後任の新財務大臣、1日で辞任しとるけど。。。
・スリランカのゴタバヤ・ラージャパクサ大統領は、経済危機に対する抗議デモが続き連立与党に亀裂が生じるなか、全政党による政府樹立を要請し、弟を財務大臣から下ろした。
・大統領とその兄弟がトップに立つ債務だらけのスリランカは、外貨不足により燃料や他の商品の輸入支払いに苦労し、何時間も続く停電や必需品の不足を引き起こしている。
・国内メディアは、南部タンガーレで民衆が警察のバリケードを突破したデモなど、群衆が集まって政府への街頭抗議デモが続いていると報じた。
・4日(月)、大統領府は、全閣僚の辞任後、「完全な内閣が発足するまで、国会や他業務を合法的に実施できるよう4人の閣僚を任命した」と発表した。
これによると、大統領の弟バシル・ラージャパクサに代わり、アリ・サブリー前法務大臣が新たな財務大臣に就任予定。これまでの外務、教育、高速道路の各大臣が再任する。
・これに先立ち、3日(日)夜に全閣僚が辞任を申し出ており、大統領は経済危機対処に全政党参加の統一政府を呼びかけた。
カブラール中央銀行総裁は4日(月)に、辞任の長いリストに加わっている。
・コロンボ株式市場(CSE) は、株価指数の急落により4日(月)午前中に2度にわたって取引を停止していた。
・外出禁止令や緊急事態宣言にもかかわらず、経済的苦境に対する広範な街頭抗議デモが続いている。国民は、先月の政府の大幅な通貨切下げ後に高騰するインフレと闘っている。
・歴代政権下で支出が収入を上回り続け、貿易財やサービス財の生産が不十分だった。赤字は、コロナ危機によって経済の柱の観光産業が機能不全に陥ったことで、悪化が露呈した。
・3日(日)には何百人もの民衆が平和的なデモを行い、大統領の統治を非難した。
国会近くのラージャギリヤ、空港近くのネゴンボで「ゴータ帰れ」「ゴータ失敗」と人々が叫んだ。
同日の外出禁止令により、Facebook、Twitter、WhatsAppなどSNSを通じて組織されようとしていた大規模抗議デモを妨げた。
・同日に課されたSNSの遮断は15時間後に解除された。
・活動家は、ラージャパクサ一族に退陣を迫るため、4日(月)にも主要都市で大規模デモを行うと発表。
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