経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年11月28日

アーユーボワン!

昨年4月の開始からほぼほぼ毎日更新していたのに、
ここ2週間は突然、更新日の方が少なくなった弊ブログ。
だってね、、、

今ワタシ、日本にいるんですもの!!!

2年近くぶりの日本、
🇱🇰のニュース読むのに時間を費やしていられるか、
なんだかんだとやることが溢れていまして。

先週に関空でこんな感じ↓で検査やら受けてブジ入国。

そして昨日、、、

PCR検査陰性、で自主隔離期間短縮にて終了!!!

久々の日本の寒さに身体が震えていますが、、、
自由の身、で エンジョイ 仕事します。

冬は大根干さな
(我が家ではありません)

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者561,778人(前々日比 1,433人増)
死者:14,278人(前日比 46人増)

新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染確認を受け、
スリランカ政府は、南アフリカ、ボツワナ、レソト、スワジランド、ザンビア、ジンバブエからの渡航入国を禁止。

スリランカのビジネスニュース

11月22日(月)〜 26日(金)の週、コロンボ株式市場(CSE) は上昇。
株式指数(ASPI)は 11,197.68。前日比 1.6%⤴️、前週末比 5.1%⤴️。
25日(木)、26日(金)と連続で同指数の最高値を更新。

為替↓、公式レート。

大統領は輸出に貢献した企業の表彰セレモニーで演説。
輸出企業がコロナ危機前を上回る輸出額を達成したと称賛するとともに、
コロナ危機などによる経済問題への対処に短期的には不評を買う政策をとる可能性がある
と述べた。

【大統領の発言】
・過去2年間の優れた業績により表彰された輸出企業を祝福し、輸出産業がスリランカ経済に貢献し続けていることに感謝したい。
輸出企業はその経験、能力、資金力、広範な国際ネットワークを活用して、既存スリランカ製品に新たな輸出市場と新たな輸出製品を創造しなければならない。スリランカ人のより良い未来の創造に不可欠。
・今後全員が同じ目標に向かって懸命かつ賢明に働くことで、スリランカのより一層の成功と繁栄の未来に強力な基盤を築くことができると確信している。
スリランカには素晴らしい可能性がある。豊富な天然資源、教育を受けた高生産性の労働力、戦略的立地に恵まれ、その恩恵を大いに受けることができる。紅茶、シナモン、コショウなどは世界で最も優れていると言われ、これらに付加価値をつけてチャンスを生かさなければならない。
・農業生産性向上とトレーサビリティー改善への技術の導入により、長期的に利益をもたらす価値を生み出すことが可能。
・多くの鉱物資源にもチャンスがある。鉱物のそのままでの先進国市場への輸出を段階的にやめ、付加価値をつけて輸出すべき。

東南アジア諸国では、輸出多様化が数十年にわたる経済向上に大きく貢献しており、スリランカはこれに倣わねばならない。実現に政府と民間企業が手を携える必要がある。政府は、民間企業の新たな取組みを支援し、戦略的に重要な産業への外国直接投資(FDI)に魅力的なインセンティブを提供する。
産業の最も大きな問題はエネルギーコストの高さ。発電の多くを化石燃料によっているのは悲しむべきこと。電力コストの大幅な上昇に加え、環境にも大きな悪影響を及ぼす。
 2030年までの発電の70%を再エネで賄う目標は、一致団結すればさらに早く達成することが可能。産業界はクリーンで安価な電力の恩恵をすぐに享受できるようになる。
・規制の合理化や政策の一貫性の維持などビジネス環境整備に必要な問題解決を急ぐと約束する。

・コロナ危機によりヨーロッパではロックダウンを検討する国もある。我が国の観光産業や輸出品への世界需要に影響を与える可能性。
・グローバルサプライチェーンの制約は、全産業に影響。エネルギーコストや輸送コストは急激に上昇し、世界的な品不足と価格上昇、インフレをもたらしている。
・これらの問題による経済的影響はスリランカにも影響を与え続ける。この状況に対処し、国を繁栄への道に導くため、特に短期的には不評を買う政策介入が必要になる。批判は承知しているが、他に選択肢はなく理解して欲しい。昨年から続く特定輸入品の輸入制限などいくつかの政策介入は有益な結果をもたらしている。
・品質低下や人為的不足を引き起こして短期的利益を得るのではなく、国際競争力を持つ高品質の製品を生み出す新産業を創るよう努力することが、誰にとっても有益となる。

