経済ニュースで知るスリランカ 〜 2022年3月17日

アーユーボワン!

今日は毎月恒例満月の祝日。

昨夜の日本では地震発生。
皆さまのご無事と安全を願っております。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者657,134人(前日比 320人増)
死者:16,416人(前日比 1人増)

おお、死亡者おひとりさまに。

スリランカのビジネスニュース

3月16日(水)夜、大統領は国民に向けて演説。

国民の困難を承知しているとして、
危機の克服に国民の団結を呼びかけ。
現在の問題の根本的な原因は外貨危機だが、
それは自分が作り出したものではない
と述べ、
国際通貨基金(IMF)との協力を発表。
国民に燃料と電気の節約を求めた。

【大統領スピーチ抜粋】
・今日の必需品の不足と物価の上昇をよく承知している。ガス不足、燃料不足、停電などの問題も承知している。この2か月間に国民が経験した多くの苦しみも敏感に感じている。
 このような状況に我々は最大限の努力をしているが、我々の手に負えない理由でこの状況は続く。
・私は自分の行動に責任を持ち、国民が経験している不都合の解決のために厳しい決断を下すと決意している。国家経済協議会とこれを補佐する諮問委員会を任命し、決定の実行を常に監視していく。

・まず第一に、私が国民のためにとる行動を信頼していただきたい。
 私は国民が直面している困難な状況をよく承知している。危機的状況の影響を受けているのはスリランカだけではなく、世界全体が苦難に包まれている。物流費増、価格上昇、コロナ危機による商品不足など、我々の手に負えるものではないが、国民に譲歩的な取組みを提供している。
・この危機は私が作り出したものではない。今日、この危機を作り出した張本人たちが政府を批判している一方で、私はこの危機を直ちに解決して国民に救済を与えようとしている。
 このような危機的状況においては、国の政治家や専門家がまとまって解決策を見出す責任がある。

現在の困難の根本的な原因は外貨危機にある。
・為替を変動させる前の時点で、2022年の輸出収入見込みは120億米ドル。一方で輸入支出は220億米ドルの見込みで、100億米ドルの貿易赤字となる。
 直近のデータでは、観光やITなどサービス輸出収入が約30億米ドル、出稼ぎ労働者からの外国送金が20億米ドルであり、貿易赤字は50億米ドルとなる。
 今年中の債務への支払いは69米億ドル。合計119億米ドルの赤字。
 その他補助金や投資の見込みが25億米ドルで、合計94億米ドルの赤字。
・一方、ルピーの変動により輸出収益は130億米ドルに増加、輸入支出は200億米ドルに減少される。これにより貿易赤字は70億米ドルまで減らせる。
・また、サービス輸出で40億米ドル、外国駐在者からの送金で50億米ドルが期待され、貿易赤字は24億米ドルとなる。
・この赤字を埋める外貨準備高増加のため、国際金融機関や友好国と債務返済の協議を開始した。毎年の債務返済支払いの方法を見出していきたい。協議の結果、国際通貨基金(IMF)と協力することにした。

・この間、私の決定により、輸入支出をかなり抑制できた。自動車輸入停止、国内産業奨励、非必需食料品輸入停止と国内栽培などの成果を目の当たりにしている。
・輸入支出抑制での最大の問題は、その20%以上を占める燃料費の世界的な高騰。この数か月で世界市場の燃料価格は2倍以上となり、自動車に加えて発電にも使われている我が国での燃料価格上昇は避けられない。このために私は、再エネの使用を関係機関に働きかけてきた。
国民が燃料や電気の使用をできるだけ控えることで、国を支えることができる。この困難な時期には、国民の皆さんにその責任があることを理解してほしい。

・コロナ危機で崩壊した観光産業は復活しつつあり、観光客数は明らかに増加している。
 ITや通信分野への政府によるインフラ設備提供の加速により、これらの分野からの収入も増えている。
・我々は、歴史上の多くの逆境を克服してきた国。コロナ危機への対処は国際機関からも賞賛されている。
 しかし問題解決のためには困難に直面することを全員が理解する必要がある。この危機を乗り越えるために国家として団結するよう強く求める。
・国民は私に、安全で規律正しい近代的な先進国の建設と子どもたちへのより良い教育を要請した。在任中の2年半はコロナ危機から国民とその子ども守るために費やされたが、残りの任期をこの当初の目標を達成するために捧げたい。
・私は国民の皆さまの招きで政治の世界に入り、国民は私に最大限の信頼を寄せている。私はその信頼を決して裏切ることなく、大いなる決意を持って、この信頼を守っていく。

Kida
Kida

中身ねぇ。。。

「オレのせいじゃねぇ」
「世界全部同じ苦労」
「国のために協力しろ」
「気合いで乗り切れる」

って要旨かな。意味あるのIMFのとこだけ。

この見出し↓、納得感あり。

バシル・ラージャパクサ財務大臣はインドを訪問。
モディ首相と会談し、インドからスリランカへの融資枠10億米ドル供与を議論。

3月16日(水)、外国為替市場、
1米ドル=275〜290ルピーの取引に。

中央銀行の指標レートは 267ルピー、
商業銀行は 265/275ルピーで取引。

大統領と首相が、カブラール中央銀行総裁に辞任を求めているとの報道。
IMF との協議では、同総裁の交代が技術支援の第一条件だと伝えられたとも。

Kida
Kida

真偽は不明です。
憶測記事なんで載せるか迷ったんですが、
こういう動きにはなりますよね。
後任、アティガレ財務長官とか書いてあるな。
これも確度不明ですが。

3月17日(木)の計画停電、
日中夜間合わせて2時間〜3時間15分。

LPガス(LPG)供給大手の2社、
国営 Litro Gas Lanka Ltd と民間 LAUGFS Gas PLC はともに
外貨不足によりLPG輸入に必要な信用状(L/C)を発行できず、
調理用ガスが再び不足。

為替変動によるルピーの急速な下落により、
信用での支払いや米ドル債務を抱える企業が為替差損に直面。
為替変動導入前の為替レートで購入した仕入れの支払いが2〜3か月先などの場合、
この間のルピー安進行分が企業の負担に。

スリランカのポリティカルニュース

エネルギー大臣を解任されたガマンピラ国会議員ら
連立政権に参加する少数政党が共同で記者会見。
財務大臣に物資不足と物価上昇による国の経済危機の原因があるとして、
同大臣に責任を取るよう要求。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

仕方ないよね。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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