アーユーボワン!
行列に並び続けるスリランカ人。
2020年3月:コロナ危機のロックダウン
2022年3月:燃料不足
スーパーに4時間以上並んだ日から2年がたちましたかぁ。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者:660,151人(前日比 292人増)
死者:16,445人(前日比 5人増)
スリランカのビジネスニュース
3月23日(水)、大統領は「全政党会議」を開催。
大統領は、経済危機の解決策をみつけるため全員が協力すべきだと述べ、
短期長期の対策に着手して経済を安定させる必要性を指摘。
ウィクラマシンハ前首相が党首を務める野党 UNP など
15以上の政党が出席。野党 SJB は欠席。
【参考】2022年3月22日のニュース
この会議において、
シリセーナ前大統領とウィクラマシンハ前首相は、
国民の救済に新たな予算が必要だと主張。
バシル・ラジャパクサ財務大臣は、
閣僚の同意が得られれば新たな予算の国会提出は可能と回答。
いくつかの報道を合わせてみると、
「昨年末に成立した今の2022年度予算を撤廃して、
必要不可欠な支出に絞った予算案に差し替える」
ということのよう。
現予算はこの危機時に不要な投資(=バラマキ)が多い、との趣旨のよう。
この会議において、
カブラール中央銀行総裁は、経済危機の責任は前政権にあると批判。
これに対してウィクラマシンハ前首相が反論し、
大統領が総裁の発言について前首相に謝罪する一幕。
【前首相の発言】
・この全政党会議は与党の要請で大統領が招集したもの。この国の深刻な問題のために重要だと考え出席している。
中央銀行総裁が言ったような些細な政党政治のためでも、誰の責任か非難するためでもない。
・しかし総裁が前政権の非難から始めたことには失望した。もし私が反論したらどうなるのか?彼はまた反論するのか?
(過去の王を例に出し、)彼がスリランカに来なければこんな問題は起きなかったと言われた。同じことになる。そんな議論をしなければならないのか。
・私の政府は異なる政策をとり、当時は国民が食べたり飲んだりでき、燃料も十分にあった。これ以上何も言うつもりはない 。
・欠席した野党があるが、私は彼らを負かすために来たのではない。意見を述べて彼らに伝え、彼らにも参加してもらうためにここに来た。だから問題点を話し合おう。
・この発言に対し大統領は、
「総裁の発言で前首相の気持ちが傷ついたのなら謝罪する。最初に政治的な問題ではない言っており、問題解決策を見つけるために全員の考えを正直に聞こうと呼びかけたものだ」と述べた。
解決策をみつけるとか建設的な議論の前に、
自分のメンツや保身、「他人のせい」があるんですね。
無意識なんでしょうが、そういう人なんでしょう。
こうして読むと前首相が大人には見えますが、
この方も二度の首相在任中に結果出なかったからなぁ。
「チョイスがない」と言われる所以。
前首相と財務大臣の応酬の様子。
前首相は 国際通貨基金(IMF) の報告書を出せと要求、
財務大臣はまだ受け取っていないと反論。
映像を見ると新鮮。
この会議で何が決まったのか、
誰が何をするのかのどう目標の設定をしたのか、
まではわからないですね。
「全員が意見を出そう」くらいだったんでしょうか?
3月23日(水)、
国内主要商業銀行の米ドルの取引額一覧。
1米ドル=285/299ルピーで取引され、
一部銀行は 300ルピー近くに。
米ドル買レートは 1米ドル=310ルピー に、
とか言ってる報道もあります。
中央銀行は、銀行に課している出稼ぎ労働者からの
外国送金受取外貨の売却義務付け対象割合を、
これまでの25%から50%に引上げ。
【参考】2021年12月28日のニュース
獣医師協会幹部によると、
トウモロコシや大豆などの飼料の不足や価格高騰により、
スリランカ国内の牛や鶏などの家畜が栄養失調に陥っている。
畜産業から廃業する業者も増えており、
鶏肉や牛肉、生乳の価格は上昇。
次から次へといろんな業界が崩壊していく。
エンドレス。
スリランカのポリティカルニュース
3月23日(水)、大統領は、
スリランカを訪問中のヌーランド・アメリカ国務次官と会談。
大統領は同日の全政党会議の状況、経済危機解決へのIMFへの支援要請などを説明、
次官はスリランカ人の国外在住者との対話強化、
アメリカのグリーンテクノロジーの導入などを議論。
ペイリス外務大臣と米ヌーランド国務次官が共同議長を務め、
第4回スリランカ・アメリカ・パートナーシップ対話を開催。
野党 JVP は、コロンボ南部ヌゲゴダで政府への抗議集会を開催。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
懐かしさを感じる。
ストゥティ! (ありがとう!)
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