経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年11月11日

アーユーボワン!

今週初めから続くスリランカ全土での大雨。
各地で冠水、洪水や地滑りなどが発生。少なくとも25人が死亡。

昨日朝のケラニ川。増水しとった。

そんななかの筆者、
一昨日は中部クルネーガラへ行く予定だったのですが、
辿り着く道路がすべて水没、でアウトー。

予定変更でニゴンボ周辺を1日回ることに。仕事です!

で、昨日は南東部エンビリピティヤへ遠征。
片道5時間を日帰り、ほとんど車移動。。。

久々にキングココナッツを飲みやした。
長く飲んでいないポカリと同じ、と思ってしまったワタシの味覚。もうバカ舌。

たまりにたまった記事 3日分、半目で読んでサラッと、で。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者547,346人(前々日比 2,090人増)
死者:13,908人(前日比 52人増)

1日あたりの感染者数はほぼ700人。微増傾向。

スリランカのビジネスニュース

中央銀行は、10月28日(木)に発表した輸出収益外貨のスリランカルピーへの新たな換金規則の必要性を強調するプレスリリースを発表。
【リンク】中央銀行プレスリリース

【中央銀行プレスリリース】
・原材料などの輸入比率が高い輸出企業が不利にならないようにしつつ、外貨建債務などの支払いを満たすもの。
・新規則により、国内市場の外貨流動性を高めて、輸入品購入、国外での教育、海外旅行、医療費などの支払いに必要な外貨を適正な為替レートで入手できるようになる。
輸出企業がその事業を通じて国に入る外貨がルピーに換金された時点で国に利益が発生する。
 政府は輸出企業のために様々な税制優遇措置やメリットを提供し、輸出企業はそれを享受している。新規則で期待される成果が実現することで、政府は輸出セクターへの優遇を継続することができる。
・すべての外貨収益のスリランカ本国への送金と換金の向上は為替レート安定につながり、マクロ経済と金融システムの安定を支える。

【10月28日(木)発表の新規則】
・これまでに課せられていた、輸出収益として得た外貨のうち25%以上をルピーに換金する規制を緩和。
以下の用途での外貨の利用を可能とし、この残額をルピーに換金する。
a) 現取引による国外送金
b) 許可された外貨建紙幣の引出し
c) 債務処理費用および外貨建ローンの返済
d) 1か月間のコミットメントを含む物品の購入およびサービスの取得
e) 受け取った輸出収益の10%を上限としたスリランカ開発債(SLDBs)への外貨建投資での支払い
【参考】2021年10月30日のニュース

Kida
Kida

詳細や運用はよくわからないのですが、
知人の経営者から聞いたところでは、
輸出支払いの外貨の入金後、銀行に、外貨支払いが必要なものの証拠書類を提出して、そのほかはルピーに強制換金、だと。
企業側、銀行側の手間も相当、ルピーに換金、で
「こんなの続けられん」と話してました。

こちら↑がホントの運用かはわかりませんので、
皆さま各自でご確認ください!

ガマンピラ・エネルギー大臣は、
灯油の需要が倍増し、550トン/日が販売されていると述べた。

同大臣によると、軽油よりも安価なことから、
大規模工場の機械や船舶のほかバスでも燃料として灯油が利用されているほか、
不足するLPガスの代替品としても購入されている。

日本のニュース。

「スリランカで設立する仮想通貨取引所に投資すれば利益を得られる」
などと2,500人から約10億円の投資を無登録で募ったとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕。

Kida
Kida

この方たちをご存知の方々もおられるようで。。。
仮想通貨、今んとこスリランカ政府は認めない動きですしねぇ。

スリランカ最大の Eコマース運営企業 Kapruka.com は、
新規株式公開(IPO)による コロンボ証券取引所(CSE)への上場を計画。
5億ルピー(約2.5億円)を調達し、技術やインフラのアップグレード、輸出拡大に活用する。

ノンバンクのプライマリーディーラー Capital Alliance Limited (CAL) も IPOによる CSE への上場を目指すと発表。
株式の12.5%を新規公開し、約4億ルピー(約2億円)を調達する。
同社は投資銀行 Capital Alliance Limited (CAL) グループ の証券部門。

Kida
Kida

続々とIPO。今年、多いですねぇ。

建設大手 Access Engineering PLC は、
コロンボ南西カルタラ県マトゥガマのアスファルト材製造工場を拡大。
同工場の生産能力は1時間あたり160トン以上となり、国内最大に。

政府が推進する「10万km地方道路開発プログラム」などの建設事業に供給を拡大。

情報通信大手 Sri Lanka Telecom PLC は、2021年第三四半期(7〜9月)の決算を発表。
電話からテクノロジーへの変革、スリランカのデジタル化への移行
を進め、コロナ危機のなかでファイバー接続網を拡張、4Gネットワークを拡大して利用者の選択を得ている。

連結売上高: 前年同期比 16%増の 266.5億ルピー(約133.3億円)
税引前利益: 前年同期比 53%増の 40.0億ルピー(約20.0億円)

タバコ製造販売国営企業 Ceylon Tobacco Company PLC は、2021年第三四半期(7〜9月)の決算を発表。
コロナウィルス感染拡大によるロックダウンが影響し、売上・利益とも減少。

連結売上高: 前年比 29%減の 317.1億ルピー(約158.6億円)
税引前利益: 前年比 27%減の62.2億ルピー(約31.1億円)

コングロマリット Hemas Holdings PLC は、2021年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。
売上高は増加したが、類を見ない投入コストの上昇と為替変動によりグループ収益が圧迫されたと発表。

連結売上高: 前年同期比 15%増の 198.3億ルピー(約99.2億円)
税引前利益: 前年同期比 25%減の 14.6億ルピー(約7.3億円)

スリランカのポリティカルニュース

100日以上にわたってストライキを続ける教員の労働組合トップは、
首相が教員給与の増額を受け入れ、12日(金)に国会に提出する2022年度政府予算案に増額給与分を盛り込むことに合意したと述べた。

教員のデモの様子↓。

Kida
Kida

これまでの給与交渉の経緯、給与水準など、勉強不足が多いのですが、
また政府財政圧迫へ。ほかの国営企業とかもやり出す可能性も。
長いストで子どもたちが犠牲になり。

野党 SJB は、11月16日(火)に政府に対するデモ行進を全国で計画。

これに対し大統領は、
ロックダウン後の平常活動に戻るなか、野党の抗議デモ活動でコロナウィルス感染が再拡大、ロックダウンがまた課せられる恐れがあり残念だ
と述べ、
国民と経済への深刻なダメージを考えて国の将来のために正しい行動を支持するよう呼びかけた。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

和む。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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