指示書簡の
宛先となった)交通長官は、
プロジェクト終了の指示は
内閣から出されるべきであり、
プロジェクトはまだ生きていると述べた。

【交通長官の発言】
・評価委員会が出した勧告は、「高コストのプロジェクトであり、コロナ危機後の国家の経済状況を考えなければならない」というもの。
 大統領府長官からは、このプロジェクトについて適切な判断をしてほしいとの要請があった。
省庁レベルでの決定はできない。閣議決定を経て開始しているので、閣議決定によるべきで、終了・中止・延期の判断は内閣が行うべき。
・プロジェクト事務所にはまだ伝達していない。

【プロジェクト費用】
・LRTプロジェクトは国内外コンサルタントによる詳細設計が完了。最終的に建設費は 10億米ドルまで削減されていることが明らかに。
kmあたり費用は、当初見積よりはるかに低い約6,250万米ドルと推定。
 専門家は、短距離での費用算出時は高額だったが、コッタワまで30km延長すれば kmあたり費用は 5,500万米ドル程度までさらに削減可能であり、最新での想定費用は国際水準と同等であり高額ではないと指摘。

電動自転車開発 Rhoda AT が、
スリランカ初の電動自転車となる
自社製品を発表。

・政府は道路渋滞の緩和も目的にコロンボ市内の自転車通行インフラを構築中。
 開発者によれば、毎日約100万人がコロンボ市内に移動しているが、交通渋滞により車の平均速度はたった時速10km。

・自転車のソフトウェアは、生体認証・分散コンピューティング・強化セキュリティを備える。鍵はスマートフォンで管理。
・モーター出力は 750w以下。登録や免許は必要ない。
 4時間フル充電で最大60kmまで走行可能。平均速度は時速19km、最高速度は時速25km。
・交通費の大幅削減、通勤時間の大幅短縮を可能にする経済的な自転車。
・価格は 129,000ルピー(約 77,400円)。2021年第一四半期に最初の自転車を製造・納品予定。2021年末までに1,000台を普及させる目標。

Kida
Kida

コロンボでのサイクリング道
建設計画をご紹介しましたが、
こんな企業との連携もあり、
ということなんですね。
観光だけでなく、通勤にも
自転車を使って渋滞削減、と。

参考:9月26日のニュース

コロンボ市内ではほとんど
自転車は見かけません。
公園の中で遊びで乗ってますが、
交通用ではないです。
うまくいくかな。。。
健康にも良いし、暑いけど。。。

建設業界で最も権威がある出版物の
1つとされるアメリカ誌
Engineering News-Record (ENR) が、
2020年 空港・港湾部門ベストプロジェクト

に コロンボ・ポートシティを選出。

参考:Best Project, Airport/Port: Colombo Port City Development Project Phase 1

Ernst & Young は、EY Foundryの
スタートアップインキュベータプログラム
を、
スリランカやシンガポール、マレーシアなど
を含むアジア太平洋地域に拡大すると発表。

EY Foundryは、税務・会計・フィンテック・
リーガルテック・HRテックなどの分野の
アーリーステージのテック系
スタートアップのビジネス成長加速を支援。

総合サプライチェーンソリューション
企業 Logicare (Pvt) Ltd 社 は、
テクノロジー主導のデジタル物流
サプライチェーンプラットフォームを提供、
最高のワンストップ物流サービス

プロバイダーの一つに。

・同社は 2019年6月、12,000以上のパレットで構成される最先端の複合倉庫施設を開設、商業運営を開始。
・短期間に、FMCG・アパレル・文房具・通信・Eコマースなど多業界をカバーする戦略的サプライチェーンソリューションプロバイダーとして、スリランカの大手企業などと提携。
 倉庫保管・輸送・現場管理・ヤード保管・Eコマースのラストマイル配送からサプライチェーンコンサルティングまで、幅広いサービスを提供。
・同社は、紅茶ブローカー企業としてスリランカ初の上場を果たした Ceylon Tea Brokers PLC の完全子会社。

税関当局は、2017〜18年にイギリスから
輸送されてきた廃棄ゴミ 260トンを
積載したコンテナ 21個を送り返した。

当局によれば、コンテナ積載物は
使用済のマットレス・カーペット・ラグの
はずだったが、医療廃棄物も含まれていた。

保健当局によれば、スリランカでは毎日、
64人が癌と診断、38人が癌で死亡。
2008年以降、スリランカで
報告された癌患者の数は2倍に増加、
癌患者の16%は口腔癌に苦しんでいる。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

麺つゆ。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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