軟禁生活50日目。
50日かー。この間に子どもなら 5cm くらい身長が伸びてるかもしれん。
外出禁止中のたしなみとして毎日の発行を踏ん張っている弊ブログですが、なんと、、、
○ スリランカでフリーペーパーの製作・運営、ウェブでの情報発信、などを手がけている、みんなが頼るメディア、 Spice Up さんのウェブサイトで、
「自宅で学べるオンラインレッスン・動画コンテンツ」の「ビジネスブログ」として!
○ 『スリランカ案内人』うっちゃんさん が、スリランカの観光ほかの情報をさまざまな切り口でご紹介している スリランカ・トラベル さんのウェブサイトで、
「スリランカおすすめ情報サイト2選+1!」として!
それぞれ弊ブログをご紹介いただきました!
ご紹介いただいたサイトとともに、今後とも弊ブログをご覧いただけますと幸いです!
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 835人(前日比11人増)、死者 9人(増減なし)。
あさって 5月11日(月)から市民生活の再開となるが、リスクが去ったわけではない。保健衛生の指示を固く守るように。
5月11日(月)以降の市内活動への指示はこれから出す、って、はよ出してくれ。。。
陸軍がガンガラーマ寺院の消毒防疫作業を実施。陸軍の「化学・生物・放射性物質・核・爆発物」部隊が作業。ものものしい。。。コロナ恐るべし。
スリランカのビジネスニュース
スリランカの 4月末の外貨準備高は、前月末から 3.5億米ドル減少し、71.8億米ドルに。
2月末から 3月末は 4.1億米ドル減、減少額は若干改善。
世界保健機関(WHO)は、個人防護具(PPE)・検査施設機器・テストキットなど 1.5億ルピー(約9,000万円)相当の医療機材をスリランカに供与。
大統領が観光業の再活性化を経済再建の方策の一つとしてあげているなか、観光省は、業界の運営ガイドラインの草案(以下抜粋)を作成。
なお、大統領は、大統領タスクフォースの会合のなかで、外国人に発行するビザを、健康証明書付とするよう発言。
・握手・ハグを避け、ソーシャルディスタンス(少なくとも 1m)を守る。
(胸の前で手を合わせる伝統的な挨拶を奨励)
・宿泊者との面会への部外者のホテル立入りを避ける。(飲食店への立入りも含む。)
・レストランの座席配置はソーシャルディスタンスを考慮。食器類はゲスト着席後に配置。
農業・漁業の年金受給者に、手当 5,000ルピー(約 3,000円)の支払い措置。対象者は、5月11日〜15日に郵便局で受取り可能に。
年金は郵便局経由で支払われるんですね。口座なんてないよな。現金&手記録、なんだろうな。
閣議にて、コロナ危機により給与支払いなどの財政危機に陥ったいくつかの国営企業(記事中には以下3社に言及。)の救済措置を承認。
・国営卸売・小売チェーン Lanka Sathosa:定期的に財政難に、都度税金で救済
・紅茶農園 Janatha Estate Development Board:赤字紅茶農園を複数経営
・国営建設会社 State Engineering Corporation
各社への一言説明が辛辣。記事中には「多くの民間企業が労働者の給与をカット」との一文もあり、国営企業への支援への批判姿勢が垣間みえます。
統一国民党(UNP)の前国会議員であり経済学者である ハーシャ・デ・シルバ博士 は、
コロナ危機により100万人以上が失業者となる可能性があり、国家安全保障の問題となる恐れがあると述べた。
博士は、都市部の日給所得者が最も脆弱な立場で、約170万人にのぼるとしている。次に脆弱なグループは、トゥクトゥク運転手から電気技師・配管工のような便利屋に至る自営業者で約260万人、と指摘。
記事中に、「公務員はこんな状況でも自動的に給与入るからいいけど」って一文がチクリと。。。スリランカでも公務員最強。(ワタシも元公務員。あれ、人生外れてる。。。)
日給ニコニコ現金払いの人、ヤバいよな。貯金なんてしてるわけないし。
あと、スリランカの都市部の人たち、平気でえげつない利子のローン組んで、車やトゥクトゥクを買うんですよね。「売るときに値段下がらないから」と言ってたんですが、今は UBER も PickMe も営業できなくて回収できないし、こうなるともう買い手もいないし。ピンチやで。
今日は中国のプレゼンスを感じる報道の数々が。
政府は、主に南部における 10か所・105km にわたる道路整備のため、中国開発銀行 から 150億ルピー(約90億円)の融資を受けることを承認。
昨晩、中国からの医療機材支援 第3弾 の一部として、検査キット 30,000個と使い捨て個人防護具(PPE)12,330セットが上海から到着。