大統領は年間代表輸出企業 “Exporter of the Year” を表彰。
アパレル縫製大手の MAS グループ と Brandix グループ が、それぞれ2019年度と2020年度の代表企業として表彰された。

JICAの支援による、気象観測・予測・伝達能力向上プロジェクトが開始。
日本人専門家の派遣や必要機材提供などの技術支援により、スリランカでの天気予報伝達方法を合理化。

グナセカラ駐日スリランカ大使のインタビュー。

【同大使の発言】
・今年1月に就任した頃は、ライトレール輸送(LRT)事業計画の中止により、進行中の事業を除いてJICAの支援プロジェクトが凍結されていた。しかし今月、約11か月ぶりに新規プロジェクトの検討評価を行った。
丸紅とは北西部マンナールの200MW風力発電所(投資規模3.75億米ドル)を協議。同社電力部門も再エネプロジェクトを検討。
・日本の多くの優良企業によるスリランカへの投資を希望。国際協力銀行(JBIC)の支援も得て、丸紅のような企業が信頼を寄せてくれれば、中小企業も続く。これまでに5〜6社と仕事をしたが、丸紅がその第一号になればと思っている。
・経済を通じた外交関係強化が政府方針であり、日本は非常に重要な国。

・日本の円借款は、0.1%の低利で返済期間は40年間。金額は大きいが高品質で、返済猶予期間には柔軟に対応してくれる。
・他国融資は返済まで10年しかなく、事業完成に10年はかかるので現実的ではない。事業完成直後で収入を得ていない段階で融資返済期限を迎えるジレンマに陥っている。
長期ローンを組んで、日本を最優先にしなければならないと国民を啓蒙することが重要。日本の支援は見返りを求めない誠実なもの。例えば、スリ・ジャヤワルダネプラ総合病院、国会議事堂、ルパヴァヒニ国営放送局への支援など。
・今年初め、日本政府にコロナワクチンへの支援を要請。LRTの問題があったが日本側はその要請を受けてくれ、ワクチンを無償で提供してくれた。
日本は規律や法を尊重するユニークな国で、法律による必要はない。人々は互いに尊敬し合い、大きな仕事も小さな仕事も頭を下げてやり遂げる。我々はこれを日本から学び、役立てることができる。

来年3〜12月、日本からスリランカへの観光客5万人(*2019年実績)を超えたい。日本の旅行会社をスリランカ側と結ぶオンラインイベントを開催しており、今後もプロモーションを続ける。
 日本の高齢化社会を見据えたウェルネスとアーユルヴェーダ、エコサファリ、仏教文化の3分野による観光を進める。
ASEAN 5か国に続き、「特定技能」資格試験の承認を得た。2月に最初となる試験が介護福祉士分野で行われ、その後毎月試験を実施。
 現在はスキル労働者は主に中東で働くが、より高給で生活の質が高い国に誘導する方針で、日本は優先国。来年末までに500人/月のスリランカ人が日本に出稼ぎに来ることを目指す。
在日スリランカ大使館に登録されている在留スリランカ人は3万人。今後5年間で倍になると予想。

Kida
Kida

日本への感謝も随所に。
特定技能など日本でのスリランカ人の雇用、日本人観光客の誘致など、
楽観的な見通しと目標かとは思いますが、重視している分野の一つと読めます。

エコノミストのツイート。

「国外出稼ぎ労働者からスリランカへの送金は、2021年10月は前年同月からほぼ半減。
道徳的な説得で為替をコントロールしようとしても無駄であり、送金者はおそらくより良いレートを得られるインフォーマルなチャネルを利用しているのだろう」

シンクタンク Advocata Institute がセミナーを開催。

エコノミストは講演で、
「スリランカ経済はこれから危機に飲み込まれようとしているのではなく、その真っ只中にいる。
国営企業改革が急務で、早急な改革の実施に国民的合意を形成しなければならない。
現在の不安定なマクロ経済は、国が20年近くにわたり経済構造改革を実施してこなかったことによる。コロナ危機が長期にわたるスリランカ経済の根本的弱点を露呈させた」と主張。

国営企業改革部分のスライド↓。

11月だけでガス漏れによる爆発事故が4件発生。
ガスボンベ製品の安全性に疑問を寄せる声があるが、
大手ガス企業トップは消費者の知識不足や不適切な使用方法などが原因と主張。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

だね。

ストゥティ! (ありがとう!)

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