中国からスリランカへの投資は「債務の罠」として描かれるが、本当だろうか? と債務・環境・労働を検討して、「一帯一路」を最大限活用しろ、との論説。
【債務】
中国は2006年から2019年までの間に120億ドル(約 1.29兆円)近くを投資したのは事実だが、スリランカの中国に対する債務はGDPの 6%に過ぎず、むしろ、スリランカは一般的な債務問題を抱えており、国際金融市場や世界銀行などの多国間金融機関に対してGDPの約27%の債務を負っている。
【環境】
ハンバントータ港など初期のプロジェクトでは環境基準を満たしていないとの批判あり。ポートシティでも漁業資源の減少などの影響。一方、最近では環境技術の活用、漁業支援などに着手しており、スリランカ政府側が環境関連の法や規制権限の整備をしなければいけない。
【労働】
スリランカの中国人労働者は約 7,500人、総労働力の0.1%。中国のプロジェクトではスリランカ人労働者を多数採用。不法就労者の大半はインド・パキスタン人。スリランカ人建設作業員は中東の出稼ぎに出てしまい、むしろ国内の建設現場では人手が不足。中国人労働者がそれを補う。
スリランカ大手商業銀行 Hatton National Bank PLC が、オンラインショッピング・Eコマースのサイト、AppiGo の立上げを発表。
まだ発表されたばかりなので参加店舗もわかりませんが、スーパー・レストラン・ベーカリー・医薬品などをオンライン注文できて、既存の配達業者などと組んでデリバリーするよう。ほかのサイトとの差別化はこれから、のようですが、金融機関発なんで、決済方法などはいろいろと工夫してくれたり、独自のサービスが出てくるかも。
大手まで参入してきた。
ソフトウエア開発 EFutures (Pvt) Ltd 社 が、合皮製造メーカー Global Vinyl (Pvt) Ltd 社に、クラウド(AWS)上でワークする SAP管理システム を開発・納入。
この EFutures (Pvt) Ltd の社長さんと友達なので、「おっ!」と思って紹介しただけなんですけど、、、技術的な記事内容はよくわかりませんでした。。。
スリランカには、ソフトウエア開発・AI・RPA・ロボットなど、分野・レベル・要望に応じて対応できる 優秀な IT企業が数多くあります。 で、、、インド人ほどめんどくさいことも言いません。
エンジニアは優秀かつ英語堪能な人ばかりなので、単価も高い欧米企業からの仕事を受けている会社がほとんど。EFutures (Pvt) Ltd も、顧客の多くはヨーロッパ(特に北欧)企業だけど、社長さんは「日本企業ともぜひ仕事したい!オフショア開発させてくれ!」と熱望中。
日本の会社との協業の場合、単価はもちろん抑えられるんですが、日本語不可(← そもそも勉強するモチベーションがない。。。)の前提でどう東南アジアの企業との比較でメリット出るか、が課題。
地質調査・採掘当局(GSMB)は、砂利およびその他鉱物(ミネラル)の新たな輸送ライセンスを 6月から導入すると発表。
法規制により、輸送・輸出・販売にはライセンスが必要だが、その過程が複雑すぎるため違法行為が多発しており、簡素化する。窯業業者によると、自社の土地での採掘でも 16もの当局に申請をする必要があり、原材料を他社から、または輸入により購入。
規制の全貌なんて見えなさそう。。。ノリタケさんとかどうしてるやろ。。。
窯業とは別になりますが、スリランカは鉱物資源が豊富。「ダイヤモンド以外はなんでも採れる」という人もいるくらい。純度の高いグラファイト、イルマナイトや金鉱石などはよく聞かれます。
スリランカのポリティカルニュース
アメリカ連邦政府の 3月公文書による 国籍放棄者のなかで、ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領の氏名が掲載。
大統領は、昨年11月の大統領選挙立候補時に、アメリカとの二重国籍により立候補者としての資格を問題視されていた。
大統領は 6日(水)、アメリカのロバート・オブライエン国家安全保障顧問と協議と、アメリカ国家安全保障会議(NSC)がツイート。コロナ対策についても協議、トランプ大統領からスリランカが必要とする人工呼吸器を提供するとの申出。
アメリカも各国への支援を強化している印象。米中の駆け引き???
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
比較の意味がわからないが、関西の人には一番しっくりくるんだろう。デイリースポーツの 1面が物語っている。
軟禁生活は続く。
ストゥティ! (ありがとう!)
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